ハリーポッターのロケ地を巡るスペシャルな旅を紹介します!

映画『ハリー・ポッター』には、とっても印象的かつ美しいシーンがたくさん登場します。

いつかはハリポタの撮影ロケ地を訪ねて、イギリスの田舎道を旅してみたいな〜なんて夢見たことある?見どころをすべて網羅した、最高のルートをご案内します。



















以上です!
この記事は英語から翻訳・編集しました。
翻訳:松丸さとみ / 編集:BuzzFeed Japan
イギリスには映画『ハリー・ポッター』のロケ地やJ・K・ローリングゆかりの場所がたくさん!ロンドンからスタートして、車で巡るコースをご紹介します。きっと行きたくなっちゃうよ。
お城から大修道院、湖、緩やかな丘に至るまで、イギリス国内のさまざまな場所で撮影された一連の映画は、まるで観光用プロモーション・ビデオみたい。
その1:ロンドン
旅の出発点は当然、ここ。ハリポタ映画の多くは地方で撮影されていますが、ロンドンにもロケ地がたくさんあります。
グリモールド・プレイスや、ハリーが蛇を逃した動物園、そして当然、9と3/4番線は、ロンドンに実物があります。こちらの記事(英語)は、BuzzFeedお勧めのロンドン撮影ロケ地をめぐる便利なガイドです。全部見て回るのに少なくとも1日はかかりますよ。
その後は、ワーナー・ブラザース・スタジオ・ツアーに行きましょう。映画全8作品で使われた本物のセットと小道具を見ることができます。
バタービールを飲んだり、ホグワーツ特急の中を歩いたりだってできるんです。往復の移動とスタジオで遊ぶ時間として、丸1日かかるつもりで考えてください。ここを大急ぎで過ごすなんてもったいない!
また、もしチケットが手に入るようであれば、お芝居『ハリーポッターと呪いの子』は絶対見るべき。あらすじそのものはファンの間で賛否両論ですが、演出はびっくり仰天。
死ぬまでに絶対味わっておきたい経験であることは間違いなしです。
その2:オックスフォード
ロンドンから車で2時間弱もあれば、魅力的な大学の街オックスフォードにたどり着きます。ここでは、古い建物を探索して1日過ごし、夕飯には雰囲気の良いパブを見つけましょう。
オックスフォードには、主に3つの撮影ロケ地があります。まずは、オックスフォード大学のカレッジの1つ、クライスト・チャーチ(Christ Church)に行って、ボドリータワー(Bodley Tower)とそこのホールにある階段を見てみましょう。『賢者の石』でマクゴナガル先生が、ホグワーツ魔法学校の新入生を迎えた場所だというのがすぐに分かるはず。
隣にある食堂は撮影に使用されていませんが、ホグワーツの大広間のヒントになりました。
続いて、カレッジの回廊へと足を伸ばしましょう。ここは、ハーマイオニーがハリーに、ハリーのお父さんがクィディッチでグリフィンドール代表チームにいたことを教える場所です。
次に向かうべきロケ地は、ボドリアン図書館(Bodleian Library)。図書館の中に入るには、ガイド付きツアーに参加する以外に方法はありません。6ポンド(約850円)かかりますが、その価値はあります。
最初に行く天井が高い部屋は、シリーズの作品ほとんどで、ホグワーツの医務室として使われていた場所。あの有名な、「なんと、耳くそ味じゃ!」のセリフが言われるところです。
ツアーでは旧図書館にも行くことができますが、ここは1作目『賢者の石』の「禁じられた廊下」のシーンに登場します。この図書館には1300年代の本も所蔵されており、ハリー・ポッターと関係なくても訪れたい、素晴らしい場所です。
最後に、ニューカレッジにも行きましょう。美しく静かなキャンパスですが、とても見慣れた中庭を目にすると思います。
アラスター・ムーディがドラコをフェレットに変えるシーンを覚えていますか?あのシーンは、回廊の真ん中にある木の下で撮影されました。ここは普段、観光客が少ないので、プライベートに楽しめる可能性が高いですよ。
その3:ラコック
ラコックは、オックスフォードから車でわずか1時間半。そのため、グロスターへ行く途中に半日だけ立ち寄ることもできます。小さな村ですが、見慣れたロケ地にたくさん出会えますよ。
町の中に小さな家がありますが、ここは『賢者の石』でハグリッドがハリーの両親を殺したのはヴォルデモートだと話す時に、フラッシュバックの中でポッター家の自宅として登場します。
場所は、チャーチ通り(Church Street)で、聖シリアク教会(St Cyriac’s Church)を通り過ぎた一番奥。また、『謎のプリンス』でスラグホーン先生が死喰い人から身を隠す家として使われた大邸宅もあります。
次は、ラコック修道院へ向かいます。13世紀の建物で、映画ではホグワーツの教室や廊下として使われました。
ハリーが靴下を使ってドビーを解放してあげた廊下や、スネイプ先生の魔法薬の授業で使われた教室、クィレル先生の「闇の魔術に対する防衛術」の授業で使われた教室、そして「みぞの鏡」が置かれた部屋を歩くことができます。
