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Updated on 2019年7月7日. Posted on 2019年7月7日

参院選、あのリーダーは何を語った? 各政党の「第一声」全部読む

この国のリーダーたちは、どんな演説をしたのか。参院選最初の週末、いま一度その全てをふりかえってみよう。

第25回参院選が7月4日に告示され、17日間の選挙戦が始まった。投開票は7月21日。

公職選挙法などが規定する政党要件(国会議員5人以上か、直近の衆院選か参院選で2%以上の得票)を満たす各党の党首たちは、どんな言葉を語ったのか。参院選最初の週末、その詳細をいま一度ふりかえってみよう。

自民党・安倍晋三総裁(首相)

時事通信

自民党総裁の安倍首相の第一声は、福島市飯坂町の果樹園での演説。演説時間は20分36秒だった。

皆さま、おはようございます。安倍晋三でございます。いよいよ参院選挙、スタートしました。そして、戦いの火ぶたを切る、私の自民党総裁としての第一声、この果樹園に、雨の中、足下の悪い中お集まりをいただいたこと、本当に感謝申し上げます。

また今日は、災害対策のため官邸で会議があり、到着が遅れたことをおわび申し上げたいと思います。

この福島選挙区、全国有数の激戦区なんです。本当に、本当に、厳しい戦い。いま森さん、必死で頑張ってくれています。

私たちの代表である、この福島県の代表である、森まさこがんばれというお気持ちで、この雨の中、この場にお集まりいただいたことを厚くお礼を申し上げます。ありがとうございます。

あの東日本大震災から8年が経過しました。発災後、森まさこさんは、国会から直ちに地元に帰って、いち福島県人としても、一人でも多くの命を助けよう。

皆さんにとって大切な、食料や水や、物資やライフラインを確保するため、夜を徹して、まさに髪をふり乱して本当に頑張っていた。そして復旧復興を進めるために、政策提言、議員立法、いつも中心にいたのは森まさこさんなんです。

当時私たちは野党だった。しかし、谷垣総裁の下、自民党は全面的に当時の政府に協力しました。しかし残念ながら、民主党政権の下、遅々として復興は進まなかった。皆さん、ご承知の通りです。

私たちは、野党である悔しさ、申し訳ない思いで、胸が震える思いだった。政権奪還の原点であります。

福島の復興なくして東北の復興なし。東北の復興なくして日本の再生なし。この考え方の下、政権奪還後、復興庁のもとに、省庁の縦割りを排し、現場主義を徹底してきました。

私も首相に就任して40回被災地を訪問しました。その際、皆さんから声を伺った。「風評被害なんとかしてください」。何度この声を聞いたことでしょうか。

我々は政権復帰後、外交力を生かして規制緩和のために全力を尽くしたんです。先ほどいただいた、本当においしい桃。

丹精込めて作ったこの桃が、風評被害でどんなに頑張ったって輸出できない。発災後、54の国や地域が、福島県の農林水産物に規制をかけたんです。

政権奪還後、規制を緩和するために全力を尽くしてきた。その結果、32の国・地域、農産物に対する規制を完全に撤廃しました。

その結果、福島県の農産物の輸出は、発災前よりも、とうとう4割増えて、過去最高になったんですよ。

この桃についても、安倍政権において、タイやマレーシア、規制を撤廃してもらった。その結果、発災前の22年よりもとうとう桃の輸出も増えました。

先般G20の会議がありましたね。あの際、EU首脳と会談し、福島県の農産物と水産物の規制緩和、約束をしてもらいました。

これからもしっかりと、強い外交力をもって、規制撤廃に向けて全力を尽くしていきますし、そして、福島の復興に全力、取り組んでまいります。そのためにも森まさこさんの力が必要であります。

先般のG20にはトランプ大統領やプーチン大統領、習近平主席など、多くの首脳が日本に集まり、世界の課題について議論をしました。

それぞれのリーダー、みんな、自分の国を背負っていますし、大変タフな人々なんです。ですから、みんな、自分の国の主張をする。まとめるのはそう簡単なことではない。日本は議長国であります。

しかし皆さん、日本というのはできない約束はしない。約束したことは実行してきた。ずっと、日本人は代々、そういう徳と信頼を積んできたんですね。

まあ「トラストミー」と言った人もいましたが、例外ではあるんですが、基本的にはみんな、日本はまじめに約束を守ってきた。この信頼、議論を進めていく、まとめていく上では、大きな力になりました。

自由貿易の問題、あるいは環境問題については、大変な議論だった。環境については本当に最後の最後まで揉めたんですが、会議の現場で、私は議長の役を麻生さんにちょっと代わってもらって、トランプ大統領のところにいって直談判をしました。

そこでトランプさんは最終的に「これだったらいいですよ」という案を示していただき、メルケル首相やマクロン大統領とも話をして、最終的にG20の首脳宣言を発出することができた。

これも皆さまのおかげで、6年間、首相を務めさせていただき、どの首脳とも、何回も首脳会談を行い、本音で話ができたり、お願いすることができた結果だと思っています。

トランプ大統領は、皆さんおそらく型破りの大統領だという印象をお持ちだと思います。まあ確かに、今までの大統領とタイプは違うんです。

しかし、意外と人の話を聞くんですよ。「意外と」と言うとなんなんですが、まあそういう印象を持っている人が多いんだと思います。私の話の筋は通っていると思うとですね、「あ、シンゾーわかった、その通りにするよ」と、こう言ってくれるんですね。

私は今まで何回も首脳会談を行い、ゴルフばっかりやっているという非難もありました。でも、世界で一番忙しい大統領の時間をそれによって独占でき、いろんなことも言えます。

平和安全法制を成立させて、日米同盟を助け合うことのできる同盟になった。助け合うことのできる同名はその絆を強くした。私とトランプ大統領の信頼関係の下、日米同盟の絆はかつてないほど強固なものとなりました。

そんなものは必要ないと言っている人もいるんです。例えば共産党です。共産党は日米同盟は廃棄する、こう言っていますね。それだけではありません。自衛隊も憲法違反だと言っている。この雨の災害でも出動してくれた。

そして、東日本大震災であんなに頑張ってくれた自衛隊は憲法違反だと言っている。

この共産党に支援されているのが、この福島県の相手の候補です。

野党統一候補。まさに、この共産党は統一候補を決めている勢力の一員なんです。先般の党首討論会でも自衛隊は憲法違反であり、解消する、明確に志位委員長は言った。

で、枝野さんにも聞いてみたんです。「一緒に統一候補を応援しているが、あなたどうなんですか」と。

こう聞いたら、彼は「自分は合憲だと思っています」と、こう言いました。でも、そんな大事な問題を横に置いて、統一候補を応援するんですか。

例えば、あなたはもし、福井県というのは共産党の候補が統一候補です。「あなたが福井県民だったら、この共産党候補者に一票あなたは入れるんですか」と問いかけました。なかなか彼は、答えをはぐらかして答えなかった。

でも、とうとう最後に、TBSの番組で「一票を入れます」「共産党の候補に一票を入れる」。これは、ほとんど連立政権を作っていこうというようなもんじゃありませんか。

でも、彼はこう言い訳をしてました。「でも野党の統一候補は、自衛隊は憲法違反だという自分の主張はしないことになっている」。

本当かなと思ったら、これは嘘だったんですよ。沖縄においては統一候補、「自衛隊は憲法違反です」と、堂々と記者会見で述べているんです。こんな大切なことでも統一できていない。もし当選してきたら、またバラバラで決められない政治の再現です。

私たちは、こういう論争に終止符を打つために、憲法に自衛隊を明記するということを公約に掲げています。

憲法は、最後は決めるのは国民投票、国民の皆さまであります。そのためには、やはり審議をしなければなりません。それが国会議員の責任ですよね。

であるにも関わらず、憲法審査会においては1年間で衆議院で2時間あまり、参議院ではなんと3分しか議論されていない。これ皆さん、おかしいじゃありませんか。

この選挙で問われているのは、私たちのように、しっかりと国会議員としての責任を果たして、議論をする候補者、政党を選ぶのか。

議員としての責任を果たさず、審議を全くしない政党や候補者を選ぶのか。それを決めていただく選挙でもあります。私たちは未来に向かって、しっかりと議論を進めてまいります。

そしてまた、年金の問題。野党は財源に裏打ちをされた具体的な提案は何もせずに、不安ばっかり煽っています。年金は皆さんの、大切な老後の生活の柱です。

しかし、この年金の財源は、現役世代の保険料の負担と、そして税金です。この負担を増やさないで、年金を増やすことはできません。打ち出の小槌はないんです。

ですから私たちはしっかりと、財源を手当てし、本当厳しい方々に政治の責任で光を当てています。

例えば、低年金の方に対しては、この10月から消費税を使い、年最大6万円の給付をおこなっていく。

あるいは、「介護保険料、大変だよ」という方が多いと思います。それを3分の2に低減してまいります。私たちは言ったことは必ず実行してまいります。

しかし、だんだん少子高齢化が進めば、支えられる人口が増えて、支え手が減っていく。不安だよね。そうおそらく沢山の方が思っておられんだと思います。

しかし皆さんね、政策によっては、年金額を増やしていくことだってできるんですよ。この6年間、雇用が大きく改善して、380万人の方々が、新たに仕事に就き始めた。そのうち女性の方は270万人。

