“謝罪する時に使えるスタンプ“が制作され、その申し訳なさを感じられない使い方と見た目が話題です。
「文字」では謝っているけど、形状が……。
アーティストの南村杞憂さん(@kiyunamura)が10月26日、X(旧Twitter)に「謝罪する時に使えるスタンプ作りました」と投稿したのは、メリケンサックのような持ち手をした自作のアクリル製スタンプ。
動画では手にスタンプを装備し、真っ白な紙をスタンプで殴りつけるように……一気に打つ!
“ドンッ!!”と、すごい勢いで殴った……ではなく押した紙からスタンプを離すと、そこには「この度は大変申し訳ございませんでした。」と、とても丁寧な謝罪文が力強く印字されていました。
怖すぎる……!
でも、ちゃんと謝ってえらい……?
SNSでの反応は?
SNSでは、
💬「拳で語るタイプ」
💬「陳謝の正拳突き」
💬「不本意ながら反省しております(怒)」
など、ユーモアあふれるスタンプの感想に加え、
💬「業務上板挟みになるような場面多いため、問題解決のソリューションとして期待してます」
💬「良すぎ。ちゃんと頭下げて謝罪しながらスタンプ押したい。顔に」
💬「怖いのはわかっていますが、すぐに試してみます」
といった、実際に使うシチュエーションを想像する声が寄せられました。
※誰かに使うことはしないでください!
BuzzFeedは投稿者の「南村杞憂」さんにお話を聞きました
――今回「謝罪する時に使えるスタンプ」を作られたきっかけは?
以前作ったメリケンサック型の別作品「エビデンサック」が大変好評だったので「またメリケンサック作品を作りたいなあ」と構想を練っていました。
また、使ったことのないスタンプパーツを使って「何か面白いものが作れないかな?」ということも日頃から考えてました。
そんなある時、いつも機材を使わせてもらっている工房の方が自作したと思しきスタンプをお見かけしたんです。
メリケンサックではないのですが(笑)、そのスタンプは工房のロゴや装飾的なカットを施した、薄く幅広な形のMDF板(中質繊維板)製のものでした。
そこから形状の着想を得て「メリケンサックとスタンプを掛け合わせよう」と思いついたんです。
その後「殴りながら押すスタンプってなんだろう……?」と考え、その最適解が今回の作品でした。
――「謝罪する時に使えるスタンプ」の作成方法について教えてください。
普段使っている、デジタルファブリケーションという手法を用いました。
大型機器のレーザーカッターでアクリル材とスタンプ用ゴムをカットし、アクリルネジで組み立てて制作しています。
――作品のアイデアはどんな時にひらめきますか?
あらゆるものや話題がヒントになるので、隙あらばいつも何かと考えています。
思いついたらとりあえず、すぐに手を動かして作ってみるタイプです。
・・・・・
自らを「けったいでキュートなものをつくる人」と謳っている南村さん。
これまでに、「4℃」を示した気温計のネックレスや透明な絆創膏型リングなど、想像の斜め上を行く面白さの作品を作ってきました。
今後も多角的なアイデアで、たくさんの作品を生み出してほしいですね!