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米副大統領、演奏にノリノリで拍手も→政権批判の歌詞が流れると…真顔に

米ハリス副大統領が、米自治領プエルトリコを訪問した。地元住民の前で見せたハリス氏の行動が、注目を集めている。

米ハリス副大統領は22日(現地時間)、米自治領プエルトリコの首都サンフアンを訪問した。ハリス氏が見せたある行動に、注目が集まっている。

ハリス氏はゴヨコ・コミュニティ・センターを出た直後、地元住民による演奏に遭遇。その一部始終を、隣接するプールの監視カメラがとらえていた。

6人は演奏しながら、プエルトリコの主要言語である、スペイン語で歌っている。

Kamala Harris mindlessly dances to song protesting her visit to US colony of Puerto Rico, stops clapping once her aide translates it.

🎵 "We want to know, Kamala, what did you come here for? We want to know what you think of the colony." pic.twitter.com/lkko4hCnW3

— COMBATE |🇵🇷 (@upholdreality) March 23, 2024
Twitter: @upholdreality

副大統領は、現地の人々が自身の来訪を祝福していると思い込み、笑顔で手拍子をしていた。

しかし、歌詞にはバイデン政権やハリス氏に対する抗議の内容が含まれていた。

ハリス氏が拍手するのを見て、同センターの事務局長が、歌詞の内容を通訳し、抗議内容を説明。

その瞬間、ハリス氏は一瞬凍りついた表情で、ピタッと拍手をやめる様子が…。

すぐさま手を重ね、真剣な表情でうなずく仕草も見せた。

SNSでは、ハリス氏の行動に対し、さまざまな声が上がっている。

💬「恥ずかしいに違いない」

💬「やっちまった…って思っただろうね」

💬「笑いがとまらない。ずっと見ちゃうんだが…🤣」

💬「通訳者がいちばん気の毒だ。歌詞の意味を全部伝えないといけないのだから」

ハリス氏はこの日、サンフアン郊外の公営住宅にも訪問。

2017年に襲った「ハリケーン・マリア」による被害を受け、米連邦政府によりソーラーパネルと貯水タンクが設置された家屋を視察していた。

インディペンデント紙によれば、今回の訪問は、民主党が11月の大統領選挙に向け、ラテン系有権者への投票を働きかける目的もあったという。

プエルトリコは自治領であり、州ではないため、同島に住む人々は大統領選挙本選の投票権がない。

ただし二大政党は、大統領候補者を選出するための予備選挙を行う。今回の選挙では、民主党が4月28日、共和党は4月21日に予備選が実施される。

NBCによれば、米国本土には、プエルトリコにルーツがあり選挙権を持つ市民が、600万人以上住んでいる。その多くが大統領選の激戦州に住むという。

そのため、今回プエルトリコでの予備選挙でバイデン氏の勝利を宣伝し、本土に住むラテン系有権者の投票にはずみをつける狙いがあると見られている。

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙島海人