アメリカ・ミネソタ州で季節外れの暑さが続き、予定されていたマラソン大会が中止となった。
同団体は大会の中止を発表する声明文で、参加者の安全を考慮した判断だったと説明している。
「ランナーたちが何カ月もかけて準備をしてきたレースが中止になり、主催者である我々も、悲しく思っている。でも、参加者とコミュニティの安全確保が、我々の第一の責務だ」
「猛暑は、ランナーにも救急医療体制にも負担を強いることになる。すべての関係者の安全確保のため、ランナーたちに協力を求めた」
同団体の広報担当者は、CNNのインタビューに対し、大会中止に対する無念を語った。
「悲しい決断だが、正しい決断であったと思っている」
「ランナーたちは、いろんな感情を抱いていると思う。この決断に安心したランナーもいれば、『考えすぎだ、この天候でも走れるぞ』と思ったランナーもいるだろう」
参加予定だったランナーの一部は、比較的気温が低い朝のうちに、予定されていたコースの一部を実際に走ったとWCCOは報じている。
今年の夏、世界各地で猛暑が続いた。アメリカも例外ではない。
日本でも、マラソン大会が中止される事例が発生している。
岩手県盛岡市では、9月に開催された「第33回啄木の里ふれあいマラソン大会2023」でリタイアする人が続出し、大会の途中で中止が発表された。