妊娠したらおっぱいはどうなるの? みんなに知ってほしい11のこと
知っておきたいこと
イェール大学医学大学院で産科学、婦人科学、生殖科学の臨床学教授を務めるメアリー・ジェーン・ミンキン博士が、妊娠中のこと、出産のこと、妊娠全般について、私たちの疑問に答えてくれた。妊娠中、出産後におっぱいはどうなってしまうのか、ミンキン博士に聞いてみた。
1. おっぱいがごつごつするかも
乳腺のせいで乳房に塊が触れるかもしれない。乳腺とは汗腺の親戚みたいなもの、とミンキン博士は話す。群生した葡萄の房みたいに見え、この乳腺で母乳が作られる。授乳中や妊娠中に乳房がごつごつするのは、母乳で乳腺が鬱血しているからだ。
2. 乳首は大きくなって色が黒くなるかも
「妊婦の乳首は大きくなり、目立つようになります。色も濃くなります。エストロゲンによって色素が沈着しがちだからです」とミンキン博士は話す。
3. 妊娠中、乳房から初乳が出ることがある。産後は、実際に母乳が出るようになる。

ニップル・シールドやパッドを使うといい、とミンキン博士は話す。「初乳も母乳と同じ濃度ですが、色が黄色いことが多いです」
4. 熱いシャワーや性的刺激により、母乳が「たくさん」漏れる可能性あり
「熱湯は乳首への血流を増やし、熱で乳房が鬱血し、母乳が漏れます」とミンキン博士は話す。また、性的刺激を受けても、母乳は漏れる。
5. おっぱいが痒くなる覚悟を
「通常、痒い場合は皮膚が引き伸ばされていることによります。授乳期には乳房が鬱血しますが、乳房の大きさはたいして大きくはなりません。出産するころには、恐らくバストは最大のサイズになっています。ブラのカップサイズを変えない人もいますが、1カップ上にする人が多いです。2カップ上にする人もいます」
6. おっぱいに妊娠線がでることも
「乳房が大きくなり皮膚が延ばされているので、妊娠線がでるのが普通ですが、必ずではありません。保湿するというのはいいアイデアですが、残念ながら妊娠線を防ぐことはできません」
7. 授乳中に乳首が剥けるのは普通
人によってさまざまですが、かなり普通。「乳首にラノリンを塗るようにいつも言います。あと、何時間も乳首をしゃぶらせておかないように、と言っています。乳首によくありません。赤ちゃんはお腹が空いていますが、約7分で片方の乳を飲み干します。ですから、片乳あたり10分以上は飲ませないようにします」
8. おっぱいの血管が目立つようになる
「どんどん鬱血して、血流が増え、血管がさらに見えるようになります」とミンキン博士は話す。
9. 片方のおっぱいの方が大きかったり、たくさん母乳を出したりする

これはものすごく一般的。ミンキン博士によると、「好きなおっぱいがある赤ちゃんが多いようで、片方の乳房がもう片方よりも大きくなります」
10. 断乳すると母乳が枯れるまでは痛くなる
「残念ながら、授乳をやめると決めた後、母乳が枯れるまでに数日かかり、痛みます」熱いシャワーは控えて、氷を当てて、きつめのサポート・ブラを着用することをミンキン博士は勧めている。
11. 母乳が枯れたあと、おっぱいは縮む
断乳後に乳房の縮小を経験する人は多い。「残念ながら、妊娠前よりも通常乳房は小さくなります」とミンキン博士は話す。
この記事は英語から翻訳されました。翻訳:五十川勇気 / 編集:BuzzFeed Japan