自分の身体を受け入れるということ あざや火傷の痕も個性にした6人のモデルたち

    自分の身体を受け入れ、モデルとなった誇り高い女性たちの美しさ

    ファッションの世界ではこれまで、どのブランドも一様に同じような姿かたちのモデルを顔として起用していて、見る側もそれに慣れてしまっている。でも、それは実際の現実とはかけ離れているだけでなく、永遠にかなえられることのない、場合によっては有害でさえあるメッセージを世界に向けて発信していることにもなる。そんな世界を変えようと一石を投じるのが、イギリスのファッションブランドMissguided(ミスガイデッド)が取り組んでいるキャンペーンだ。

    Missguided によれば、#InYourOwnSkinと名づけた今回のキャンペーンは「これまでファッションの世界で『欠点』とみなされてきたもの」をたたえよう、というのが趣旨。そして何よりすばらしいのが登場するモデルたちだ。

    イザベラは火事で負ったやけどの痕があるが、自分がモデルになることで、ハンディの壁を取り払い、普通のこととして受け入れられるようにしたいと思っている。「美しさというのは自分に自信を持っていること」とイザベラは言う。

    生まれつき顔にあざがあるマリアナは、モデルとファッションデザイナーになる夢を追いかけている。

    ポリーは顔にそばかす、身体にはタトゥーがあるが、自分の肌を100パーセント自然に受け入れることができている。

    乾癬があるベスも、初めてモデルとして臨んだ撮影を堂々とこなした。

    マヤは表皮水疱症という皮膚に水疱(水ぶくれ)ができやすい病気を抱えている。自らモデルになることで、病気について知ってもらえるきっかけになればと思っている。

    そしてアルビノでプラスサイズのジョアンも素晴らしいモデル。「私が人生で目指すのは社会に受け入れてもらうことじゃない。私は恐れずに生きていくし、私は私であって、それに弁解も言い訳もいらない」

    ファッションブランドがこうして加工も修正もしないありのままの女性たちを前面に出し、一人ひとりが違っていてそれぞれ美しいと示してくれる姿勢に、私をはじめ勇気づけられる女性は多いはず。私たちは自分の身体を受け入れてたたえるのはもちろん、一人ひとりを違ったかけがえのない存在にする、すべての個性をいつくしんでいいのだ。

    この記事は英語から翻訳されました。翻訳:石垣賀子 / 編集:BuzzFeed Japan