「The Last of Us」は、2013年に発売され、今も人気を博しているPlayStation®のサバイバル・アクションゲームです。ドラマ化された同タイトルが配信されており、話題になっています。
舞台は、人体に寄生する菌類の感染症によって、文明崩壊から20年が経ったアメリカ。
注目を集めているのは、最新エピソード、第6話の生理にまつわるシーン。
ジョエルと14歳のエリーがシェルターに逃れ、新しい服など必要なものはないか問われます。生存者たちのリーダー、マリアは、エリーに紫のジャケットと説明書付きの月経カップを渡しました。
月経カップは、腟内に挿入するタイプの生理用品です。
エリーは月経カップを見て、何に使うかを察します。そして、14歳の少女の誰もが感じるであろう「気持ち悪っ」と一言。
前のエピソードで、エリーは地下室でタンポンを見つけます。ここでは、社会が崩壊している中、生理を迎える少女の様子を表現しています。
このシーンが注目されている理由の1つは、月経カップについて「わざわざ説明されていない」こと。
ゾンビ作品、特にサバイバル系の作品では、生理に焦点を当てていない、もしくは生理が存在しないかのようなストーリー展開が多いですよね。
『THE LAST OF US』の脚本と製作総指揮を担当するクレイグ・メイジンは、週刊誌「ニューヨーク・マガジン」のウェブサイトVultureで、こう語っています。
「ドラマで、登場人物たちが銃を使うときと同じです。見ている人は銃の使い方を知らなくても、ドラマの中では説明しません」
月経カップのシーンを見た感想や、称賛のコメントがTwitterに投稿されています。
「『THE LAST OF US』の新エピソードに登場した月経カップ。こういうシーン、もっと見たい」
「『THE LAST OF US』で、終末世界の生理事情を取り入れていて、感激した」
「『THE LAST OF US』の新エピソードで、月経カップが登場した。ゾンビがいる世界で生きていくにも、とても実用的」
「『THE LAST OF US』で月経カップをストーリーに取り入れたのは、すごくよかった。他のゾンビ作品では生理って無視されがちだけど、オープンに紹介されていたのがよかった」
「『THE LAST OF US』で、生理用品が登場したのがすごくよかった。日用品で、だた当たり前に存在している感じ。月経カップをテレビで見たのは、初めてかもしれない」
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:アシュウェル英玲奈