阪神淡路大震災から25年。あなたはこれからの首都直下型地震にどう備えるか。

    1995年1月17日に起きたあの揺れから25年。これから30年の間に70%の確率で起きるといわれている首都直下地震に、阪神淡路大震災の学びを活かすことはできるのか。

    阪神淡路大震災の発生から今日で25年。

    1995年1月17日。午前5時46分。

    戦後初めての大都市直下型地震が、兵庫県神戸市周辺や淡路島を襲った。

    震源の深さは16km。規模はマグニチュード7.3。

    戦後では、東日本大震災(震源の深さ24km。マグニチュード9.0)に続く大きな人的被害を出した地震だ。

    25年前の光景を、振り返っておきたい。

    ブレーカーを落とさずに避難したことによる通電火災が285件あったとされている。

    たくさんの地点から出火して煙が上がっている。

    地震直後の街の様子。

    赤ちゃんを抱いて歩く人。

    地震のあとで起きた火災で焼け落ちた家

    救助に出動した自衛隊員ら。

    地震により傾いた建物が相次いだ。

    がれきの中をベビーカーを持って歩く男性。

    激しい被害を受けた建物を、重機を使って解体した。

    給水車に並ぶ人々。水道が止まったことで、消火活動にも大きく影響した。

    政府は、今後30年の間に70%の確率で首都直下型地震が起きると想定している。

    想定では、最悪の場合、死者はおよそ2万3,000人。

    経済被害はおよそ95兆円に達する見通しだ。一方で、建物を耐震化し、火災対策を徹底すれば死者数を10分の1に減らせる可能性はあるという。