修道院はまた、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で、ホグワーツのフラッシュバックのシーンでも使われています。
その4:グロスター
ラコックで朝を過ごした後、グロスター大聖堂(Gloucester Cathedral)までの移動はわずか1時間です。午後は、ホグワーツの廊下にいると妄想しながら、築1000年の大聖堂を歩き回ってみましょう。
ここでは、秘密の部屋が開かれたときに「継承者の敵よ、気をつけよ」と書かれていたあの壁や、1作目のトロールのシーンで使われた廊下などを見ることができます。
また、西側の渡り廊下にあるドアにも注目しましょう。ここはグリフィンドール塔の入り口として使われました。
その5:ゴースランド駅
グロスターからは、北へ数時間。長めのドライブになりますよ。
でも足を止めるのにぴったりの場所があります。それはホグズミード……のわけないですね。でも、イングランド北東部にあるゴースランド駅は、『賢者の石』でホグズミード駅のシーンで使われました。
1日1本しか列車が来ない小さな駅で、駅周辺の町も取り立てて何もないのですが、立ち寄る価値はあります。
駅のカフェでコーヒーを飲んだり、ホグワーツ行きの列車に乗る自分を想像したりして楽しみましょう。
その6:ダラム
さらに1時半間ほど車を走らせると、ダラムに到着します。ここには──お分かりの通り、またお城があります!イギリス国内にはたくさんのお城がありますが、どれも個性豊かで、一つひとつが特別なお城です。
ダラム城も例外ではありません。息をのむほどに美しい建築物である回廊は、壊れた魔法の杖のせいでロンがナメクジを吐き出した場所。
そして中庭は、『賢者の石』で季節が変わる中ハリーがヘドウィグを空へ向かって放つシーンで、雪に覆われていたあの中庭です。
ダラム大聖堂の参事会会議場は、最初の2作品でマクゴナガル先生の教室(ロンとハリーの目の前で先生が猫から変身するシーンや、秘密の部屋について生徒たちに教えるシーン)として使われました。
残念ながら一般公開されていないことが多く、ガイドツアーに参加する以外は中に入れないかもしれません。行くときは事前に確認してくださいね!
その7:アニック
さらに1時間、北に向かって運転すると、鮮やかな緑の芝生が広がる、目を見張るような美しさのアニック城(Alnwick Castle)に到着します。お城の中で、行くべき場所は2つ。
まずは、お城の防御壁。外郭を見れば、ハリーと仲間の新入生たちがマダム・フーチから飛行訓練を受けていた場所だとすぐに分かるはずです。
内郭は、ハリーとロンが暴れ柳に攻撃された後、空飛ぶフォード・アングリアから投げ出されてしまう場所です。
「ライオン門」(Lion Arch)は、ホグワーツの入り口として使われました。ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人組がハグリッドにフラッフィーについて聞きに行ったシーンに出てきます。
ここに行く時は、明るく晴れた日になるように祈りましょう。鮮やかな緑の芝生の中で見るお城は、まさに「ホグワーツっぽさ」を醸し出してくれます。
その8:エディンバラ
イングランドからスコットランドに入ります。エディンバラまでは2時間弱。高速を1キロ進むごとに景色はどんどん美しくなっていきます。
エディンバラには撮影ロケ地はありませんが、それでも「ハリポタ名所」がたくさんあります。作者のJ・K・ローリングがハリポタ・シリーズを何冊か書いたカフェ「ジ・エレファント・ハウス(The Elephant House)」に行かないわけにはいきません。
観光客に人気の場所で、トイレの壁はハリポタ・シリーズへの思いをつづった手書きのメッセージで埋め尽くされています。近くにあるカフェ「スプーン(Spoon)」なら、もっとゆっくりと過ごせます。
このカフェがある建物にはかつて、ローリングが書き物をするときにお気に入りだったとされる場所の1つ「ニコルソン・カフェ」が入っていました。
エディンバラで行くべき場所はカフェだけではありません。ハリポタ・シリーズを書き上げるヒントになった場所が、街の中には他にもたくさんあります。
グレイフライアーズ・カークヤード(Greyfriars Kirkyard)は墓地なのですが、ローリングは、キャラクターの名前のヒントをここにある墓石から得たと言われています。この中を歩けば、マクゴナガルさんやトム・リドルさんといったお墓を見つけることができるかもしれませんね。
5つ星ホテルのザ・バルモラル(The Balmoral)は、ローリングが7作目を書き上げた場所です。
また、「作家博物館(The Writers’ Museum)」には、ハリー・ポッター・シリーズに関する展示がされています。
ハリポタ・ファンがエディンバラで見るべきところ、するべきことをまとめた情報はすべて、BuzzFeedのガイドに載っていますので、そちらも見てくださいね!
