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BTSがユニセフに「原爆看板を持ち込み」はデマ ネットで拡散

まとめサイト「Buzz Plus News」が配信した。

メンバーが原爆のキノコ雲がプリントされたTシャツを着ていたことから、音楽番組『ミュージックステーション』の出演がキャンセルとなった韓国の人気アーティスト「防弾少年団」(BTS)をめぐるデマが、ネット上で拡散している。

まとめサイト「Buzz Plus News」が配信したもので、「BTSがユニセフ事務所に原爆看板を持ち込み、問題視されている」という内容だ。

まず、経緯を振り返る

11月11日に「Buzz Plus News」が配信したのは、【炎上】韓国アイドルBTSがユニセフ事務所に「原爆看板」持ち込み問題視 → 世界的大批判「非常識すぎる異常集団」という記事だ。

メンバーが長崎に投下された原爆のキノコ雲をデザインしたTシャツやブルゾンを着ていたことから、批判を浴びているBTSに言及。

以下のように、「日本に投下した原爆をモチーフにしたとされる『原爆看板』を持ち込んで記者会見をした」などと指摘している。

・原爆看板を持ち込んで記者会見

なんと、BTSが人道的国際連合児童基金「ユニセフ」(UNICEF)の韓国支部に日本に投下した原爆「ファットマン」「リトルボーイ」をモチーフに作られたとされる原爆看板を持ち込んで記者会見。世界規模で問題視されているのだ。しかしユニセフ韓国支部のスタッフや韓国人記者はBTSの行為をネガティブに思うことなく、取材を続行。なんともナンセンスな雰囲気なのかで記者会見が展開された。

そのうえで、「多くの人たちが猛烈に『非常識すぎる異常集団』とバッシングしている」「彼らの真意はわからないが、BTSに反日思想が根強くあるのは事実かもしれない」などと論評している。

記事は11月12日夕方現在で、TwitterやFacebookで5千近くシェアされているほか、別のまとめサイト「Share News Japan」「アルファルファモザイク」なども引用している。

正体は…飛行船

ただ、これはデマだ。持ち込まれている看板は原爆ではなく、飛行船だからだ。

そもそもこの会見は、BTSが韓国ユニセフ協会の実施する青少年、子どもへの暴力をなくすための運動「#ENDviolence」を支援しているキャンペーン「LOVE MYSELF」のパートナーシップ締結を発表したもの。

2017年11月に開かれたもので、メンバーが手に持った「LOVE MYSELF」と記された飛行船は、会見に先立つ同年10月に韓国国内を飛行しており、ネットニュースになるなど話題を呼んでいた。

実際、「Buzz Plus News」でも掲載している会見時のYouTubeでは、司会者が「じゃあ、次はちょっとアングルを変えて撮りましょうか。飛行船を持っていただいて撮影開始いたしましょう」などと話している。

機体には、それぞれのメッセージを記してされており、飛んでいる様子は、キャンペーンの公式インスタグラムにも掲載されている。Twitterなどには、ファンによって撮影されているものも多くアップされている。

「Buzz Plus News」は弁明

Myloupe / Getty Images

広島に落とされたリトルボーイ(写真左)や長崎に落とされたファットマン(右)。飛行船とは異なり、尾翼の部分が四角くなっていることがわかる

飛行船ではないか、との指摘に対し、「Buzz Plus News」は記事に以下のように追記。

「原爆と飛行船のダブルミーニングの可能性も」(原文はダブルニーミング)と結んでいる。

※追記: 原爆ではなく飛行船(飛空艇)との情報もありますが、看板には底部に客席(腹鰭)がないため、原爆に見えるとの声が上がり始めた経緯があります。本体の形状も飛行船ではなく、中ほどから後方にかけて細くなる爆弾型です。また原爆と飛行船のダブルニーミングの可能性もあります。

ただ、そうした「可能性」を示す根拠は一切記されていない。

「BuzzPlus News」は、10月16日にも、「韓国で一度客に出した料理の再利用が合法になった」という記事を配信。ネット上で大きく拡散されたが、これもミスリードだった。


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