「ドローンを撃つ銃」がスゴイ…! 無許可のドローン対策に

    値段は発表されていないが数百万円。

    なにこれカッコイイ。


    4月に行われるコモンウェルス・ゲームという国際的なスポーツ大会に向けて、クイーンズランド州の警察に「ドローンを撃退する銃」が配布された。

    警察が発表した噂の銃「DroneGun Mk II」は、電波を用いてドローンの操作を非機能させるという仕組みになっている。

    この銃を製造しているドローンシールドによると、「DroneGun Mk II に撃たれたドローンはコントロールを失い、持ち主のところ(コントローラーのある場所)へ帰ってゆくか、空中でふわふわ浮いているか、ゆっくり地面に着地するかである」という。

    また、この銃はドローンに搭載されたカメラも操ることができる。これによって、ゲームを許可なく撮影しているドローンを規制することができるのだ。

    政治家は嬉しそうにDroneGun Mk IIと記念写真を撮っている。

    警察によると、禁止区間に設置されたドローンをすでに1機捕獲したらしい。このドローンは、コモンウェルス・ゲームの撮影のために設置されたものであり、禁止区間から数百メートルもオーバーしていたという。

    ところで、この器具に組み込まれたハードウェアと、銃本体にどれほどの費用をかけているのだろうか。クイーンズランド州の警察はBuzzFeed ニュースにこう話す。

    「値段は『企業秘密』なので、公開していない。」

    また、DroneGun Mk IIの製造会社であるドローンシールドのCEOにも値段を問い合わせた。

    「残念ながら、協定により明確な価格についてはコメントできません」と彼は話す。ただし、「1丁あたり数万ドルします」とだけ教えてくれた。

    この記事は英語から翻訳されました。翻訳:日比友紀子