その9:グレンコー
エディンバラからさらに北へ、スコットランドのハイランド地方へと車を進めます。撮影ロケ地がいくつか点在していますが、すべてに足を運んでも1日以上かかることはないでしょう。
グレンコー村の近くには、草の茂った急斜面の土手に囲まれた小さな湖があります。ここは、『アズカバンの囚人』の撮影用にハグリッドの小屋とかぼちゃ畑が作られた場所です。
便利なことに、グーグルマップには「ハグリッドの小屋が撮影された場所(Site Where Hagrid's Hut Was Filmed)」と書かれています。クラチェイグ・インに車を置いて歩いて行くことも可能です。
グレンコー周辺の斜面は、例えば、ハーマイオニーがドラコの顔にパンチする有名なシーンなど、映画3作目の屋外シーンの背景としてたくさん使われています。また、素晴らしいハイキング・ルートもいくつかあるので、時間があればぜひどうぞ。
その10:グレンフィナン
1作目でもっとも印象的なシーンの1つが、ハリーと仲間たちを乗せたホグワーツ特急が、蒸気を上げてイギリスの田舎を駆け抜け、学校へ向かうシーンですよね。
列車が走る、丘や谷に囲まれた巨大な橋を覚えていますか?あれは「グレンフィナン陸橋(Glenfinnan Viaduct)」と呼ばれるもので、現物も映画と同じくらいの美しさです。グレンコーから車で1時間で到着します。
陸橋を渡るあの列車には、実際に乗ることもできます。ただし、とても値が張るし、何カ月も前から予約しておく必要があります。
もしくは、通り過ぎる列車の素晴らしい眺めを渓谷から楽しむこともできます。一番眺めが良いところへは、グレンフィナン駅から歩道に沿って進んでください。夏の間は1日に1、2本の列車が通ります。
ただ、時刻表は季節によって変わりますので、オンラインで確認してから行ってくださいね。列車はフォート・ウィリアム(Fort William)駅を出発してから約30分後に陸橋を渡ります。
その11:エイルト湖
陸橋からの道路を進むと、何度かハリポタの撮影ロケ地となったエイルト湖(Loch Eilt)にたどり着きます。一番分かりやすいのは、エイルト湖西端、主要道路から少し外れたところにあるアイリーン・ナ・モイン島(Eilean na Mòine island)です。
ここは、バックビークの刑が確定した後、ハグリッドが水切り(石投げ)をしているのをハリーたち3人が見つける場所であり、ハリーがルーピンと話をするシーンとしても出てきます。
また、ダンブルドアのお墓がある島としても使われています。
ここから南に1時間車を走らせると、『アズカバンの囚人』でハリーがヒッポグリフに乗って空を飛ぶシーンで使われた背景や、『謎のプリンス』の最後のシーンで、天文台の塔から見える景色として使われたシエル湖(Loch Shiel)に行くこともできます。
ここからは、エディンバラかグラスゴーまで南に車を走らせるか、北へ向かって進み、インヴァネスで旅を終えることもできます。いたずら完了!
この記事は英語から翻訳・編集しました。
翻訳:松丸さとみ / 編集:BuzzFeed Japan