🍑注意:少しだけネタバレを含みます! 🍑
1. タイトルは「パラサイト」ではなく「デカルコマニー」になる予定だった。
2. 半地下のキム家がある街は、全てセット。映画のキーとなる「におい」までリアルに演出するため、生ゴミを置いたり、本物のハエや蚊を飛ばしたりしていた。
3. パク家の豪邸もセット。韓国・チョンジュ市内の空き地に作られた。2階はCG加工。家の各部屋のセットは、撮影スタジオにそれぞれ製作したという。
4. ポン・ジュノ監督がストーリーの構想を始めたのは2013年。最初は舞台に向けて作るつもりだった。
5. 映画のストーリーは、ポン・ジュノ監督の実体験がもとになっている。
6. ギテク役のソン・ガンホとギウ役のチェ・ウシクは、映画の内容を知らないまま出演を引き受けた。2人とも、過去にポン・ジュノ監督の作品に出演している。
7. ギジョン役のパク・ソダムも「ソン・ガンホの娘役を演じる」こと以外、映画の内容を知らないまま出演を引き受けた。
8. 撮影前、主演のソン・ガンホが脚本を気に入るか、ポン・ジュノ監督は不安だったという。ソン・ガンホが気に入らなければ、映画をお蔵入りにするつもりだった。
9. ギジョンがギウの大学入学証明を偽造するシーンで、セリフでは「ソウル大学(に文書偽造学科があればな)」だが、英語字幕は「オックスフォード大学」になっている。
10. ポン・ジュノ監督は撮影中、頻繁に自ら実演して演技指導していた。
11. ストーリーの構想中、監督はここまで多くの水が作品に必要だとは思っていなかった。しかし、結果的に映画のテーマと深く関係したと語っている。
12. パク家の家政婦、ムングァンを演じたイ・ジョンウンは、ポン・ジュノ監督作品『オクジャ』のオクジャの声も担当している。
13. 洪水で水浸しになったトイレの上で、ギジョンがタバコを吸うシーン。トイレから下水を溢れさせるために、美術スタッフは水圧の調整に苦戦したという。
14. サウンドトラックの一曲「Soju One One Glass」は、ギウ役のチェ・ウシクが歌っている。ポン・ジュノ監督と音楽担当のチャン・ジェイルが共作した。
15. ギウが、パク家の豪邸を購入するところを想像するシーンで、映画は終わる。しかし、ギウの稼ぎでは実際に豪邸を買うまで540年かかる計算になる。
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:髙橋李佳子