「身長−110＝標準体重」CAに体重制限の措置を発令。中国・海南航空

中国の海南航空が6月初めに発表した客室乗務員に対する体重制限の社内措置に、賛否両論の声が上がっている。「標準体重」を10％以上を超過した場合は…。

中国の航空会社・海南航空が6月上旬、「標準体重」を上回る女性の客室乗務員（CA）を、乗務停止とする社内規定を設けた。

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CNNや現地メディアによると、この標準体重は、「身長−110」とされるという。

身長158センチ（中国人女性の平均身長）だった場合、体重は48キロが理想ということになる。

標準体重の超過が5％までの場合は、体重検査を毎月行う。

5～10％超えた場合には、30日間の自主減量期間を設け、1週おきに体重測定を実施するという。

そして10％以上超えた場合は、乗務を即時停止し、会社側が監修する減量計画を実行することになるという。

海南航空、取材に「男性乗務員も対象」

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海南航空は6月12日、CNNに「（標準体重を決めるために）適正体重に従った。女性だけでなく全てのCAが対象」と、説明を改めた。

体重規定を設けた理由については、「CAの健康、外見、姿勢をチェックし管理するため」だとした。

「健康的な生活や習慣、プロフェッショナルとしてのイメージや健康的な体型を提唱する狙いがある」

「CAたちの体型が劇的に変わり、安全なサービスが提供できなくなってからでは遅い」

中国のSNSで賛否両論

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「Weibo（微博）」など中国のSNSでは、海南航空の措置に賛否両論がでている。

Weiboのユーザーの1人はこうコメントしている。

「プロの知識や安全のための手順が身に付いているCAであればいい。服装も緊急事態に備えた格好にしていいと思う。CAの体重は自分には関係ない」

「CAは体力を要する職業だから、忍耐力や持久力を優先的に考える必要があり、体重維持はそこまで重要ではない」と述べるユーザーもいる。

一方で、飛行機の積載重量の管理や、燃油価格の変動を考え、ある程度の体重制限はあっていいという意見も出た。