7月31日、メキシコ北部ドゥランゴ州からメキシコシティに向かうアエロメヒコ航空の飛行機が、離陸直後に不時着し、炎上した。17歳のアシュリー・ガルシアは、飛行機に乗っていた103人のうちの1人。
事故が起きた時の様子を、手に持っていたスマートフォンで撮影しており、先日、その動画をTwitterに投稿した。
飛行機の翼近くに座っていたアシュリーは、雨の中の離陸をスマートフォンで窓越しに撮影していた。アシュリーのカメラは墜落する瞬間を捉えた直後、映像が反転。人々が叫ぶ声も入っている。
動画の後半は、機内から外にでている映像。赤い炎をあげる機体、あたりに立ち込める煙、避難する人々。子ども抱きかかえて歩く人、うずくまる人を撮影しつつ、アシュリーのパニックに陥った声もはいっている。
すべてが一瞬だった。
「生きててこんなに幸せだと感じたことはない」
首と背中を痛めたものの、大きな怪我はなかったアシュリー。生きているという実感を噛み締め、感謝しているという。
乗客、乗員合わせて103人が乗っていたが、全員が無事避難、墜落による死傷者はなかった。負傷者の数は、少なくとも85人にのぼる。
墜落の原因は現在まだ調査中。