『スター・ウォーズ』の出演俳優が “人種差別” を赤裸々に語る「殺害予告も受け取った」

    映画『スター・ウォーズ』シリーズでフィン役を演じた俳優ジョン・ボイエガが、同作に関わったことで経験した人種差別について語った。

    映画『スター・ウォーズ』シリーズでフィン役を演じた俳優ジョン・ボイエガが、同作に関わったことで経験した人種差別について語った。

    Jesse Grant / Getty Images

    「実際に本作で描かれていた役よりも、さらに “重要そうな役” として宣伝された」とボイエガは男性向け雑誌『GQ』の取材に対し語った。

    同シリーズに対する思いを「複雑」とし、彼が演じたキャラクターの扱いが決して「良くはなかった」と続けた。

    Walt Disney Studios

    「何かのプロジェクトに携わったとき、全ての過程を好きになれるわけではない」とボイエガは語る。

    「僕がディズニーに言いたいことは、黒人のキャラクターを起用してあたかも “重要な役” として宣伝しておきながら、脇に押しやらないで欲しいということだ」

    「それは間違っている。明確に言っとくよ」と彼は続けた。

    そして、ジャナ役を演じたナオミ・アッキーら、他の有色人種の俳優たちが演じた役にも同じことが言える、とボイエガは主張する。

    Walt Disney Studios

    アッキー以外にも、ローズ役で出演したベトナム系アメリカ人女優のケリー・マリー・トランや、グアテマラ人とキューバ人の両親の間に生まれ、ポー役を演じたオスカー・アイザックにも同様のことが言えると、自身の見解を述べた。

    「(白人キャストの)デイジー・リドリーやアダム・ドライバーの扱い方はみんな分かっていた。だが、ケリー・マリーや僕になると違う」

    Gareth Cattermole / Getty Images

    「(白人キャストの)デイジー・リドリーやアダム・ドライバーには、意味のある重要な役が与えられた。(この差は)みんな分かっている。デイジーも。アダムもね。これは別に新しい真実なんかじゃないんだ」とボイエガは続けた。

    「『シリーズに携われて光栄だった、最高の経験だった』とでも言って欲しいのか?本当に最高の経験だったら、そう言うよ。でも実際、そうではなかった」

    Frazer Harrison / Getty Images

    スター・ウォーズシリーズでの経験は、彼を「攻撃的な人」に変えてしまったそうだ。

    Stuart C. Wilson / Getty Images

    インタビューの終盤で、彼は自身の気持ちを赤裸々に語った。

    「(同作で経験したことに)怒りを覚えるよ」

    「『チャンスを与えられても、俺(有色人種俳優)を受け入れる準備ができていない業界にいる』と気づいたんだ」

    「こういう経験は、人を変えてしまう。もっと攻撃的な人になるんだ」

    「(出演することで)ボイコットが起こるキャストは、ひとりもいなかった。インスタグラムで『殺害予告』が送られることも、他のSNSで『黒人のあなたが、あの役を演じるべきではない』といやがらせを受ける経験も、他の出演者たちにはない」

    「でも、こういう経験について公の場で語るとみんな驚く。それがモヤモヤするんだ」

    インタビュー動画が公開された後、自身の発言の真意は「魔女狩り」ではなく、現状が変化することへの「希望」を込めたものだとツイートしたボイエガ。

    These conversations and me sharing isn’t about a witch hunt. It’s about clarity to an anger that can be seen as selfish, disruptive and self indulgent. Obviously in hopes of better change.Bruh. In short. I said what I said. Love to you all seriously. Your support is amazing ! ❤️

    「インタビューでの会話の目的は『魔女狩り』ではない。自分勝手で破壊的、ただの自己満足だとも捉えられるかもしれないが、ただ『怒り』を明確にしただけ」

    「もちろん、より良い変化を期待して発言した。まとめると、 僕のインタビュー内での発言は、そのままの言葉通りだ。みんなに愛を!みんなのサポートをは最高だよ」

    ボイエガのインタビューの全容は、GQのホームページから確認できる

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:オリファント・ジャズミン