SF作品にありがちな「腕時計から立体映像が飛び出すガジェット」を再現した猛者が現れる。あなたも未来人や宇宙人になれるかも?

    「天才じゃねえか…」「ロマン溢れるガジェット」と反響が広がっています。

    「知らない惑星へ不時着した時に確認しましょう」。そんな触れ込みで登場したグッズがSNSを賑わせています。

    SF作品で宇宙探査や未来社会を描く際に出てくる「腕時計風のガジェットから立体映像を空中に映し出される」姿を再現したアイデアグッズです。

    これはクリエイターの「よしけい」(@yosikei1210)さんが1月20日、X(旧Twitter)に投稿したものです。

    普段からアクセサリーや宝石用ケースを作っているそうですが、今回はポリウレタン樹脂やアクリル樹脂などを使って「腕時計からホログラムが出るアレ」を作りました。

    添付された写真には、盤面が緑色に輝く腕時計状のリストバンドから、たしかに地形など様々な観測データのような図表が飛び出しています。よく見るとこれはリストバンドにはめ込まれたパネルであることが分かります。リストバンド部分はApple Watch用のTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材を使っているそうです

    アニメ『PSYCHO-PASS』に登場したデバイスなど、さまざまな作品を連想する声がSNSに出ていますが、よしけいさんに取材したところ、特定の作品をモデルにしたわけではないそうです。

    「具体的にこれ!というのが思いつかないんですよね……。逆にみんなから「あ!◯◯のやつだ!」って言われて知るというのが多いです」というコメントでした。

    「天才じゃねえか…」「ロマン溢れるガジェット」と反響広がる

    未来感がハンパない出来映えと、力業で現実化したアイデアに1万件以上の「いいね」が集まりました。驚愕する声がSNSで相次いでいます。

    💬「天才じゃねえか…」

    💬「スゲェ!どういう仕組みで……と思ったらドチャクソ力技でゲラゲラ笑いましたwww」

    💬「こういうアイディアを立体化させる人が居るからワンフェスは面白い」

    💬「ロマン溢れるガジェットだけど装備したらめちゃくちゃ邪魔だな」

    💬「これは暇なときにひとりで『大気組成は生命活動に影響を与えない、居住可能のレベルか…』ごっこがはかどりますね」

    腕時計からホログラムが出るアレを作りました。
    知らない惑星へ不時着した時に確認しましょう。
    ワンフェスで販売します。#ワンフェス2024w pic.twitter.com/ue09da3vF4

    — よしけい@愛と狂気のマーケット (@yosikei1210) January 20, 2024
    Twitter: @yosikei1210

    2月11日のワンフェスで発売予定

    よしけいさんによると今回の作品は、2月11日に幕張メッセで開催されるイベント「ワンダーフェスティバル2024[冬]」で販売されるとのこと。ブース番号は「1-23-4」で、ディーラー名は「ネムノキ模型」。生産数は非公表ですが、イベント価格は4500円を予定しているそうです。

    このガジェットを身につけて、「ここが太陽系第三惑星か。遠いところまで来たな」とか、「しまった!ここは21世紀か。時代を間違えてしまった」などとつぶやけば、宇宙人や未来人の気分を味わえそうですね。

    【訂正】予定価格を当初、3000円と記載していましたが、作者から「正確には4500円だった」と報告があったため訂正しました。(2024/1/23 21:51)

    コンパクトになる前の初期型 pic.twitter.com/9nUzjHKokb

    — よしけい@愛と狂気のマーケット (@yosikei1210) January 20, 2024
    Twitter: @yosikei1210