元恋人の首を刀で「切断寸前」まで切りつけ殺害。男に有罪判決、米カリフォルニア

    事件が起きたのは2022年9月。当時、被告には被害女性への接近禁止令が出ていた。2人が路上の真ん中で口論になった末、被告は刀を持ち出し、女性を切りつけたという。

    米カリフォルニア州、サン・カルロスで元恋人の首を刀で切りつけて殺害したとして11月20日、被告の男に第一級殺人罪の有罪判決が下った。CBSニュースなどが報じている。

    ホセ・ラファエル・ソラーノ・ランダエタ被告(34)は2022年9月8日、カリーナ・カストロ(27)さんの自宅前で、口論の末、カストロさんの首を刀で何度も切りつけた。

    事件は路上の真ん中で起き、目撃者もいた。地元メディアによると、カストロさんの頭部は「切断寸前」だったという。

    事件までの数日間、2人はソーシャルメディアで激しく言い争っていたと地元メディアが報じた。カストロさんがランダエタ被告を「小児性愛者のレイプ魔」と呼んだことに対し、ランダエタ被告は背中に刀を背負った忍者の絵文字を送っている。

    地方検察は、ランダエタ被告が激怒し「復讐」としてカストロさんの殺害に至ったと主張。事件当時、ランダエタ被告にはカストロさんへの接近禁止令が出ていた。

    弁護側は、ランダエタ被告は統合失調症を抱えており心神喪失だったと無罪を主張していたが、精神鑑定の結果、責任能力があるとして裁判が再開された。

    2人の間には子どもが1人おり、カストロさんにはもう1人娘がいる。子どもたちは、路上で2人が口論する様子を見ていたという。

    カストロさんの父親は、カストロさんは「無私」の女性で、「子どもたちを何よりも愛していた」と語った

    ランダエタ被告には今後、懲役26年から最高で終身刑が言い渡される可能性がある。

    サムネイル画像:Getty Images