今日も福島県中から素晴らしい女性の皆さんに集まっていただいて、この会場も明るくなっています。

新たな働き手、支え手が増えたことによって、年金の保険料収入は、減らずに、逆に増えたんです。そして6年連続、今世紀に入って最も高い水準の賃上げが続いていく中において、今年4月皆さん、年金の給付額、増えました。

私たちが正しい政策を進めていけば、年金の財政はしっかりとし、増やすこともできます。

そして、皆さん、大切な年金は、株式市場でも運用している。民主党政権時代では1万円を割っていた。大きく割っていた。でも、今は2万円を超えていますね。

ですから運用益はどうなったかといえば、とうとう44兆円も増えたのです。民主党政権時代の10倍も増やしています。

年金財政の基盤を確かなものとして、安心なものにするためには、経済を強くすること。私たちは経済を強くしています。

たとえば経済を強くしていけば、税収だって増えるんですよ。税収は今年、過去最高になった。地方税も過去最高になっています。あのバブル時代も超えたんです。

そして、この福島県はどうか。景気に左右される法人関係税収、民主党政権時代と比べて、7割も税収を増えました。この増えた果実を、私たちは社会保障にしっかりとつぎ込んでいきます。

先ほど、森さんも述べられた、森さんも一生懸命頑張ってきた保育の受け皿。53万人分、整備をしました。頑張っている保育士の皆さんの待遇を改善し、この6年間で月4万1000円、待遇を改善し、しかも経験を積んだ方は最大4万円の上乗せを確保することができたんです。

今、民主党も「私たちは待遇改善しますよ」「それが大切ですよ」とまぁ言ってます。だったらじゃあ民主党政権時代、どれぐらい保育士の皆さんの待遇が改善されたのかなぁ、調べてみたんですよ。

民主党政権時代、介護士の皆さんの所得は増えていない。どころか、民主党政権時代の3年間で、保育士の皆さんの待遇はマイナス1.2%だったのです。減ってたんですよ。

大切なことは、しっかりと財源を得て、実行していくことであります。私たちはさらに、待機児童ゼロを目指して、しっかりと政策を前に進めてまいります。

そして、いよいよ今年5月、令和の時代を迎えましたね。令和の時代。若い皆さんに未来を切り開いていただかなければなりません。私たちが進めてきた政策、やっぱり働きたい人が働ける。そういう日本を作っていくことであります。

47全ての都道府県で有効求人倍率は1倍を超えた。この福島県においては1.5倍。つまり100人の求職者に対して、150人分の仕事があるという状況を作った。

正社員になりたいという1人の人に対して、日本全体では1人分の正社員の仕事がある。今年、高校や大学を卒業した若い皆さんの就職率は、過去最高水準になっている。

若い皆さんが自らの力で、自らの未来を切り開いていくことができる、まっとうな社会を私たちは作り上げることができたんです。

そして令和の時代。もうすでに森さんが述べられたように、子供たちに思い切って、若い世代に投資していく。10月から消費税を使って、幼児教育と保育の無償化を行い、来年4月からは、真に必要な子供たちの高等教育の無償化を行う。

家庭の経済状況がいくら厳しくても、頑張れば専修学校や大学に通える。そういう日本を作っていこうではありませんか。

この少子高齢化への対策、もっともっと早くやるべきだった。それがなかなかできなかったのは、私の責任でもあります。12年前、私が総裁を務めていたとき、自民党は参議院で惨敗をした。そして国会はねじれた。そしてあの民主党政権が誕生した。

決められない政治の中で、経済は低迷し、中小企業・小規模事業の倒産件数は、今よりも4割も多かったんです。若い皆さんがどんなに頑張ったって、なかなか就職できなかった。そういう時代になってしまった。悔やんでも悔やみきれません。

皆さん、あの時代に逆戻りするわけにはいきません。どうかそのためにも、森まさこさんに、大きな力を与えていただきますように、お願いいたします。

今回の選挙は公明党の皆さんにもご支援を頂いています。与党でしっかりと力を合わせて、政治の安定を確保していきたいと思います。

来年、東京オリンピック・パラリンピック、聖火リレーはこの福島県のJビレッジからスタートします。初めての競技も、福島県から始まる。まさに、世界の真ん中で福島県が輝くんですよ。復興は次のステージに入っていく。

その担い手、どうか森まさこさんに、その担い手として頑張っていただけますように、議席を与えていただきますように心からお願いを申し上げまして、私の第一声とさせていただきたいと思います。

どうぞ皆さま、森まさこ、森まさこ、森まさこ、森まさこをよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

※福島選挙区では、森まさこ氏(自民)、水野さち子氏(無所属)、田山雅仁氏(諸派)が立候補している。

立憲民主党・枝野幸男代表

時事通信

枝野代表の第一声は、東京・新宿駅東南口での演説。演説時間は14分12秒だった。

雨模様にも関わらず、お集まりいただいたり、足を止めて聴いていただいた皆さん、本当にありがとうございます。立憲民主党代表の枝野幸男でございます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

いよいよ、参議院選挙がスタートしました。安倍政権が発足して6年半、確かに株価は上がりました。日本の企業収益は、過去最高。最も大きな儲けを出し続けています。

昨日も日本記者クラブやテレビ局で、いわゆる党首討論を行いましたが、「こんなに良いんだ」という数字を安倍さんは、いつもいつも繰り返しおっしゃられます。本当にこの6年で、あなたの暮らしは良くなったのでしょうか。日本の社会は良くなったのでしょうか。

安倍政権の下で、確かに雇用は増えているかもしれないけれども、非正規雇用が300万人も増えて、全体の働く人の4割にも達しようとしているんです。

2人以上の所帯の中で、貯蓄がゼロという皆さんが、3割を超えていらっしゃるんです。年収200万円以下の2人以上所帯、100万人増えて、1100万人を超えている。

どうやって老後のためにこうした皆さんは、2000万円を貯めたらいいんでしょうか、貯めるれんでしょうか。どうしてこんな状況の中で、消費税をさらに上げることができるんでしょうか。

日本全体で見たら、いい数字はあるかもしれないけれども、皆さん、お一人お一人の暮らしは、暮らしの安心はどんどん壊されてきた。そんな6年半だったんじゃないでしょうか、皆さん。

これ以上暮らしを壊されてはいけない。暮らしの安心を取り戻さなければない。暮らしを守る。生活を防衛するための、そのための夏の戦いに皆さん、していこうではありませんか。

日本は、大きな大きな転換期を迎えています。いや、むしろ、転換期を越えているんです。

増え続けてきた人口は、急激に減りはじめ、減り続ける。人類が経験したことがないような超高齢社会です。

「1億総中流」と言われていたそんな社会が、先ほど申した通り、格差と分断がどんどん激しくなっています。

それだけお一人お一人の暮らしは多様化し、多様な価値観を大事にしなければならけない、そんな社会になっている。

にもかかわらず日本の政治は、平成どころか、まだまだ昭和の時代のど真ん中にいるような、そんな政治が続いてしまっているのではないか。

新しい時代を迎えたのならば、いまこそ社会の変化に合わせた、政治の大きな大きな変化を、私たちの手で作っていこうではありませんか。

政治が変われば、この国は、この国に住む、一人ひとりの暮らしは、もっと、もっと良くなります。

平成の30年間、経済は低迷した。格差は拡大した。でも、日本は、この間も、世界の国から稼いできていて、日本全体としては、ますます豊かになってきたんです。

ところがその豊かさが、かつてのように、儲けた企業から、国民への暮らしへと渡っていかない。企業の中に、内部留保されてしまっていて、皆さんのところに行っていない。

だから格差は拡大する。だから分断が大きくなる。だから不安が大きくなる。

そして、不安が大きいから、貧困が増えているから、日本の経済にとって、一番大事な6割を占めている消費が冷え込み続けていて、結局は社会の活力がどんどん失われているのではないでしょうか。

しっかりと、一人ひとりの暮らしを、家計を、豊かにしていく、そういう社会にしていけば、そういう経済にしていけば、もっともっと、皆さん、私たちは一人ひとりが真の豊かさを実感できる社会を作り、消費が増えて、経済がもっと元気になる。そんな社会を作っていくことができるんですよ、皆さん。

それができるのは、政治だけです。

企業の経営者の皆さんは、儲かったお金、できるだけ抱えておきたい。当たり前です。安く人が雇えるなら、できるだけ人件費を抑えたいのは当たり前です。だから政治が必要なんです。

しっかりと、働いたら、まっとうに給料を払い、サービス残業なんていう、とんでもない日本語がこの国にはある。残業したら、残業代はちゃんと払わなければ違法なんです。犯罪なんです。ちゃんと政治が取り締まれば、もっともっと皆さんのところにいく所得はあるんです。

