高校時代からの最愛の人ケルシーとの結婚を12日後に控えたある日、チャーリー・ジョンソンは自身の胸にしこりを見つけた。

しかし、手術前の診断で外科医の口からでたのは驚きの言葉「癌性の腫瘍です」。

「化学療法をするかまだわからない時から、私はあることを決めていました。もし、化学療法をするならば、髪が抜け始めるその時を美しく飾りたいと」

撮影当日、夫のケルシーには逃げ出したい気持ちがあったという。

撮影中、チャーリーの心にあったのは他の人たちを救いたいという思い。

チャーリーの頭を剃る間、気持ちを保つためにケルシーもまた1つのことだけを考えていた。「神様にこれで終わりにしてくれって、必死で頼んでいる自分がいました」

「髪をカットし終わったとき、僕が彼女に伝えたかったのは、髪があってもなくても君は僕にとって完璧な人だということ」

「夫は、私のために強さと勇気をみせてくれました。本当によくやってくれました。感謝しかありません」と語るチャーリー。

撮影を担当したマンディも、涙でファインダー越しの2人が見えなくなった瞬間があったという。「過去にも感情的な撮影はありましたが、ここまでは初めて」

「ケルシーが私を見つめる眼差し、あの感情は忘れることはできません。いつも全力で私を愛してくれる素晴らしいい夫がいて、本当に幸せです」

ケルシーもチャーリーとの関係が強まったと感じている。

マンディは、2人の写真をFacebookでシェアしました。大きな反響が寄せられている。
「生まれながらに強い女性なんていない。嵐の中を歩くことで強くなるんだ。痛み、過ち、苦悩から、プライドと強さを手にするんだ」
「これを必要としている人がいるかわからないけれど。もしかしたら昨日、もしかしたら明日、あなたの知る誰かが直面するかもしれない。その時は、強さとはなんなのかを見せてあげてほしい。1人じゃないと伝えてほしい。戦う彼らのそばに寄り添っていてほしい」
「痛み、美しさ、勇気をカメラに収めるチャンスをくれたチャーリー&ケルシー・ジョンソンに感謝します。幸運を祈っています、2人とも大好き!」
「ウィトニー・ワイアット、ヘアメイクを担当してくれてありがとう」
このポストは30万件近くシェアされ、がんと闘う多くの人の励みとなっている。



チャーリーは、早期発見が大切だと訴える。


この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:soko / 編集:BuzzFeed Japan