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「離婚=失敗」とは思わない。人気モデルが離婚を記念して"指輪"を作った理由

2022年に離婚したモデルのエミリー・ラタコウスキーが、"離婚指輪"を作ったとして、話題を呼んでいます。エミリーは、その経緯を自身のSNSで語りました。

人気モデルのエミリー・ラタコウスキーがSNSを更新し、"離婚指輪(=divorced ring)"を作った経緯について明かしました。

そんなエミリーは今年3月、Instagramで手作りの"離婚指輪”を公開しました。

指輪の製作を担当したジュエリーブランド「Alison Lou」の担当者は、BuzzFeedの取材に対し、今回のコンセプトをこう話します。

「離婚は『別れ』を意味します。そのため、石もリングも2つあります。しかし、2つのリングがお互いに引き立て合うデザインになっています。私たちは、2人が別々の道を歩んでも、それぞれ輝く瞬間を与えたかったんです」

エミリーは今月、指輪を作った経緯をTikTokで話しました。

@emrata

youre not a failure for leaving ❤️

♬ original sound - Emrata
tiktok.com

「離婚指輪について、動画にするのを忘れていたので、今から説明しますね」

「指輪について発信しようと思った大きな理由は、離婚=失敗、恥と結びつけるようなコメントをたくさん見たからです」

「個人的にも、政治的な観点からも、離婚=失敗という考えには、根本的に反対です」

「歴史的にも、離婚=恥という考えが、少なくとも女性を不公平で、不幸で、ときには虐待的な結婚に追い込んできたのです」

「関係から離れるために費やす時間とお金、そして自分の強さを見つけることは、とても勇敢で、注目されるべき行為です」

「かといって、誰もが離婚指輪を作ったり、結婚式で使ったウエディングドレスをミニチュアのドレスに作り変えたりする必要はないと思います」

「次の人生のステージに進むために、みんなでそうしようと呼びかけているわけではありません。ただ、シングルマザーになった人や、一から厳しい道をやり直そうとする女性たちは、別れたからといって失敗するわけではないと、気づいてほしいんです」

SNSには、エミリーのポジティブなメッセージに、称賛のコメントが集まっています。

「すてき…!私は結婚指輪が大好きだったんだけど、別れてからは、痛みと失敗の象徴でしかなくなった。指輪を再び美しいものに変えるって、最高のアイデア😭💗」

「私は自分の決断で2度離婚している。自分の人生を不幸にしたくなかったんです。とても勇気がいるし、怖かったけど、誰にも止められなかった。いまがとても幸せ!」

「すべての関係が、永遠に続くとは限らない。だから終わることは、失敗ではない。結婚指輪を再利用した、あなたが好き💍💖」

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙島海人