米ミシシッピ州セナトビアで8月、当時10歳の黒人少年が、屋外で立ち小便をしたとして逮捕・起訴された。
少年は、非行行為の罪で起訴されたと英メディアが報じている。
12月12日、少年審判が行われ、少年には3カ月の保護観察処分、読書感想文の提出の判決が下された。
少年の弁護人は、人種差別があったと主張している。
その後、地元警察は新たな声明を投稿し、事件を担当した警官を解雇したと公表した。
「事件を担当した警察官は、警察内の文書の規則に違反していた。また、このような状況に遭遇した際の、事前訓練の内容にも反した行動をとっていた」
「担当した警察官のうち1人は解雇、その他の関係者については適正に処罰した」
今回の判決にあたり、少年の弁護人を務めたカルロス・ムーア氏は、次のようなコメントを発表した。
ムーア氏は、こう主張する。
「少年は誰でもやるようなことをしただけ。しかも周囲に見えないように車のドアの陰に隠れて行っていた」
「彼が黒人以外の人種であれば、逮捕・起訴・処罰も課されなかっただろう」