労働法制という法分野があって、その分野で、しっかりと働いたら、きちんと給料を払え。長時間労働をさせるな。人を雇うときには、原則として、本人が希望すれば正社員だ。

こういうルールをしっかりと取り戻していく中で、一人ひとりの皆さんに、豊かさが行き渡っていく、そういう社会を私たちは作っていきます。

一貫して訴えていることを、ここでも言わせてください。特に、少子高齢社会の中で、ますます必要性が高まっているのに、低賃金だから人手不足という、こんな矛盾を生じている介護職員の皆さん、保育士さん、こういう人たちの給料は、政治が決めれば上げられるんですよ。そういう政治にしていこうではありませんか。

少しでも現場で働く皆さんが、さらに意欲を持って、安心して働き、そのことによって、老後や子育ての安心が高まっていく。こういうお互いさまに支え合って、社会全体の活力を引き出していこうではありませんか。

こんな社会が作れれば、私たちはもっと豊かさを実感できます。

そしてもう一つ。私たちは、多様な生き方を、多様な暮らし方を、もっともっと、互いに認め合う社会を作っていこうではありませんか。

画一的な「金太郎あめ」のような社会で、そのことを前提にした政治で、通用しないということは、きょう今、お話しいただいたこの参議院選挙に挑む仲間たちの話で、皆さんにもご理解いただけたんじゃないでしょうか。

1年と9カ月ほど前、衆議院選の最後の全国遊説でも、この新宿駅前でマイクを持たせていただきました。あのときも雨でした。

あのとき、私は「立憲民主党はあなたです!」と、呼びかけさせていただきました。「政治が機能しないせいで、いろいろな困難にぶつかっていらっしゃる、お一人、お一人の有権者の皆さん、そのあなたこそが立憲民主党です」。呼びかけさせていただきました。

その声に応えて、勇気を持って立ち上がってくれたのが、今前にいる、この参議院選挙に挑む仲間たちであります。

みんな当事者であり、現場を経験し、そのお一人お一人の、多様な暮らしの声が届いていないという怒りを持って、現場の声を、当事者の声を伝えていかなければならないという使命感を持って立ち上がってくれた仲間であります。

ぜひ皆さん、東京の選挙区の塩村文夏さん、山岸一生さん。すみません、投票では一票しか使えませんので、皆さん2人が当選できるように、よく考えて、1票を有効に使ってください。

そして比例代表の仲間。個人名で書いてください。「立憲民主党」と書いていただいても有効です。でも、それぞれの現場の、当事者の声を届けたい、届けなければいけない。

そんな思いで立ち上がってくれた、この仲間たちの一人ひとりの思いに、皆さんの思いを託していただきたい、そう思っています。

こうしたメンバーが、そして全国では、今回の参議院選挙の立憲民主党の候補者、選挙区の半分は女性です。比例代表区の45%が女性です。

そして、こういう多様な当事者、現場を知る仲間が立ち上がってくれています。こうした仲間を当選させれば、国会の景色は変わります。皆さんの力で、国会の景色を変えようじゃありませんか。

この多様な当事者が、当事者の代表として国会に来たその先駆者である川田龍平さんの下で、みんながそれぞれ当事者の声、現場の声を上げたら、日本の政治は間違いなく変わります。社会は変わります。是非、皆さんの力を貸してください

「令和デモクラシー」。今回の選挙のビラなどに、大きく書かせていただいています。

私たちが、皆さんが、この選挙で、みんな1人、1票を持っている。投票に行ける。当たり前のことではないんです。

明治に「自由民権運動」というのがあって、当時の皆さんが頑張ってくれたから、議会ができたんです。「大正デモクラシー」というのがあって、当時の皆さんが頑張ってくれたから、普通選挙というのが実現されたんです。

今、日本の民主主義は、バージョンアップが求められているんじゃないでしょうか。

上の方で、情報を出さずに、隠蔽、改竄をしてごまかして、国民の暮らしの足下に目を向けない政治。この民主主義をバージョンアップさせるためには、まさに「大正デモクラシー」に匹敵するような、いや、それを超えるような民主主義のバージョンアップを、皆さんと一緒に進めていきたい。そう思っています。

梅雨時です。どこに行っても雨かなと心配をしておりますが、全国を回って訴えていきます。山岸さんと塩村さんは、東京を全地域をまわって訴えていきます。比例代表の仲間は全国を回ります。

ぜひ皆さん、ちょっとずつで結構です。皆さんの周りのお知り合いの仲間に声をかけてください。

まずは「投票に行こうよ」。そこからでもいいんです。

民主主義は、民主主義の主役は、あなたです。あなたが動けば政治は変わる。あなたが動けば暮らしは変わる。動かないで待っていたら、変わることはありません。待っていても、どんどんどんどん、この間進んだ格差と分断が広がっていくだけです。

ぜひ、あなたの力で、あなたの力で、この国の民主主義をバージョンアップさせて、一人ひとりが真の豊かさを実感できる、そんな社会をつくっていこうではありませんか。

私たちも頑張ります。でも、この国には、この社会には、あなたの力が必要です。あなたの力が必要です。あなたの力が必要です。

ともに、新しい時代の扉を、私たちとともに開いていきましょう。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。

国民民主党・玉木雄一郎代表

時事通信

玉木代表の第一声は、静岡県掛川市での演説。演説時間は7分11秒だった。

皆さん、おはようございます。今日も足元が悪い中、こうして中に入れないぐらい、多くの皆さんが榛葉賀津也候補の出陣の四季にお集まりいただきましたこと、国民民主党代表の私からも、心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。

今日は文字通り、掛川城で出陣の式だと思って。私も朝早く起きて、心を奮い立たせて、ここにやってまいりました。

掛川城といえば山内一豊ですから、私、四国の出身なので、何かの縁を感じますよね。やられた側かもしれませんが。

ただ、新幹線に乗って、こちらに来るときに、今日は雨が降っていましたから富士山は見えませんでしたけれども、美しい田畑、茶畑、みかん畑、見ながらここに来ました。

やっぱり地方、地域はいいな。そんなことを感じながら、農家の長男としても、私農家の長男なんですよ。心を躍らせながらここに来ました。

そして、富士市を過ぎたころから、工場がいっぱい見えてきて、小さい頃、教科書で習ったような、まさに工業地帯。そしてそこで、毎日汗を流して一生懸命働いている、そんな地域を間近に感じながらここにやってまいりました。

そう。ここ静岡県には、働く人の声があります。現場に一生懸命頑張る人の思いが詰まっています。そしてその思いを、しっかりと受け止め、国政につないできたのが榛葉賀津也ではないでしょうか、皆さん。

今日私が、党の代表として、第一声の場をここに選んだのには意味があります。それは榛葉さんが我が党にとって、欠くことのできない人材だということ。だけではなくて、日本の政治にとって榛葉賀津也が不可欠だからです。

そういう意味であ、今回の選挙は、これからの日本の政治の未来を占う、あるいは決める。そんな大事な選挙であるということをぜひ皆さんと共有したいと思います。

そして、御本人からも話がありましてけれども、今の政治、皆さんも見ていてどうですか。本当に国民のための政治になっているでしょうか。

昨日も私、安倍晋三首相とテレビで討論会をやりましたけど、いつもの通りですよ。聞いたことに答えない。でも、聞いていないことはいっぱいしゃべる。で、時間がなくなって、予算委員会もテレビも終わってしまう。

こんなことに慣れては駄目です。もっといい議論を、これからの日本の暮らしのあり方、政治のあり方、外交のあり方、皆さん聞きたいですよね。

でも、そのことが聞けない政治になっていることを、変えていかなければならない。

そしてもう一つ。国民の生活、暮らし。これを守る政治をもう一度取り戻しましょう、皆さん。その意味では、この参議院選挙静岡選挙区は大激戦。今の権力者と、かつての権力者を相手に、庶民の代表榛葉賀津也が戦う。私はそんな選挙だと思っていますよ。

もう一度、政治は、国民の暮らしのために、生活のためにあるんだ。そのことを、もう一度取り戻す選挙にしていきたいと思います。

そのために我々、国民民主党は、今回の選挙の大きな柱として「家計第一の経済政策」を掲げました。

確かにアベノミクス、うまくいったところもあります。株価は上がりました。でも好循環を回すスタート地点を私たちは変えていきたい。

これまでのアベノミクス、いや、これまでの経済政策は、常に企業、とりわけ大企業にまず重点を置いて、そこが豊かになれば、だんだんその恩恵が中小企業に、家計に、地方に広がっていく。こういう前提で作っていました。

でも、もう何十年もこういうやり方をやってきて、どうですか。皆さんのところに、恩恵は届いていますか。届いていない人が多いんですよ。

だから、この好循環の出発点を変えたいんです。まず何よりも家計を豊かにすることによって、そしてGDPの6割を占める消費を盛り上げ、消費する力がつけば、企業はモノを作ったら初めて売れるようになります。

