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自分のスキルを活かして、チョウの命を救った女性。

手先が器用!

コスチュームデザイナー兼、刺繍作家のロミー・マクロスキーさんは、自分の専門を活かして、ある生き物を救った。

それはチョウ!

きっかけは、昨年9月、自宅の庭のトウワタの茂みで、何匹かのオオカバマダラの幼虫を見つけたことだった。チョウへと変身する過程を観察することにした。

まもなくして、そのうちの数匹をチョウになるまで飼育することにした。

たまたまだったと語るロミーさん。「そうしてやるのがいいように思えたんです」

「彼らが人間に脅かされていることは知っていました。私たち人類が生き延びるためにも、彼らのようなポリネーター(花粉媒介者)に救いの手を差し伸べる必要があることも知っていました。でも、彼らの保護に実際に関わってみるまで、彼らがいかに危うい存在であるのかを知りませんでした。そして、私の庭は大きくなりました。私の知識も増えました。私の心も広くなりました。私の想像以上にです」

幼虫からチョウになる過程をロミーさんが見守るようになって、数ヶ月が経つ。すばらしい気分だという。

今年1月、さなぎから羽化した1匹のチョウの羽が欠けているのに気づいた。さなぎになるあいだにそのケガを負ったのだった(幼虫が繭をつくっているところを想像してほしい)。

ロミーさんのフェイスブックに投稿されたこのチョウの写真をシェアした友人のひとりが、チョウの羽をなおす方法についてのある動画をロミーさんに教えた。

道具を広げてチョウの「手術」の準備をしたロミーさん。

興奮したロミーさんは、手術の成功をFacebookに投稿。その反応はものすごかった。

Facebook: romy.mccloskey

「投稿の翌日、目を覚ますとメッセージやメール、返信、続報を望むリクエストが何百件と寄せられていました」とロミーさんは語る。「あっという間に広がっていきました。圧倒されました」

この投稿は2万回シェアされ、7800程の「いいね!」が寄せられた。

「殺虫剤や除草剤とともに、あまりにも多くの寄生虫や病気のせいで、オオカバマダラが自然界で健康な成虫になれる見込みはほとんどなくなっています」と語るロミーさん。

この記事は英語から翻訳されました。翻訳:阪本博希/ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan