「アセクシュアル」「アロマンティック」ってどういう意味?

多様性やインクルージョンが叫ばれ、以前よりもLGBTQ+への理解が進んでいる今日ですが、まだまだ「言わなくていいこと」を言ってしまう人が多いのも現実。

1. 「ゲイなの?」
「アセクシュアルやアロマンティックと同性愛は異なります」
「ストレートとして異性のパートナーを探しているけど、なかなかピッタリくる人がいない。それを『ゲイでしょ』と言ってしまうのは安易すぎませんか?」
「逆も同じで、ゲイ・バイ・パンセクシュアルの人だって、恋人がいない=本当はストレートじゃない?って言われるのは嫌だと思います」
—匿名希望

2. 「パートナーがかわいそう!」
「既婚のアセクシュアルです」
「セックスを拒絶するわけではないので、たまに楽しみますが、性的欲求を感じることはなし」
「誰かに『セックス』をリマインドされなければ、その存在すら忘れてしまうので、自分はアセクシュアルなんだと思っています」
「他人からは『あなたの旦那さんもアセクシュアルなの?』と聞かれます。違うというと、『旦那さんがかわいそう!』と返ってくる」
「そういう人たちが描いているのは、セックスという生きる上で必要な行為を『私が夫から奪っている=私が夫に精神的苦痛を与えている』という図式」
「結婚生活において、お互いを思いやり、相手のために何かしてあげるのはあって当たり前ですが、夫にとってそれがセックスだとも、セックスが最重要事項でもないと思います」
「夫のことが大好きだし、思いやりをもって接しているし、求められば誘いにのるときもあります」
「カップルによってライフスタイルは違います。みんな同じという前提で話すのは、そろそろ終わりにしてほしいですね」
—caitlinnatanehurst

3. 「人間らしさがない!」
「私の恋愛事情を友達に話すと、よく言われるのが『ロボットみたい』『人間味がない』ということ」
「デミセクシュアルなことで、確かに人とは少し違う景色が見えているかもしれないとは思います。でも、同じ人間に変わりないんですけどね」
—匿名希望

4. 「そのうちいい人に会えるから大丈夫」
「『本当にクィアなの?』って質問は聞き飽きましたね。『そのうち絶対いい人に出会えるから!』もうんざりです」
「セックスしたらアセクシュアルじゃないという話ではないんです」
「人に対して恋愛感情をもつことがほとんどないとはいえ、誰かに惹かれることは稀にありますし、相手が男性とは限りません」
「セクシュアリティって複雑で、人によって定義にも幅があるという理解は進んでいる一方、アセクシュアルやアロマンティックへの理解はまだまだだと感じます」
「周りに振り回されず、自分はこうだと思うセクシュアリティをみつけたら、胸を張っていきましょう!」
—匿名希望
5. 「下ネタだめでしょ?」
「下ネタのたびに『アセクシュアルだからわかんないかぁ』って言われるの正直ウザイです」
「アセクシュアルでも下ネタを言うこともあれば、笑うこともありますよ」
—Riley MacDonald
6. 「植物系?」
「『植物みたいな感じ?』って言うな! 」
「ぜんぜん違うし、そもそもそのコメントおもしろくない。アセクシュアルの人間です」
「すましてるわけでも、お高くとまってるわけでもありません。運命の人を信じてるし、恋人も欲しいです。ただ、性的欲求が少し異なるというだけ」
—匿名希望
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:soko / 編集:BuzzFeed Japan