売れて業績が上がれば、賃金を上げる、そういう余力も出てくるんですよ。この好循環を回すやり方を、消費を軸とした好循環を回す。この経済政策に、変えていこうじゃありませんか。

そして、家計を重視する政策ができるのは、庶民の代表、榛葉賀津也しかいないんですよ、皆さん。

税金を使う側。かつて使った側ではなくて、本当に働いて、税金を払っている側の、そんな立場の政治を皆さん、もう一度作り上げようではありませんか。

そして、みんなが安心して、そして何よりも、これからを生きる子供たちが、夢と希望を持って、このふるさと静岡県を語れる。日本を誇れる。そんな世の中に変えていくための戦い。

皆さんと一緒に、榛葉賀津也、当選に向けて、勝ち抜きたいと思いますので、どうぞ皆さん最後の最後までよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

静岡選挙区では、牧野京夫氏(自民)、徳川家広氏(立憲)、榛葉賀津也氏(国民)、鈴木千佳氏(共産)、畑山浩一氏(諸派)が立候補している。

公明党・山口那津男代表

時事通信

山口代表の第一声は、神戸市中央区での演説。演説時間は15分2秒だった。

神戸の皆さん、おはようございます。なっちゃんです。ありがとうございます。

いよいよ、本日から参議院選挙がスタートいたします。21日の投票日まで、向こう17日間、全力で戦わせていただきます。

ここ兵庫選挙区からは、ただいまご挨拶を申し上げました高橋光雄候補、初陣であります。公明党公認、そして自由民主党推薦で戦わせていただきます。

この兵庫をはじめ、公明党は、全国で7つの選挙区に候補者を擁立致しました。さらには、比例区には17人の候補者を擁立させていただきました。

そして、この7つの選挙区、全員当選。さらには比例区では6人以上の当選を目指して、力を合わせ、過去最高の議席獲得へ向けて、全力で走り抜いてまいる決意であります。

どうぞ、皆さまのお力で、ここ兵庫選挙区、高橋光雄をはじめ、公明党の候補者、勝たせていただきますように、心からお願いを申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

私も東京選挙区で立候補させていただきました。しかし、この兵庫選挙区が、わが党の選挙区候補の中で最も厳しい選挙区ということで、東京選挙区はしばらくお留守番にして、この神戸へ赴いてまいりました。

どうか、どうか、この山口那津男の決意を、お受け取りいただいて、高橋光雄を押し上げていただきますよう重ねてお願いを申し上げます。

今回の選挙は、令和の時代、新しい時代、初めて行われる国政選挙となります。

これからの時代を、どう形作っていくか。それが問われる、極めて重要な選挙であります。

そして、いま世界を見渡せば、米中貿易摩擦、あるいはヨーロッパではEU離脱をめぐって、いろいろな軋轢が生じております。

こうした世界の激動のなかで、ともすれば分断、対立の流れが強い。しかし、この日本が、そして世界が、平和と安定を保っていくためには、日本こそが、対話で協調を生み出して、そして協力の実績をつくる先頭に立っていかなければなりません。

また国内を見れば、人口減少、少子高齢化がものすごいスピードで進んでいきます。世界の先進国の中で、最も早く、この人口減少、少子高齢化を経験する日本が、どうやってこの難しい課題を乗り越えていくか。

そうした国内の課題、そして世界の課題を前にしたときに、この荒波を乗り切るためには、何よりも政治が安定をしなければならないのであります。

そして、この日本の政治の安定のためには、連立政権に公明党がなくてはなりません。

もう一つ、政治に大事な要素は、国民の皆さまの声を聴く政治を進めるということであります。この国民の声を聴く実践がなければ、私たちの声が届かない。そうした不信感になってしまえば、政治に信頼は生まれません。

この私たちの声が政治に届く。そう皆さんに思って頂けるようにすることが、政治に対する信頼と希望を生みだしていくわけであります。

公明党こそ、その国民の声を聴く政治、そして皆さんの、たとえ小さな声でも、それを聞き取って、そして形にしていく。

その小さな声を聴く力のある公明党がいればこそ、政治に信頼と希望が生まれ、真の意味の、政治の安定がつくれるわけであります。

どうか、その先頭に、公明党の高橋光雄を勝たせていただきますよう、重ねてお願いを申し上げます。

今日は、日本港運協会会長でいらっしゃる、そしてこの度、高橋光雄後援会の会長をお引き受けいただきました、久保、ごめんなさい。久保昌三会長にお越しいただきました。この久保様のお話を伺いました。

かつて、アフリカのモザンビークを安倍首相とともに訪れたそうであります。その時に、安倍首相に同行して、ポルトガル語に通じた高橋光雄さんが、現地の方々と安倍首相をつないで、見事な通訳を務めていた。

そうしたことを目の当たりにした久保昌三会長であります。そうしたご縁が下で今回後援会の会長をお引きいただいたわけであります。本当にありがとうございます。

モザンビークといえば、かつては内戦で相争い、国土は荒廃し、都市はもう焼けただれる、そういう厳しい状況にありました。

まず、その戦乱を収めて、最初に安定の道を作りだしたのは、国連のPKOであり、そして日本からも自衛隊を派遣をして、そのモザンビークの平和を維持することに携わったのであります。

私は当時、防衛政務次官をしておりました。この日本の自衛隊が、モザンビークのPKOで活躍する姿を激励するために、私自身もモザンビークに赴いて、マプトあるいはベイラという都市、ここでの、その平和維持活動をしっかりと見届け、応援をしてきたわけであります。

おかげでこのモザンビークが安定をした。そしていよいよ経済発展、開発を進めていく。その時に、高橋光雄さんがモザンビークの大使館で活躍をすることになったわけであります。

この自由な貿易のもとで、日本の投資をすすめていこう。そういう方向づけのために、モザンビークと日本の投資協定を結ぶ。その大仕事をやったのが高橋光雄さんだったわけであります。

それがもとになって、いまモザンビークは自分自身の力で力強く発展の途をたどりつつあります。PKOで助ける、投資協定で助ける。そうした働きが、日本のこの世界の平和と安定を導く力になっているわけであります。

こうしたことを実行するためにも、日本の政治が、政権が、しっかり安定をしていなければ、その道を進める事が出来ないわけであります。公明党の実践力を、ぜひとも国際政治の舞台でも生かさせていただきたい。その先頭に高橋光雄を立たせてください。皆さん、よろしくお願いいたします。

さて、この人口減少、少子高齢化時代を迎えるこの日本。国民の声を聴く政治、小さな声を聴く力、これが今の日本の政治に一番必要なことであります。

公明党はその小さな声を聴く実践活動を、昨年100万人訪問調査運動を全国に展開して行いました。

皆さまの声、幼児教育、子育て、あるいは、介護の課題、中小企業のテーマ、そして防災、減災の不安解消。いろいろな声をうかがう中で、もっとも多かった声の一つは「子供の教育にお金がかかりすぎるんです。心配です。何とかしてください」。そういう声でありました。

この声を受けて、いよいよ教育負担の軽減を図ろうということで、公明党が掲げた政策、実現の見通しが立ちました。

この10月からは、幼児教育の無償化をいよいよ実行致します。来年4月からは大学などの高等教育の無償化も一部スタートいたします。

さらには私立の高校生の授業料実質無償化、これも来年4月から実行致します。

こうやって、無償化三本柱、無償化三本柱を公明党が進めることによって、実現することができたのであります。

しかし、大きな財源が必要となります。そこで、私たちの社会保障、年金、医療、介護に並んで、子育て支援という4つ目の柱を社会保障に位置付けました。

これを安定的に進めるためには財源をしっかり、安定的に恒久的に得られる財源が必要ということで、消費税を生かすことと致しました。

この消費税をこの秋、10%に引き上げさせていただきますが、その税収を生かして、子育て支援を含めた、全世代型の社会保障に消費税を生かさせていただく。そういう道を開いたのは、公明党なのであります。

高齢者の皆さまに使っていた税を、これを剥がして子育てのために使うというのではありません。新たに皆さまからお預かりする消費税を、その子育て支援のために、新しく使っていく。そういう道を作るから、高齢者の皆さまも安心。

そして若い世代をしっかりと育てて、将来の日本を背負っていただく人に育てて、さらには良き納税者として、その先の未来もしっかりと受け持っていただく。

そういう道がこれからの日本にとって大事であります。そうした子育て支援も含めた全世代型社会保障、これを国民の皆さまの声を聴いて、そして道を開いたのは公明党であるということを強く訴え申し上げたいと思います。

あわせて、この消費税を生かして年金が満額いただけないという方々に対しては、この年金生活者支援給付金、これも最高額で年間6万円、これを差し上げる制度も10月からスタート致します。

さらには介護保険料、所得の少ない高齢者の方々には、この介護保険料を軽くするということも、合わせて行ってまいりたいと思います。

こうやって、全世代型社会保障を充実させるために、消費税を生かさせていただくとともに、消費者の皆さんが、日々の毎日の買い物で、「ああ、税が重い」という感覚を和らげるために、軽減税率もあわせて実行させていただきます。

