日系俳優「いきなり頭を殴られた」と被害を告白。「こんなことは終わりにすべき」

    『スーサイド・スクワッド』の山城たつ/カタナ役、『ザ・ボーイズ』のキミコ役などで知られる俳優の福原かれんが3月16日、自身のインスタグラムを通し、見知らぬ男性から頭を殴られたと告白した。アメリカではアジア系へのヘイトクライムが増加している。

    新型コロナのパンデミックが始まってから約2年、アメリカではアジア系への憎悪犯罪(ヘイトクライム)が急増している

    アメリカを拠点に活動する俳優の福原かれんさんは3月16日(現地時間)、自身のインスタグラムを通し、見知らぬ男に暴力をふるわれたことを告白した。

    かれんさんはコーヒーを買いにカフェに向かって歩いていたところ、見知らぬ男性から頭を殴られたという。アメリカではアジア系へのヘイトクライムが急増している。

    「あまりにも突然の出来事でした。相手と目を合わせてもいないし、私はふつうに振る舞っていました」

    「いきなり頭を殴られ、かぶっていた帽子が飛んでいきました。私が振り返ったとき、彼は数メートル先にいました。私を殴った後も、そのまま歩き続けたに違いありません」

    「数秒ほどお互いの顔をにらみ合った後、彼は私に向かって何かを叫び、去っていきました」

    「過去にも人種差別で傷つけられたことはありますが、身体的な暴力を振るわれたのは初めてです」

    「それでも、私は運が良かったと思います。彼は私のところに戻ってきて、もう一度私を殴ったかもしれない。武器だって持っていたかもしれない」

    「この衝撃的な経験から、私は自己防衛のレッスンを受けようかと考え始めました」

    「でもなぜ『被害者』の私たちが、そんなことを考えなければならないのでしょう。加害者は、女性やアジア系、お年寄りに危害を加え、どんな満足感を得たいのでしょう」

    「加害者たちは責任を取るべきです。恐ろしい犯罪を防ぐには、私たちはコミュニティとして何ができるでしょう?」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:吉谷麟