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障害のある愛猫への「気持ち悪い」の声、聞いた飼い主の涙を誘う一言

片目が癒着して見えなくても、愛情の深さは変わらない。

障害があるのは、人間だけじゃないーー。当たり前のことをハッと気づかせてくれる、猫ちゃんの写真があります。

Twitterに「気持ち悪い猫とか言われたことあるけど、めちゃくちゃ可愛くて大切な子!!」と投稿された2枚の画像。

その猫ちゃんは、ある障害がありながらも、他の家族と同じように生活を送っています。

ツイートは、約1万のリツイートに加え、14万以上の「いいね」を集めています。

そして、リプライ欄は「みんな大切な家族ですよね。それぞれ個性があって、みんな同じ家族」「オンリーワンの存在ですね」など、愛情たっぷりのコメントで溢れています。

猫ちゃんの名前は桃子ちゃん。2年前、子猫の頃に飼い主さんが保護し、現在に至ります。左目が癒着して見えない障害があります。

友子ちゃんとお兄ちゃんさんのTwitterより / Via Twitter: @2oniTomo

BuzzFeedは飼い主である、友子ちゃんとお兄ちゃんさんを取材しました。

友子ちゃんとお兄ちゃんさんのTwitterより / Via Twitter: @2oniTomo

もともと猫やフェレットを飼育していた飼い主さん。はじめて桃子ちゃんと会った日をこのように振り返ります。

「間近で目の癒着が酷い子を見たことがありませんでした。保護した時、大丈夫なのか、不安も重なりドキっとしました。でも、この子を守れて良かった、絶対に幸せにする!と思い、力が湧いてきました」

それから桃子ちゃんは、小さい身体ながらも手術や治療、毎日の目薬に耐え、約1年ほどエリザベスカラーを装着して生活していたのだとか。

活発に遊びたい時期に治療を頑張った健気な姿と、赤ちゃんのように抱っこをしていると、脚で毛布を「ふみふみ」しながら甘えてくる可愛い仕草ーー。

今までの生活で、そんな姿が記憶に残っているといいます。

実は予想外のコメントも。

今回の写真は、ブログ用に撮影したものでした。可愛く撮れたため、Twitterのフォロワーに向けて、何気ない気持ちでツイートしたといいます。これまで桃子ちゃんの写真が拡散したことはなかったからです。

気づくと、予想に反して多くリツイートされ、好意的なコメントがたくさん寄せられました。

「大多数の人は勇気をくれたり、温かいコメントを書いてくれたりしました。また、障害のある猫ちゃんと暮らす飼い主さんが、我が家の猫自慢をツイートしてくれたこともあり、盛り上がっていました」

一方、拡散によってフォロワー以外のたくさんのユーザーたちにも投稿が届くことに。そのため、とても少なかったとはいえ、一部のユーザーには心ない言葉を寄せる人がいました。

「拡散したため、フォロワーさん以外の目にとまったら、『気持ち悪い』『怖い』などと言われると途中から思いました。でも、数人ではありましたが、『閲覧注意に該当すると思う』『公共の場に垂れ流すのは自己中心的、ツイ主の浅慮にイラっときた』などの意見を言われました」

「『投稿が不快だということを忘れてはいけない』などの言葉もあり、知ってもらうことや伝えることの難しさを感じました」

片目に障害があるだけで、他の猫には言われないであろう「大切にしてあげてくださいね」「長生きできますように」との悪気のないコメントも目にし、悩んだそうです。結果として、自分の意思が固まるまで、桃子ちゃんの障害がはっきりわかる写真を、Twitterにしばらくの間アップするのはやめようと決めました。

とはいえ、桃子ちゃんを見て「元気をもらった」とフォローしてくれたユーザーもいれば、「障害がある動物がいるとは思わなかった。考えることができた。かわいい」などとコメントをくれた若い世代もおり、とても励まされたといいます。

「たくさんの温かい言葉をいただき、言い方は適切ではないですが『見慣れてもらうことや、知ってもらうこと』は大切だと思いました」

「気持ち悪い」「怖い」と思うかもしれない。でも...。

「その感情をおかしい、ダメとは思いません。ただ、言葉としてあえて相手に伝える言葉なのか、今一度考えてみてほしいです。自分の大切な人が同じように障害を持ったとき、治したくても治せない障害だった時に、言われたらどう思うでしょうか」

「桃子は猫ですが、大切な愛しい私の家族です」

アップデート

文章の表現を一部変更いたしました。