そして、この今の日本の景気。世界の流れの中で大事な時期でありますから、この景気対策として、例えば子育て世帯や、高齢者のためにはプレミアム付き商品券を発行し、そしてまた世界の経済の流れの中で、キャッシュレス化を進めるために、ポイントを差し上げる。そういう対策も行います。

そして大きな買い物である住宅や自動車については、減税をやり、そしてまた給付も行い、両方でこの景気対策をあわせて日本の経済を支えていきたいと思います。

これだけやった上に、公明党は、高橋光雄は、納税者のに重いご負担をお願いするんだから、自ら身を切る姿勢を示し、そして歳費20%返上する。そういう志を示しております。

どうか、この誠意ある、高橋光雄の姿勢を、何としても皆さま、受け止めていただいて、政界へと送り届けていただきますように、参議院へと送り届けていただきますように、心からお願いを申し上げます。

これからの時代、今、雨の多い季節、水害も心配です。かつて地震も起きました。この阪神・淡路を経験した、その高橋光雄であり、高橋親子であればこそ、防災・減災のその先頭に立って働くことができます。

災害に強い日本、災害に強い兵庫、災害に強い神戸をつくるために、高橋光雄を働かせてください。どうか、どうか、皆さまのお力で、なんとしてもこの兵庫選挙区、高橋光雄、全力で頑張ります。勝たせてください。勝たせてください。勝たせてください。

何卒、何卒、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。ありがとうございました。ありがとうございました。兵庫選挙区では、加田裕之氏(自民)、安田真理氏(立憲)、高橋光雄氏(公明)、清水貴之氏(維新)、金田峰生氏(共産)、原博義氏(諸派)が立候補している。

日本共産党・志位和夫委員長

時事通信

志位委員長の第一声は、新宿駅西口での演説。演説時間は26分29秒。国政政党では最長だった。

皆さん、お早うございます。日本共産党の志位和夫でございます。

日本の命運を分ける参議院選挙が始まりました。皆さん、この参議院選挙を、安倍政治さよならの審判を下し、国民の誰もが希望を持ち、安心して暮らせる日本をつくる選挙にしていこうではありませんか。

政党を選ぶ比例代表選挙では「日本共産党」と書いていただける方を広げに広げまして、小池晃さんをはじめ7名以上の当選のために、どうかお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。

大決戦の首都東京の選挙では、吉良よし子さんの勝利のためにどうか皆さまのお力をお貸しください。重ねてお願い申し上げます。

皆さん、尊厳をもって、生きるための一票を、どうか今度の選挙では日本共産党に託してください。よろしくお願いいたします。

年金問題が、大争点に浮上しています。年金の2000万円不足が大きな問題になっていますが、問題はそれにとどまりません。

マクロ経済スライドによる、給付水準の引き下げという大問題があります。

私、党首討論でこの制度の廃止を求めたところ、安倍首相は「ばかげた政策」と言ってこれを拒否し、これを廃止するためには7兆円の財源が必要だと言いました。

これは言葉を換えて言いますと、皆さんの年金を7兆円の規模で奪うことを認めた発言にほかなりません。これでやられますと、今、40歳以下の方は厚生年金も国民年金も月2万円、ご夫婦で4万円、減らされます。

特に国民年金、満額でも6万5000円ですが、この問題、現在価格で3割減らされましてね。国民年金6万5000円、3割減らされまして4万5000円になってしまいます。どうして暮らせますか。

この問題追及しますと、安倍首相は制度の安定が必要だと言います。しかし、いっくら制度が安定したって国民の暮らしが滅んでしまったら、何のための公的年金だということになるじゃありませんか。

今でさえ貧しい年金を、マクロ経済スライドでもっと貧しくしてしまう政策こそ、馬鹿げた政策ではないでしょうか。

日本共産党は、マクロ経済スライドをやめて、減らない年金にするための、具体的な財源策を示しております。

第1に、高額所得者優遇の保険料の仕組みを正すことで、1兆円の保険料収入を増やしてまいります。

第2に、200兆円の年金の積立金を、株価のつり上げに使うんじゃなくて、年金の給付に計画的に使わせようじゃありませんか。

第3に働く人の賃上げと正社員化を進めて、年金の支え手を強くして参ります。

この3つの合わせ技によって、減らない年金にすることはできる。そして、低年金の方には、年一律6万円の上乗せを行い、本当の意味での年金の底上げをやってまいります。

皆さん、マクロ経済スライドで7兆円も年金を削るのか、それとも減らない年金にするのか。これが年金問題の最大の争点です。

日本共産党への一票で安心の年金への、第一歩を踏みだそうじゃありませんか。

消費税10%を許していいのかも大争点です。私が党首討論で中止を求めたところ、安倍首相は「内需は堅調だから、予定通りやる」と言いました。

皆さん、内需は堅調ですって。びっくりしますね。いったい、日本経済のどこを見てるんでしょうか。

2014年の8%への増税をきっかけに、家計消費は実質で25万円も減りました。働く人の実質賃金は、10万円も減りました。

内閣府の景気動向調査は、2カ月連続で悪化じゃないですか。日銀短観の景況感も、2カ月連続で悪化じゃないですか。

これだけ、景気悪化の赤信号がともっているのに、増税を強行するというのは、愚の骨頂ではないでしょうか。

皆さん、今からでも止めることはできます。税金のあり方を決めるのは、安倍首相じゃありません。主権者である国民の皆さんです。

今度の参院選で野党を勝たせていただいて、共産党を伸ばしに伸ばしていただいて、10%は必ず止めようじゃありませんか。

それでは、共産党はどうするのか。今、求められているのは、家計を応援し、格差と貧困を正し、国民の誰もが、希望を持って暮らすことのできる政治への切り替えです。

共産党は「くらしに希望を 3つのプラン」を掲げてこの選挙を戦っております。

第1は、8時間働けば普通に暮らせる社会をつくることです。皆さん、中小企業への支援を抜本的に強めて、最低賃金は今すぐ直ちに、時給1500円を目指し、全国一律最低賃金性を創設しようでありませんか。

政府が賃金水準を決められる、保育、介護、障害福祉で働く人の賃金を上げてまいります。一般の労働者に比べて10万円も少ない、国の責任で、まず5万円引き上げ。一般の労働者と同じにしてまいります。そうすることで、保育士さん不足、介護士さん不足も解消されるのではないでしょうか。

残業代ゼロ制度を廃止し、「残業は週15時間、月45時間、年360時間以内」にし、これを法律で厳格に決めて、例外なくすべての労働者に適用し、この日本から過労死をなくそうではありませんか。

第2に、暮らしを支える社会保障を築いてまいります。国民健康保険料が高すぎます。やむなく払えずに滞納し、保険証を取り上げられる。

お医者にかかれず、命を落とす方が後を絶ちません。値上げなど、とんでもありません。全国知事会が言っているように、公費1兆円を入れまして、協会健保、中小企業のサラリーマン並みに、大幅に値下げをしようではありませんか。

全国全ての自治体で子供の医療費の助成制度が実現しております。ところが国は、医療を無料化した自治体に、ペナルティーを科して予算を減らしています。

やることが、アベコベじゃないですか。ペナルティーをなくし、子供医療費の無料化、国の制度にしていこうではありませんか。

第3に皆さん、お金の心配なく学び、子育てのできる社会をつくってまいりましょう。

全ての学生を対象に、学費を直ちに半分にし、段階的に無料にしてまいります。

返済不要の給付制奨学金、月3万円、70万人分からスタートしてまいります。全ての若者がお金の心配なく、のびのびと学べる日本をつくっていこうじゃありませんか。

安心して子供さんを預けられる認可保育所を、30万人分増設し、待機児童を解消いたします。そして皆さん、憲法26条に則して、学校給食を含めて義務教育の完全無償化を実現しようじゃありませんか。

これが日本共産党の「暮らしに希望を、3つの提案」です。いかがでしょうか。

3つのプランを実行しますと7.5兆円。家計を応援する政策になってまいります。7.5兆円と言いますと、消費税3%分です。消費税を8%から5%に下げるのと同じ家計の応援効果が出てまいります。

そんなことできるのかなと、おっしゃる方もいるかもわかりません。できますよ皆さん。この消費税10%を中止し、3つのプラン、パッケージで実行するための新たな財源は7.5兆円ですが、消費税に頼らない別の道でまかなってまいります。

中小企業の皆さんが払っている法人税の実質負担率は18%。大企業は10%しか払っていません。

優遇税制のおかげです。大もうけしている大企業には、せめて中小企業なみに払ってもらおうじゃありませんか。これで4兆円出てまいります。

それから皆さん、所得1億円超えますと、大金持ちになればなるほど、所得税の負担率が下がってしまいます。

株で大もうけしている富裕層には、応分の負担をしてもらおうではありませんか。これで3.1兆円出てまいります。もう一声必要です。

払う義務のない米軍への「思いやり予算」はやめようじゃありませんか。辺野古の美しい海を埋め立てている米軍再編経費、日本国民の血税だってのは腹が立ちますね。これもやめようじゃありませんか。これで4000億円出て参ります。

