ベッドシーンに専門スタッフを用意。話題の性教育ドラマ、監督の配慮がさすがすぎる…!

    Netflixのオリジナルドラマ『セックス・エデュケーション』。同番組の監督・脚本を担当したローリー・ナンが、自身が受けてきた性教育を振り返り、作品に込めた想いを語った。

    社会でタブー視されがちな「性教育」をテーマにしたNetflixのオリジナルドラマ『セックス・エデュケーション』。

    予期せぬ妊娠と中絶、LGBTQ+の性教育や障害を持つキャラクターの性経験、性暴力や性感染症など…。本作では、個性的な登場人物たちを通した「リアルな性教育」が描かれている。

    同番組の監督・脚本を担当したのは、ローリー・ナン。当時、目立った代表作がなかったナンだが、制作プロダクション会社の素案を元に脚本を書き上げた。

    米ラジオNPRのインタビューでナンは、自身の性教育の経験を振り返り、ドラマに込めた想いをこう振り返った。

    視聴者からの反響が特に大きかったのは、女子学生のエイミーが、通学に使うバスで痴漢被害に遭うシーン。

    性被害のトラウマを抱えたエイミーは、バスに乗ることができなくなり、恋人との関係にもヒビが入る。

    シーズン2を通して、そんなエイミーが痴漢被害のトラウマと戦う姿が描かれた。これは、ナンの実体験が元になっているという。

    シーズン2の放送後、視聴者からはバスシーンの描き方を賞賛する声が相次いだ。

    Sex Education really be showing how trauma doesn't sink in quickly but when it does, it will make you fear things that you could do or places you go to before (e.g Aimee refusing to take the bus)

    Twitter: @ayokonadesu

    「トラウマは一瞬で出来上がるものではない」

    「でも一度トラウマとして染み付いてしまえば、以前はできていたことが恐怖でできなくなり、以前は行けていた場所に恐怖で行けなくなる」

    「このドラマは、そこをうまく描いているね」

    性教育をテーマにしているドラマだけに、同作品にはいくつものセックスシーンがある。撮影に際し、俳優からの「同意」は欠かさないと、ナンは話す

    『セックス・エデュケーション』は現在、シーズン4が撮影中。詳細は明かされていないが、新キャラクターを迎えた豪華なキャスト陣にも注目が集まっている。

    Sex Education Season 4 is officially in production! Welcome @danjlevy as Mr Molloy. (Yay, David!!)

    Twitter: @NetflixUK

    シーズン1の予告編は、Netflix公式サイトから🌈

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