「幼い頃から性的な扱いを…」90年代に活躍したヒロイン、当時を振り返る

    ドラマ『ダーク・エンジェル』でブレイクしたジェシカ・アルバ。当時のメディアでの表象について「ビジネス上の戦略的な選択だったともわかっている」としながら「肌を出すのは不快だった」と振り返りました。

    俳優のジェシカ・アルバは、ドラマ『ダーク・エンジェル』でブレイクし、これまで映画『ダンス・レボリューション』や『バレンタインデー』などに出演してきました。

    実は芸歴の長いジェシカ。1999年公開の『25年目のキス』に出演した時は18歳、1994年公開の『僕たちのサマーキャンプ/親の居ぬ間に…』撮影時は13歳でした。

    CNNの最新インタビューで、ジェシカは幼い頃よりハリウッド業界から「性的な扱いを受けていた」と明かしました。自分自身を「捕食者」から守らなければならなかった、と語っています。

    業界でのジェシカの立ち位置は「演技派の俳優」というよりも、「かわいいヒロイン」「可憐な女の子」のイメージ。歴代の出演作を見ても、それに沿ったキャスティングが多いとわかります。

    「性的な特徴を表現するのは、悪いことではない」とも明言しています。「ただ、当時の私はそうしたくなかったのです」

    「(自分の役者イメージや売り出され方など)すべてに不安を感じていました。自分の肌を出すことが、とにかく不快でした」

    親になってから初めて「自分を女性、もしくは性的な存在だと自認するようになったし、自分のパワーや女性性を自覚するようになった」といいます。

    ジェシカは12歳から26歳まで、業界でたくさんの「捕食者」を見たとも語っています。26歳までというのは、その年にジェシカが結婚&出産をしたから。

    人と距離を保つため、あえて「汚い言葉づかい」をして「戦士」のように振る舞っていたそう。「当時は男性的なエネルギーという鎧をまとわなければ、と強く感じていました。『餌食』にならないように」

    「とにかく利用されないようにするのに、一所懸命でした」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙橋李佳子