関東のあちこちでよく見かける「きぬた歯科」の看板。
院長の顔がでかでかと印刷された看板は、2022年7月時点で関東地方の340カ所程度に設置されているそうで、関東住みの人なら一度は見たことがあるかもしれません。
そんな「きぬた歯科」の看板が、なんと鉄道模型になります。11月中には出荷予定で、すでに通販サイトでの予約が始まっています。
X（旧Twitter）でも「はい好き」「全パターンほしい」「これ見ると家に帰ってきた感がして落ち着くんよね」「きぬた歯科ウォッチャーとしての矜持がためされてる……」など大きな反響を呼んでいます。
また、フィギュアを中心としたホビーグッズを取扱うインターネット通販「ホビーサーチ」のNゲージサイズの鉄道模型の週間ランキングで1位となるなど、発売早々人気を集めています。
BuzzFeedは、製造元の株式会社ポポンデッタ事業推進本部の担当者の方に話を聞きました。
――きぬた歯科の野立て看板をミニチュア化しようとしたきっかけは何ですか？
弊社は全国展開の鉄道模型の専門店です。
小売業ではありますが、近年は模型、雑貨製品の製造も行っており、自社店舗のみならず広く一般店舗にも問屋を通じて弊社の商品を流通していただいています。
鉄道模型の情景を彩るジオラマ用品の一つとしてこちらの「野立て看板 きぬた歯科」を企画いたしました。
ジオラマを制作するにあたって、ニーズがある商品はやはり「街をながめて特徴のある目立つもの」になります。
そうなりますと、きぬた歯科様の看板ほど街で目立つものはなく、自ずと製品化候補に挙がりました。
通常模型製品ですと、この手の製品は権利関係から「似たようなデザイン」「なんちゃって製品」にすることが多いのですが、きぬた歯科様の看板に関しては唯一無二であり「似たような」では意味がないと思い、きちんと製品化の了承をいただいて、できるだけ本物に忠実に製品化することを心がけました。
――きぬた歯科公認でのミニチュア化かと思いますが、先方はどんな反応だったでしょうか？
きぬた歯科様の本業とは関係のない「模型製品の製品化」ですので、できるだけ先方のご迷惑にならないように要点をまとめて模型化の可否について問い合わせた所、その日の夜中に院長から
「初めまして。全然OKですよ！デザインをお送り致しましょうか？」
とメール3行で即答いただきました。
ご多忙な中でのこの即断即決とノリの良さに、やはりあれだけの有名な方になると違うなと感じました。そこから先はスタッフの方にご対応いただいています。
最終製品サンプルも提出済みで高くご評価いただいています。
――ホビーサーチの売上げランキングで1位になったほか、SNSでも大きな反響を呼んでいますが、どう感じていますか？
こちらのメールをいただくまで話題になっているのを知りませんでしたが、ホビーサーチさんやXをのぞいてみてびっくりしました。
みなさんやはりあの看板が気になっていたのですね。ぜひジオラマに、デスクに、飾っていただけたらと思います。
模型製造用の超高精細プリンターを使用しての製造ですので、その精度と発色の良さには自信があります。
今月中には出荷予定ですので、ご注文数にお応えできる数量を製造できるよう頑張ります。
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「野立て看板 きぬた歯科」はホビーサーチのオンラインショップから購入できます（11月13日現在予約受付中）。
