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【台風13号が接近】停電への備え、どうすればいい? 熱中症にならないための対策は

台風13号が東日本に上陸する見込み。事前にやっておくべき対策とは。

台風13号が9月8日午後、東日本に上陸する見込みです。

東京電力パワーグリッドの公式サイトによると9月8日午前12時半時点で、静岡・埼玉・千葉などの関東地方で約1万軒が停電しています。命を守るために、自宅でできる「停電への備え」と「停電発生時の対応」についてまとめました。

台風が来る前に、できる対策

災害時の停電に備え、日頃から非常用持ち出し袋や自宅の防災グッズに懐中電灯携帯型ラジオ、そしてその電池を入れておきましょう。

台風の直撃などが予想されるときは、台風が来る前にスマートフォンやモバイルバッテリーの充電も忘れずに。

停電が起きたときのために、液晶画面を暗くするなどのスマートフォンのバッテリー節約テクをあらかじめ確認しておくと役に立ちます。

災害発生時、窓ガラスが割れた場合などは、床にガラスの破片などが散らばっている可能性があるので、暗い中での避難は危険です。

リビングや寝室などに懐中電灯避難用の履物、停電時にも使える足元灯を備えましょう。

停電が起きたら、火災に注意

火災を防ぐため、明かりや暖をとる目的で「ろうそく」を使うのは極力避けましょう。

代わりに大きな明かりがなくても、懐中電灯やスマートフォンのライトの上に水を入れたペットボトルを置いたり、白いポリ袋をかぶせたりすることで、部屋を照らす明かりが作れます。

避難する際にはブレーカーを落とし電気器具のプラグをコンセントから抜き、電源が落ちていることを可能な限り確認してください。

電源スイッチが入ったままの電気器具がある場合、停電から復旧し再び通電した際に配線から火災が発生する危険性があります。

IHクッキングヒーターの家庭は、ガスボンベを使うカセットコンロを防災用に備えておくと安心です。

使用の際は、大きな鍋などの底がカセットコンロのボンベを覆うと爆発するおそれがあるので注意してください。

電気を必要とする医療機器などを使っている場合は、非常用電源を備えておきましょう。

熱中症にならないために。夏場の停電で注意すべきことは?

停電でエアコンや扇風機が使えない状況では、熱中症に注意しましょう。

できるだけ風通しのよい日陰で過ごし、こまめに水分補給をしてください。経口補水液なども常備しておくと良いでしょう。

特に高齢者や小さなお子さまがいる家庭では熱中症に注意してください。

足を水につけたり、濡れたタオルを首に巻くのも効果的です。

熱中症になったときの応急処置として保冷剤を首や脇の下などに当てることも効果的なので、台風など予測が出来る災害の前には冷凍庫で保冷剤を凍らしておきましょう。

出典:内閣府「大規模地震発生!どうする?停電」、内閣府防災「大規模地震時における電気火災対策編 全体版」、消防庁消防大学校消防研究センター「地震後の火災防止について(注意喚起)」厚生労働省「停電時における熱中症予防について」、環境省「エコジン 熱中症対策

身近な防災グッズから災害時のライフハック、避難に必要なものや、被災者 / 被災地の健康・衛生対策まで。

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