エネオス、社長の解任を発表。酔って女性に抱きついたため 経営トップ2年連続で酒の場での女性への不適切行為が発覚

    超大手企業の経営トップが、女性への不祥事で2年連続で辞めることになりました。

    石油元売り最大手のENEOS(エネオス)ホールディングスは12月19日、斉藤猛社長(61)を解任したと発表しました。

    懇親会の場で酒に酔って女性に抱きつく不適切行為があったと判断。同社では2022年に杉森務会長も女性に対する「不適切な言動」があったとして辞任しており、2年連続で経営トップが不祥事で辞める事態になっています。

    同社の発表によると、斉藤社長、谷田部靖副社長、須永耕太郎常務の経営幹部3人が参加した懇親の場で、斉藤氏が酔った状態で同席していた女性に抱きつく不適切行為がありました。

    2023年11月にコンプライアンス窓口に通報があり、外部弁護士による調査の結果、事実と判断したといいます。 

    同社は「不適切行為は到底容認しがたく、当社代表取締役社長 社長執行役員として相応しくないものと判断」し、代表取締役社長および社長執行役員の解任と、給料などの一部返還・没収を決めました。

    エネオスHDでは、杉森前会長も高級クラブのホステス女性への不適切な行為によって2022年8月に辞任しています。

    斉藤氏は2022年11月の決算会見の際、杉森氏の行為について「強い憤りを感じている」と話し陳謝。「今回の件を教訓としてガバナンスの一層の強化に取り組みます」と表明していました。

    エネオスHDは石油元売り企業の最大手で、 売上高では国内第4位に位置する大企業。ネット上でも大きな波紋が広がっています。