ここまでで、ちょうどきっかり7.5兆円出てまいりました。政治の姿勢を変えれば財源をつくることができるんです。

それに比べましてね、事故原因も分からないF35戦闘機に1兆円。なんに使うかも分からない「イージス・アショア」に6000億円。トランプ大統領の言うままの高額の武器の爆買いはやめて、暮らしにお金を回そうじゃありませんか。

皆さん、これをやるには財界に正面からモノが言える政党が必要です。日本共産党は党をつくって97年、財界献金ビタ一文受け取っておりません。

こういう党が伸びることが、皆さんの暮らしを守る一番確かな力になるのではないでしょうか。どうか日本共産党、伸ばしに伸ばしてください。吉良よし子さん、必ず勝たせてください。よろしくお願いいたします。

憲法の問題も大争点です。安倍首相は「憲法を議論する党か、議論しない党かが争点だ」と言っています。しかし皆さん、これは争点そらしです。そこに争点があるのではありません。

自民党は、公約に「早期の憲法改正を目指す」と書いているじゃないですか。安倍9条改憲を、許していいのかどうか。ここにこそ、本当の争点があるということを、私は訴えたいと思うのであります。

安倍9条改憲のどこが問題か。自民党が取りまとめた9条改定の条文案を見れば一目瞭然なんです。

この条文案は、9条1項・2項の後にこう書いてある。「前条の規定は自衛の措置をとることを妨げない」。こうして、自衛隊の保持を明記しております。

「前条の規定は妨げない」ということになりますと、9条2項の制約が、もう自衛隊に及ばなくなってしまうじゃありませんか。

2項が残っても、立ち枯れになり、死文化してしまうことになります。無制限の海外での武力行使が可能になってしまいます。

このような恐ろしい道は、断じて拒否しようではありませんか。

それじゃあ皆さん、安倍9条改憲の真の狙いはどこにあるんでしょうか。

トランプ大統領が最近の記者会見でこう言いました。

「もし日本が攻撃されれば、私たちは日本のために戦う。しかし、米国が攻撃されても日本が戦う必要がない。変えなければいけないと安倍首相に話した」

こう言いましたね。昨日の党首討論会でもこれ問題になりました。

実は皆さん、安倍首相もかねてから同じ主張をやっているんです。「軍事同盟とは血の同盟だ」と、はっきり言っているんです。

世界中に展開する米軍に、いったん事が起きたら自衛隊が米軍のために血を流して戦う。そういう自衛隊にしていく。これが9条改憲の真の狙いだということを、私は告発したいと思うのであります。

それから板門店で、3回目の米朝首脳会談が行われ、対話によって、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築を築く動きが進展しております。

今、日本がなすべきは憲法9条を替えることではありません。憲法9条を生かして、北東アジアにASEANのような共同体をつくる平和外交こそ、求められているのではないでしょうか。

皆さん、世界に誇る平和憲法を、守り、生かそう。

この平和への一票は、党をつくって97年、命がけで、反戦平和を貫いてきた日本共産党にお寄せください。よろしくお願いいたします。

皆さん今度の選挙は、各党に候補者を男女同数にすることを努力義務とした、政治分野における男女共同参画法施行後、初めての国政選挙です。

ジェンダー、平等への姿勢が問われます。この間、性暴力やハラスメントに対して、勇気を振り絞って声をあげる人たちが続いております。

そして、そういう方々を孤立させてはならないと、「#metoo」「#withyou」、合言葉にしまして市民の運動が広がっていることは、日本社会にとって大きな希望ではないでしょうか。

世界を見ますと、ILO(国際労働機関)でハラスメント禁止条約が圧倒的多数で可決されるという画期的な出来事が起こりました。これも大きな希望ではないでしょうか。

私は、ジェンダー、平等は全ての人の人権と尊厳を大切にする、社会への扉を開くものであると思います。

皆さん、国内外での希望ある流れを大きな力にしまして、ジェンダー平等後進国から抜け出そうじゃありませんか。

昨日の党首討論で、「選択的夫婦別姓に賛成ですか」、これが各党首に問われました。「賛成」に手を挙げなかった人が一人だけいました。安倍さんですよ。

皆さん、ジェンダー・平等社会をつくるためにも、安倍政権には退陣してもらおうじゃありませんか。

日本共産党の今度の参議院選挙の候補者40名のうち、22名、55%が女性であります。ここには、党をつくって97年、女性が全く飲む権利状態だった、そういう時代から男女同権、両性の平等、女性差別の撤廃を求め続けてきた日本共産党の姿が示されていることを、皆さんにお伝えしたいと思います。

皆さん、ご一緒に力を合わせて、誰もが尊厳を持ち自分らしく生きられる、そういう社会を作っていこうじゃありませんか。頑張りましょう。

今日はさまざまなお話をしましたが、これらを実現する希望は、市民と野党の共闘にあります。

この間、野党の党首会談も開きまして、改選数1の「1人区」の全てで野党統一候補を実現し、全国32の1人区のすべてで候補者を一本化を実現をして、この選挙を戦っております。

市民連合の皆さんとの共通政策で消費税、憲法、原発、沖縄、こういう国政の中心問題も含めて、共通の旗印が立っているということも、皆さんにご報告しておきたいと思います。

最大限の共闘の体制で戦い、32の1人区の全部で、自民党を打ち破って、勝利を勝ち取るために、頑張り抜く決意を申し上げたいと思います。

そして皆さん、どうか日本共産党を躍進させてください。

国民の皆さんの切実な願いを、実現しようとしますと、日本の政治の2つのゆがみにぶつかってまいります。財界中心とアメリカ言いなり。このゆがみにぶつかってまいります。

このゆがみの、大元からメスを入れ、本当に国民が国の主人公と言える民主主義の国をつくろうということを綱領に掲げている政党が日本共産党です。

この党を伸ばしてこそ、皆さんの切実な願いを実現する道が拓かれるのではないでしょか。

比例は共産党。この声を、広げに広げていただきまして、どうか我が党の誇る小池書紀局長をはじめ、7名以上の勝利を勝ち取らせていただきますよう。心からお願いいたします。

そして吉良よし子さんは、ブラック企業の根絶に取り組み、社名を公表させるという、戦後労働行政がやったことないことをやらせた。素晴らしい働きを6年間やっております。

吉良さんは都民の声、国民の声を、全身で受け止め、政治を変える素晴らしい力を持った政治家です。必ず押し上げて頂きますようよろしくお願いいたします。

以上をもって、第一声とさせていただきます。今日をスタート点に、私も全国駆け巡って、躍進の先頭に立つ、そのための全力を尽くす決意を申し上げて、訴えとさせていただきます。ありがとうございました。がんばります。

日本維新の会・松井一郎代表

時事通信

松井代表の第一声は、大阪市中央区での演説。演説時間は19分20秒だった。

皆さん、こんにちは。おはようございます。

まず最初に皆さんのおかげで先週ね、G20。トランプさん、プーチンさん、習近平さん、世界20カ国の首脳と総数37の国際機関、そういう人たちをこの大阪にお迎えして、大満足して帰っていただきました。ありがとうございます。本当にね、皆さんのおかげです。

大体ね、「G20やろう」と言ったとき、大阪以外の人たちは「大阪でやって大丈夫なの?」なんて、そんな雰囲気だった、まあ完璧でしたね、皆さんのおかけで。どこに行ってもおもてなしの心いっぱいで。

僕もね、トランプさんとまあ話しましたよ。河内弁で、河内弁でね。英語できませんから。

わかったのはね、とにかく「大阪、ビューティーフル」と言ってくれてました。「ホスピタリティーにあふれている」と。これを言ってくれてましたよ。ほんとにね、これは皆さんに必死になって協力いただいた。心から感謝をしたい、こう思っております。

だから少しずつ大阪、元気になってきました。皆さんもご承知のように、この大阪に大勢の人が集まるようになってきた。でも皆さん、10年前どうだったでしょうかということなんです。

結局、役所の中、まあ中にばっかりお金使って、新しいサービスができない、おもてなしをする準備ができない、大勢の人をお迎えする環境が整えられないということで、どんどんどんどん衰退をしていた。

でも、橋下さんが2008年に知事になり、僕がその後を引き継いで、12年間徹底して、改革をやり、財源を生み出し、サービスを拡充し、街をきれいにしてきた。

その結果、大阪は今、世界の都市の中でも、これは我々が言ってるんじゃないんですよ、海外のメディアが言ってるんですけど、世界で3番目に住みやすい街だという評価もいただいてきたわけですよ。

