「10日前の自分に言いたいこと」新型コロナの影響広がるイタリアの人々が語る
「マスクを買いなさいって言うママを笑わないで」「なぜならあなたが危険に晒されようとしている相手は、『ただの風邪』ではないから」
新型コロナウイルスの感染者数が、世界で中国に次いで多いイタリア。

Filippo MONTEFORTE / AFP=時事
世界保健機関(WHO)によると、3月17日時点で約2万4700人の感染者が確認されている。国内での死者数は1800人を超えた。
全国的に行動が制限され、食料品や日用品を取り扱う店以外の店舗や施設も閉鎖されている。
そんな中、ミラノを拠点に活動する映像・映画制作者のグループA THING BYが、ある動画をYouTubeに掲載した。「イタリアにいる人々が、10日前の自分に言いたいこと」をまとめたものだ。
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現在、多くの人々が自宅にこもり、ほとんど外出せずに過ごしている。事態がここまで深刻ではなかった10日前の自分に伝えたいことを、現地の人々が語った。
「コロナウイルスについて聞いてるよね」「しかも甘く見ているでしょう」

「大規模な混乱が起きようとしています」

「マスクを付けている人をからかったりもした」

「マスクを買いなさいって言うママを笑わないで」

「君が家にいれば、今こうやって家にいなくてもよかったかもしれない」

「病院は文字通り爆発しそう」

「だから病院で、鬼のようなシフトで働かなきゃいけない」

「これから起きることは、あなたの想像を超えるでしょう」

「なぜならあなたが危険に晒されようとしている相手は、『ただの風邪』ではないから」

「想像もしなかったような『団結の時』を生きることになります」

「近所の人たちがみんな歌い出すの」

「家にいてね」

「君はこの世界で一人じゃない」

この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:髙橋李佳子