東京などに壊滅的な被害をもたらした関東大震災から、9月1日で100年を迎えました。
気象庁によると1923年9月1日午前11時58分、神奈川県西部を震源とするマグニチュード7.9の大地震が発生。昼食の時間と重なった事から、多くの火災が起きて被害が拡大。津波、土砂災害なども発生し、死者・行方不明者は約10万5000人にのぼりました。
BuzzFeed Japanでは、震災当時に撮影された貴重な写真から10枚を選びました。「浅草十二階」と呼ばれ、日本一の高さ52メートルを誇ったタワー「凌雲閣」は、この地震で8階から上が倒壊。残った楼閣も延焼しました。
火災の煙が広がる中、荷車や自転車を持って避難する人々。繁華街だった日本橋もガレキの山に覆われました。壊滅的な被害から逃れようと、蒸気機関車には先頭部分まで多くの人々がつかまっています。上野公園の西郷隆盛像は行方不明者を捜す張り紙であふれていました。
いつ再び襲ってくるか分からない大地震。100年前の被害を繰り返さないために、再び防災への意識を高めてはいかがでしょう。
01.崩れ落ちた凌雲閣
8階から上が崩れ落ちた東京・浅草の凌雲閣。「浅草十二階」の愛称で親しまれており、展望台と食堂が入っていました。
02.火災の煙が広がる中、避難する東京の人々
03.関東大震災から2カ月後の東京・日本橋
04.避難してきた群衆ですし詰めとなった公園
05.壊滅的な被害から逃れようと列車に乗り込もうとする避難民たち
06.炎上する警視庁庁舎
07.横浜の廃墟となった町で、入浴する赤ちゃん
1923年11月7日、横浜。9月の関東大震災の廃墟の中でお風呂に入る赤ちゃん。
08.銀座の地震被害
1923年9月、東京大地震で廃墟と化した銀座の通りを歩く人々。
09.上野公園の西郷隆盛像
震災の直後から行方不明者を捜す張り紙であふれていました。