やればできるということんです。改革で生み出した財源で、我々はこの大阪において教育無償化を実現してきた。

ところがやっぱりね、永田町の住民の皆さんにはどうも伝わりません。昨日も党首討論で、自民党安倍総裁、共産党の志位さんまで党首討論いってきましたよ。

この10月に消費増税が行われる。でも増税しなくても現実に、大阪では私立高校の無償化は8年前からやってるわけです。

今年4月からは、吉村前市長が準備をして、実行したんですけど、今年4月からは幼稚園、保育園、3歳から教育費無償化、実行しています。

それでも別に、大阪で皆さんに増税をお願いしてるわけじゃありません。

何が言いたいか。政治ってのは結果責任なんで、結果見てもらいたい、全国の皆さんに。徹底して改革をやれば、消費増税なくても、この教育無償化は実現できるんですよ。

安倍総理は、今回の増税で教育無償化を実現すると言うけども、その前にですね、まず徹底的に行革をやり、財源を生み出す努力をして、そして、どうしても社会保障費、足りないときにもう一度、国民の皆さんに判断いただく。

今の時点で増税するなんていうのは、国民の皆さんに負担をこれからも負担を押し付けていく、安易な増税なんです。これ何とか止めるために、我々に力を持たせていただきたい。

そしてね、永田町の人たちが、まあとにかくね、永田町の人たちは一般の人たちと感覚が違う。

その一番は、永田町というのはあまりにも裕福、なれ合い、ぬるま湯のなかでね、自分たち優遇、厚遇されすぎてるから、全く本当に一般の人たちの今の生活実態、状況が伝わってないんじゃないかなと、こう思いました。

これは共産党と徹底に昨日もやりましたけどね、僕は「身を切る改革、志位さん、約束じゃないですか。文書交通滞在費の領収書の公開」。

2年前の衆議院の総選挙で僕がやったら、志位さんも「やる」と言ったのに、2年たって出てきたのは、自分たちが勝手に作ったメモ1枚ですよ。

自分が作成したメモ1枚で「オープンにしている。使い道を明らかにしているじゃないか」と。そんなメモ1枚、なんぼでも鉛筆なめなめで書けるわけですよ。

それ言うと、「維新の会は文書通信交通滞在費、余ったの、自分たちの政党の支部に寄付してるじゃないか」と言うんです。

あの政党支部というのは、政党支部からお金を使うとき、これは全部1円から領収書公開なんです、政治資金規正法の中で。この領収書をごまかしたのは、(前)堺市長の竹山(修身)さんだけ。

維新の会は領収書のごまかしはしておりません。同じことやればいいんです、彼ら。

ところが、自分たちは、何とか言い訳しようと思って、自分たちで使った先のメモを勝手に作ってきた。こんなおかしな話はありません。「じゃあ、その先の領収書、どうなるの」と言っても、なんら返事ありませんでした。

彼らも低所得者の皆さん、弱い人に寄り添うと言いながら、彼らは一番の高所得者ですから。

今、国会議員の年収なんていうのは2000万円を超えてるわけです。2200万円。

増税の時の約束は、これを2割カット、これが約束だったのに、このカットすら、いまや約束をほごにされたままなんです。

こんな状態で10月の増税、そのまま許していけば、これから間違いなく、社会保障費は増大いたします。年金は足りなくなります。これもう、年金で夢物語を語っても仕方ないんです。

年金の今の現状、そして今後の課題。こういうものをあからさまに、正直に、皆さんに申し上げて、そして抜本的に制度を変えなければ、もつはずないんです。

年金制度というのはスタートしたとき、まず最初に年金受け取られた方々は掛け金はかけていないんです。

現役世代の掛け金でスタートしたとき、当時の高齢者の皆さん、この皆さん方に、年金で老後安心して暮らしていただくとスタートしてきた。

そのときは大体、平均寿命が60歳をちょっと超えたくらいだったんです1970年の頃、前回の万博のときに、平均寿命が70歳なんです。

そのときの高齢化率っていうのは7%。いま今日現在でも、高齢化率は3割弱。大阪で言えば、27%の人が高齢者。そして今の日本の平均寿命、男性が84歳、女性が87歳なんです。

今の日本の医療の技術だとか、薬の、高度な薬、質がいい薬が出てきた。そういうこと考えると、間違いなく日本の平均寿命は人生100年時代を迎えます。

そんな中で高齢者の皆さんに安心して老後過ごしていただくためには、年金制度、これ抜本的に見直さなければなりません。

我々が考えている年金制度というのは、まず一旦、今、頂いている方の年金はきちっと守っていく。それは我々も含めた将来世代、次の世代も含めて今、受け取っている方々の年金守るためには、これは税を投入して、やりくりしていく。

でも今後、いま日本の中で、年金制度は破綻するんじゃないのと、若い人を中心に、大体、厚労省の試算でも200万人の人が年金に加入をしておりません。こういう人たちは、将来年金は受け取れないと思ってるから加入しないんです。

この人たちにもやはり加入していただいて、年金の掛け金をかけてもらう。そのためには、一度、年金制度を抜本的に見直して、いまの賦課方式から積み立て方式に見直していく、そういう大胆な改革が必要なんです。

それともう一つ。所得をしっかりと把握をするということなんです。年金でなければ生活できない人、この人たちには年金を届けて、年金を支給をさせていただいて、生活は安心できるように支えていく。これは当然です。

ところが今の時代、年金がなくても十分だ。年金が入ってきているかどうかも忘れている人たちがたくさんいるんです。

それはこないだ麻生財務相が、ご自身でおっしゃってました。「年金もろてるか、もろてないか、わからん」と。

だから、もらわなくても、全然生活平気なんです。そういう人たち、高齢者になっても、現役世代以上の所得がある人たちは、少しそこは我慢してもらって、全体で支えていく仕組みを考えていかなければなりません。

日本では、マイナンバーカードというカードも普及させて、本当に必要な人にこの年金が届く、こういうシステムを皆さんと一緒に作り上げていきたい。

そうすることによって、まさに100年安心、平均寿命が100歳になった、日本が寿命100年時代になっても安心して住み続けられる日本を作ることができると思っております。

今回の選挙は、非常に厳しい戦いです。この大阪においても。なんと言っても、また4つの議席を我々2人の候補者で、2人とも当選させていただかなければならないと、こう思っております。

相手陣営もみんな必死ですから、徹底的にどの政党も、維新を、我々を標的にしてくるんでしょう。

でも皆さん、この大阪において、我々がやってきたこと、やってきた政策を実行してきたことには自信があります。

そのことによって、10年前の大阪と、今の大阪を比べれば、よっぽどマシな大阪をいま作ってきた、ここは自信があるんです。12年前の知事さんも「元知事よ」って言ってね、今この選挙に立候補されてますよ。

「私が元知事」と、なんでも言いたい放題。もう「万博も私の手柄」「G20も私の手柄」。あなたのときはそんな話、一切出ているませんがね。むちゃくちゃ言ってる。

「大阪を良くしたのは自分だ」なんて言っているけど、皆さん12年前の大阪を思い出してもらいたい。

ずっと赤字で、皆さんへのサービスはカット、カット。借金は皆さんにツケ回しばっかり。なのに、自分は報酬は満額もらって、退職金も8300万もらって、「はい、さよなら」ですから。こんなおかしい話はありません。

ねえ皆さん、政治というのは現実なんです。生活そのもの。結果責任です。結果を見ていただいて、我々まあ少しはマシな政治を、この大阪ではやってきたと思いますんで。100点満点でないのは十分承知しております。

そりゃ我々にも足りないところは沢山ある。でも、我々は言ったことは守ってまいりました。

選挙っていうのは、政策を訴えて、それを実行していく。これが選挙で政治家を選ぶ基準です。100点満点はないけど、口先でいいことだけ言う。

結果、当選すれば知らんぷり。この当選すれば知らんぷりが、まさに皆さん、増税のときの国会議員の身を切る改革というものなんです。

2011年の、あの震災の後に、2012年、復興増税がスタートした。今も皆さんは、市民税に上乗せで、東北の皆さんを支えるために、復興増税の負担を、皆さんが支えていただいてるんです。

そのときの約束が、身を切る改革だったんです。

何も、我々から言い出した話なんじゃないですこれは、国会議員においても。

復興増税のときに、国民の皆さんに負担お願いするんなら、国会議員も当たり前だと。そのときは、自民党から共産党まで、全会一致で、国会議員の報酬2割カット、スタートをさせたんです。

ところが2年すると、「国民の皆さん、忘れただろうな。もういいんじゃないの」と、知らんふりして元に戻してるんですよ。

まさに約束を違えて、ほごにしている。これじゃあ、皆さん「公約ってなんだったの」ということになります。

我々も100点満点はありませんが、言ったことは守ってまいりました。ぜひ、まともな政治を、まともなね、国政において、野党を作りたいと思いますんで、皆さんのご支援の輪を。

東徹。僕が府議会の同期で、徹底的に大阪府が厳しい時代から一緒に改革をやってきた。実績も十分でありますご承知のとおりです。東徹、これを必ず参議院議員として国会に送り返してもらいます。

