起立性調節障害で朝起きられなくても。中学校1年生が作る、飾り切りがこちら。

    もともと家や風景の模型作りが好きだった娘さん。フルーツの飾り切りは部活で教えてもらったのだと明かします。

    病を抱えて、朝起きられなくても。

    13万以上のいいねを集める4枚の写真があります。

    画像には「娘がここ1ヶ月ほど自律神経の失調で学校休みがちだったり色々厳しい日々が続いてるのですが、そんな娘がいま青春を燃やしてるのが果物の飾り切りなので見てやってください」と添えられ、投稿されています。

    ツイートをしたのは中学校1年生の娘を育てる、胡麻さんです。

    注目の飾り切りとはどんなものなのでしょうか。

    寸分の狂いなく、切られたチェッカーフラック柄の梨や

    胡麻さんのTwitterより / Via Twitter: @GotoSesame

    梨の白鳥も。さらには……

    胡麻さんのTwitterより / Via Twitter: @GotoSesame

    木の葉まで。なんて繊細な線なのでしょう。

    胡麻さんのTwitterより / Via Twitter: @GotoSesame

    BuzzFeedの取材に「学校の部活で教わってきたそうです」と答える胡麻さん。詳しく話を聞いてみました。

    胡麻さんのTwitterより / Via Twitter: @GotoSesame

    (写真は部活で最初に作ったもの)

    現在娘さんが抱える病についてこのように話します。

    「起立性調節障害(OD)という思春期によく見られる病気で、午前中は頭痛、めまい、腹痛、低血圧と頻脈が続き、ひどいと朝起きられません。午後は元気になります」

    日本小児科学会の資料によると、小児では軽症例を含めると中高学生の約10%といわれていて、中高生の合計で約70万人と推測されているといいます。

    この活動について、本人はなにを思っているのでしょうか。聞いてもらいました。

    「『やるたびに少しずつ、より薄く切れるようになるなど、うまくできるようになるので、上達が楽しくてやっています』とのことです」

    写真を見ると、線など、繊細な作りのようです。どのような包丁を使っているのかと尋ねると。

    「普通の果物ナイフ(包丁の小さなもの)です。今回バズってしまったのでカービングナイフを買う約束をさせられました。今から買います」

    小学校の頃は家や風景の模型作りが好きだったと話します。

    娘よ…おまえ何の模写やってるの…

    胡麻さんのTwitterより / Via Twitter: @GotoSesame

    「不要な厚紙で、家や庭園から戦車まで色々な物作っていました。また、親の影響か絵はずっと描き続けています。オリジナルより模写が好きなようです」

    娘さんが青春を燃やすほどに取り組んでいる飾り切りを、親としてどのように感じているのでしょうか。

    「『青春を燃やす』というのは、言葉の綾で、実際のところ体調の良い空き時間に気晴らしでやっていることなので、いいんじゃないかと思います」

    「年齢によって夢中になるものは変わってきましたが、無心で手を動かして物作りをすることは彼女の精神の安定にすごく役立っているようなので、その時々でやりたいことを勝手にやらせています」

    この投稿には13万以上のいいねが集まり、リプライでは同じように起立性調節障害と向き合っている人や過去に罹っていた方からの声が寄せられています。

    最後に、同じような境遇で学校を休まれている方やその親御さんへメッセージを聞いてみました。

    「今回コメントをくださった方々も口を揃えて言われていましたが、たとえ一時的に学校へ行けなくても、今は家で勉強もできますし、人生のどこかで必ず失地回復できるので、決して焦らないようにしてほしいと思います」

    「ともすれば夜ふかし朝寝の、怠け病と誤解されることも多いようですが、れっきとした病気なので、ちゃんとしたお医者さんに診断してもらって、周囲の方の偏見を取り除いてあげてほしいとも思います」