激動の1年だった2020年。 私たちの生活とともにあった、12枚の写真。

    あなたは、いくつ思い出せる?

    誰も予期していなかった出来事だらけの2020年。みなさんにとって、どんな1年でしたか?

    世界中で感染が拡大した、新型コロナウイルスで、人とのコミュニケーションや生活様式が一変しました。

    感染症や環境問題。スポーツ、そしてエンターテインメントの新たな楽しみ方にいたるまで。

    この1年を記録した世界最大のデジタルコンテンツ提供・管理会社Getty Imagesが2020年を切り取った12枚の写真とともに、振り返ってみましょう。

    ロックダウンしたパリで、エッフェル塔の近くをパトロールする警察官=2020年3月17日

    中国湖北省武漢の自動車工場で、2メートルの距離を置いて昼食を食べる従業員ら=2020年3月24日

    新型コロナウイルスの感染拡大でロックダウンとなったインドでヒマラヤが見えるように=2020年4月3日

    イタリア ベニスの運河で、魚が泳いでいる様子=2020年5月2日

    捨てられたマスクやビニールがウクライナの公園に散乱し、汚染の原因に=2020年4月4日

    自宅で自作の人形を使いトレーニングするドイツのフェンシング選手=2020年4月9日

    自宅のプールでトレーニングするオーストラリアの五輪カヌー選手=2020年4月18日

    WHOとGlobal Citizen主催で行われたチャリティーコンサート「One World: Together At Home」=2020年4月18日

    人通りのないニューヨークのタイムズスクエアで、サックスを演奏する男性=2020年4月24日

    MTVビデオ・ミュージック・アワードに奇抜なマスク姿で登場し、ベスト・コラボレーション賞を受賞したレディー・ガガ=2020年8月

    ファンをスタジアムに入れずに行われたマンチェスターVSリヴァプールの試合=2020年7月2日

    パリで開催されたファッションショー。ゲストはスクリーン上から参加した=2020年9月30日

    日本で報道フォトグラファーとして活動するカール・コートさんは、現場からこのように声をあげます。

    「2020年2月3日、横浜港に『ダイヤモンド・プリンセス号』が到着した際には、ここまで新型コロナウイルスの感染が日本国内に広がるとは思っていませんでした」

    「徐々に感染が広がり、全国への緊急事態宣言が発令されてからは、ゲッティイメージズのフォトグラファーの国境を超えた派遣ができなくなり、日本国内のフォトグラファーは私だけになりました」

    「私は、ゲッティのフォトグラファーとして、日本における新型コロナウイルスの猛威を伝える責任があると強く感じました。年間3000万人以上の観光客が訪れる浅草寺から人が消え、マスクやトイレットペーパーの買いだめによりスーパーや薬局の商品棚は空になりました。空っぽになった新幹線のホームや空港、その一方で、1日の利用者が37万人を超える品川駅や東京駅では、変わらず通勤しているマスク姿の通勤者たちの光景が印象的でした」

    「撮影のリスクについては、これまでのテロ現場での経験値を活かして、俯瞰して自分がどのように立ち振る舞うべきかを考えながら動いています。今後も日本国内の状況をストーリーのある写真で伝えていきたいと考えています」