そして、梅村みずほさん。なぜ梅村なのと言う言葉が、よく僕のところに質問されます。知名度もないんじゃないの今まで聞いたこともないし、梅村さんってどこの人?なぜ梅村さんを選んだのっていう話がありますが。

選んだ理由は、ただ一つ。政治と距離があるところで、家庭の母親として、働く女性として、まったく政治と関係のないところで、様々な経験をしてきた。ごくごく一般の人だからです。

そして梅村さんが子育てをするにあたって、やっぱり不自由がたくさんある。もっと国が支援してもらうこと、行政が支えること、もっとあるでしょと。そういうことを実行してもらえないと、これからの少子化、止められない。

これをご自身で実感したから、まさに今までの生活を一旦横において、維新の会のメンバーとして頑張りたいということで、覚悟をもって参加してくれました。だから永田町の感覚と全く違う人だから、我々は梅村さんを公認をいたしました。

皆さんね、家庭で2票ある人は1票ずつ分けていただきたい。4票の人は2票ずつ。

奇数の時がややこしい。3票の時は、残りの1票をどうするか。まあこれはね、皆さんのご自由な判断で、東か梅村にしていただきたい、こう思っておりますがね。その場合はもう1人どなたかに声をかけてもらって、偶数になるように、是非ともよろしくお願いをいたします。

まあ暑い中の選挙ですから、応援していただいている皆さん、水分を補給しながら、熱中症にならないように、この熱い戦い、我々の背中を押していただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。ありがとうございます。

大阪選挙区では、太田房江氏(自民)、亀石倫子氏(立憲)、杉久武氏(公明)、にしゃんた氏(国民)、辰巳孝太郎氏(共産)、東徹氏(維新)、梅村みずほ氏(維新)、濱田健氏(諸派)、足立美生代氏(諸派)、尾崎全紀氏(諸派)、数森圭吾氏(諸派)、佐々木一郎氏(諸派)が立候補している。

社民党・吉川元幹事長

時事通信

社民党は不出馬を表明した又市征治党首に変わって吉川幹事長が第一声に望んだ。演説場所は新宿駅南口。演説時間は13分06秒だった(*緊急車両通過による演説中断を含む)。

新宿駅南口ご通行中の皆さま、社民党でございます。いよいよ今日から17日間の参議院選挙、選挙戦がスタートいたしました。

私ども社民党は、この東京選挙区から朝倉玲子さん、非正規の労働問題、取り組んできた朝倉玲子さんを公認候補として擁立をいたしました。東京選挙区、朝倉玲子を何卒皆さまの力強いご支援もお願いいたします。

また比例区に於いては、社会民主党に対する力強いご支援も併せてお願いいたします。

今回の参議院選挙、国民の暮らしの安心と、そして平和がかかった、とてもとても重要な選挙であります。

6年半に渡って続いてきた安倍政権の下で、国民の暮らしは壊されてまいりました。

いまだに統計、明らかにされていませんが、実質賃金は低下をする。そして年金もカットをされる。その中で実に、6割の人が生活が苦しいと、厚生労働省の調査に答えております。

この事実、この実態を改善することこそが、今、まさに政治に問われているものであります。

あの金融庁の報告書。老後、2000万円の資産が必要だ。衝撃的な内容の報告書であります。

これまで政府は、「年金は100年安心」、そのように吹聴をしてまいりました。国会においても、安倍総理、そして麻生財務大臣も、100年安心と繰り返し発言をして参りました。

しかし、安心だったのは制度が続くだけ。実際にもらえる年金額、とりわけ国民年金、基礎年金部分は、将来的に3割削減をされるという内容であります。

かつて国民年金は、自営業者の年金でありました。しかし、雇用が劣化をし、そして非正規雇用が増える中で、働き手の中にも国民年金しか、かかっていない方が沢山増えてまいりました。

所得は低く、金融資産も持たず、そして今よりも国民年金、基礎年金が3割目減りするとすれば、これは事実上、暮らしていけない年金であります。

とても100年安心の年金とは言えない。この制度を今、安倍政権は100年安心と吹聴を続けております。

私ども社民党は、現在行われている、この基礎年金部分、国民年金が毎年目減りをする、このマクロ経済スライドを直ちに中止をし、そして、この暮らせる年金、基礎的暮らし年金、最低保障年金の設立を強く訴えてまいります。

また、この今回の年金問題を通じて、明らかになったのは、やはり雇用の劣化であります。

総理は、ことあるたびに「雇用者が増えた」「働く人が増えた」と吹聴いたします。しかし、その内実を見れば、安倍政権になって非正規雇用が300万人増えます。今や、2100万人を超える方が、不安定でそして賃金の安い非正規雇用、そのような実態の中で働いております。

企業が一番活躍しやすい国。それはまさに、働く人たちが一番暮らしにくい国でもあります。

この労働法制を抜本的に規制を強化をして、そして働く人たち、安心して働き、結婚し、子供を産み、育て、老後を迎えられる。そのような雇用の質の確保を、これを我々社民党は、この参院選で訴えて参りたいと思います。

そして、あの金融庁の報告の後、財政制度審議会、そして経済財政諮問会議の骨太方針、出されました。

実は原案にはいろいろな言葉が載っておりました。「自己責任」「自助努力」という言葉も入っております。

もちろん、私たちが日常暮らすときに自己責任、自助努力で頑張る部分は沢山ございます。

しかし、国や行政が、国民に対して、自助努力を求め、自己責任を言うことは、これは政治の責任放棄であります。

皆さん少し考えてみてください。困ったことがあった。役所に相談にいった。そしたら役所で、「それは自己責任ですね。自助努力で何とかしてください」。こんな行政や国の在り方、抜本から変えていかなければならない。

そのためにも、この選挙戦。そして非正規労働の問題を半生に渡って取り組んできた朝倉玲子さん、東京選挙区の朝倉玲子さんに、ぜひ皆さまの一票を預けてください。託してください。そして比例区、社会党に皆さまの一票を何卒宜しくお願いいたします。

今、安倍外交が大きな問題になっております。安倍外交、果たして成果が出ているでしょうか。

実に80カ国、そして、54兆円もの巨額の資金援助を、各国に安倍総理は約束をして参りました。

しかし、北方領土の問題、あるいは拉致の問題、さらには日米の貿易の問題、何一つ結果が出ておりません。

それどころか、朝鮮半島の問題をめぐっては、唯一、日本だけが蚊帳の外。これが今の安倍外交の実態であります。

そして、先日G20。トランプ大統領が来日をいたしました。そこでは、今の日米安保、日本が攻められればアメリカは守るが、アメリカが攻められたときは日本は守らない。こんな話が飛び出して参りました。

そして、いま中東では緊張が高まっております。仮に、中東で大きな戦争にアメリカが突入をした場合、当然トランプ大統領、日本に対して自衛隊の派遣を求めてくることは、火を見ることよりも明らかであります。

かつての日本であれば、憲法上、集団的自衛権の行使はできない。このように拒否をすることができましたし、事実、湾岸戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争、自衛隊を戦地に送ることはありませんでした。

しかし、今から4年前、国民の多くが反対をし、憲法学者のほとんど全ての方が、憲法違反といった、あの集団的自衛権、行使を容認する戦争法を強行採決をしてしまいました。

今、戦後74年にわたって、海外で戦争をすることなく平和を守ってきた今の日本の政治が、この安倍政権の下で岐路に立っております。

国会の役割が重要です。自衛隊を派遣する場合、国会での事前承認が原則必要になってまいります。

その時に、安倍総理に、ただただひたすらについて行く議員ばかりか、それとも憲法の精神を守り、国民の暮らしと平和を守る、そうした議員を国会に送り出せるのか、これがこれからの日本の岐路を、大きく左右する選択であります。

今回の参議院選挙、国民の暮らし、そして平和な暮らし、これを守るために我々社民党、全力を挙げて戦って参ります。

この東京選挙区からは朝倉玲子さん、公認候補として擁立をしました。今日から17日間、東京を駆け巡り、そして、働く人たちの思いに答えられるそんな政治の実現を訴えてまいります。

また比例区、今回の選挙戦、社民党にとっても瀬戸際、崖っぷちの戦いでもあります。正念場の戦いでもあります。

結党以来、憲法を守ることを党是としてきた社民党。国政政党として、これからも国会の中で働かせてください。

ぜひ、皆さまの力強いご支援、社民党そして朝倉玲子にお願いをいたしまして、私からの訴えとさせていただきます。ご静聴、ありがとうございました。


※東京選挙区では、丸川珠代氏(自民)、武見敬三氏(自民)、山口那津男氏(公明)、塩村文夏氏(立憲)、山岸一生氏(立憲)、水野素子氏(国民)、吉良佳子氏(共産)、音喜多駿氏(維新)、朝倉玲子氏(社民)、いずれも諸派の野原善正氏、七海ひろこ氏、大橋昌信氏、溝口晃一氏、佐藤均氏、横山昌弘氏、大塚紀久雄氏、いずれも無所属の森純氏、関口安弘氏、西野貞吉氏、野末陳平氏が立候補している。

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