「持病でも練習を休めない」「体型いじめ」…学生時代のトラウマになった部活コーチの言動

    「部活のコーチが一線を越えた瞬間はあった?」。読者に体験談を募りました。

    ※この記事には、虐待、差別、セクハラなどの表現が含まれます。

    学生時代の部活動で、越えてはいけない一線を越えるような行為をしていたコーチ、いませんでした?

    1. 学生を信じてくれない

    「高校時代のソフトボール部の監督は、練習がうまくいかないとよく怒っていました」

    「私は軽いぜん息持ちですが、普段は薬を飲まなくてもコントロールできます。ここ数年は、発作を起こしていなかったので、吸入器も持っていませんでした」

    「胸がひどく締め付けられるようなときは、走るのをやめてゆっくりと呼吸をするようにしていました」

    「あるとき、息が続かない、胸が締め付けられるような感じがしてコーチに相談しました。彼女は『走り続けろ、さもないとチーム全体が苦しむことになる』といいます」

    「私はそれを無視し、横に立って息を整えようとしたのですが、その間も監督は私に『早く走れ!』と怒鳴り続けました」

    「アシスタントコーチが私を見て『彼女を休ませたほうがいい。顔色が悪そうだ』と言いました。すると、監督は怒って『グラウンドから出ろ。帰れ』と」

    「それで私は、ひどい咳で、息をきらして家まで歩きました」

    「母に救急病院へ連れて行ってもらい、治療を受けました。医師は、私が本格的な発作を起こす危険な状態の一歩手前だったと教えてくれました」

    「翌日、練習を休むため診断書をコーチに持っていったら、コーチが目を丸くして、大げさだというんです」

    「彼女は最悪のコーチでした」

    —leahmaries2

    2. 体型いじめ

    「高校時代、陸上競技の短距離走者でした」

    「ある大事な大会前、関節痛、鼻血、頭痛など、体調が悪化していました。でも、チームをがっかりさせたくなかったので、練習を続けていました」

    「そのころは精神状態も悪く、自分の体型なども悩みの種でした」

    「ある日、関節痛がかなり長引いていたので、コーチにひざが痛いと伝えたら、他の子の前で『夏に太ったか』と質問されました」

    「恥ずかしさで自分が溶けたかと思いました。それ以来、コーチのことが大嫌いに。コーチもいつも私をイジるようになって、部活を辞めました」

    「友人によると、私が辞めた後も、コーチが私を悪い例として引き合いに出していたそうです」

    「今はジムに行って、1人で走っています」

    —julialezuch

    3. 過酷すぎる練習環境

    「高校でバレーボールをやっていたのですが、夏場は猛暑のなか練習していた。おまけに体育館にエアコンはなし」

    「37度を超える環境の中で練習していて、コーチは2時間の練習中、一度も水分休憩を設けてくれなかった」

    「プレーヤーたちが『自分を追い込む』とはどういうことか学ぶためだそうです。よく熱中症で死ななかったなと思います」

    —lexiemallinos

    4. チームメイトに対する暴力

    「高校1年のとき、水泳部の代表チームに所属していたんだけど…」

    「チームメイトがコーチの指示通りに練習を行わなかったので、コーチがその子をベンチに投げていた」

    「それを見てから程なくして、僕は部活を辞めた」

    —bluexbat

    5. 差別的な発言

    「大学でソフトボールをやっていて、1年目から全試合に出場していました」

    「私はコーチのお気に入りの1人でした。その人には妻がいて、レズビアン・カップルでした。私はキリスト教の家庭で育ったレズビアンでした。周囲の理解が少ない中、コーチのことを尊敬していました」

    「コーチにはカミングアウトもしていました」

    「しかし、高校2年のスタートは最悪でした。あるとき、私たちが試合に負けると、彼女は黒人差別的な単語を使ってわめきました。有色人種の学生に『なぜちゃんとやらないのか?』と問い詰めました(ちなみにコーチは白人、私は黒人です)」

    「そして彼女は、私を試合から外し『なぜきちんとチームを引っ張れないのか』と他のメンバーの前で非難したのです」

    「私の実力は十分でない、私はチームで奨学金をいちばん多くもらっているのだからもっときちんとやれ、と怒鳴られました」

    「チームやコーチングスタッフの前で罵られ、その日から、私はソフトボールへの愛情を失いました」

    「次のシーズン後に部活は辞めました。私はまだ心に負った傷と戦っています」

    —iwannabeyourlover25

    6. 陰口を叩かれた

    「高校時代、運動部に所属していたのですが、途中で体調を崩してしまいました。どこが悪いのかわからないまま、何人もの医者にかかり、いろいろな薬を処方してもらって、毎日痛みに耐えてきました」

    「学校では心身ともに消耗。ひどいいじめにも遭い、どん底にいるような気分でした」

    「この状況をコーチに説明してもなお、練習への参加を求められました。体を休めている間も、学生アスリートとしてトレーニングを続け、ベストを尽くしました」

    「さらに、コーチから減量するよう言われていたので、1日1,000キロカロリーしか食べていませんでした。しかも、1日2回のトレーニングを週6日こなしながら」

    「そのシーズン、私のパフォーマンスはかなり低下しましたが、コーチは理解してくれると思っていました。しかし、コーチは私のことを侮辱し、他のチームメイトに私の健康問題について陰口を言っていたのです」

    「私は注目されるために痛みをでっちあげている、と。2年もの間、チームからのサポートにも値しないと伝えていたのです」

    「精神的に大きなダメージを負いました」

    —littlemisstraveller

    コメントは、一部読みやすさのために編集してあります。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙島海人