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自分のスキルを活かして、チョウの命を救った女性。

手先が器用!

きっかけは、昨年9月、自宅の庭のトウワタの茂みで、何匹かのオオカバマダラの幼虫を見つけたことだった。チョウへと変身する過程を観察することにした。

Supplied

ロミーさんは昔からチョウが大好きだったが、特別な意味を持つようになったのは、20年前に母親が亡くなってからだった。「亡くなる前に母がこんなことを言ったんです。『ロミー、チョウを見たら、お母さんはあなたのそばにいて、愛してるんだって思ってね』」とロミーさんは話す。

まもなくして、そのうちの数匹をチョウになるまで飼育することにした。

たまたまだったと語るロミーさん。「そうしてやるのがいいように思えたんです」

「彼らが人間に脅かされていることは知っていました。私たち人類が生き延びるためにも、彼らのようなポリネーター(花粉媒介者)に救いの手を差し伸べる必要があることも知っていました。でも、彼らの保護に実際に関わってみるまで、彼らがいかに危うい存在であるのかを知りませんでした。そして、私の庭は大きくなりました。私の知識も増えました。私の心も広くなりました。私の想像以上にです」

幼虫からチョウになる過程をロミーさんが見守るようになって、数ヶ月が経つ。すばらしい気分だという。

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今年1月、さなぎから羽化した1匹のチョウの羽が欠けているのに気づいた。さなぎになるあいだにそのケガを負ったのだった(幼虫が繭をつくっているところを想像してほしい)。

注意)このチョウの羽が欠けてしまった原因はケガであって、遺伝的欠陥や奇形ではなかった。オオカバマダラはしばしば、オフリーオシスティス・エレクトロシアラー(OE)という寄生虫に寄生されるのだが、そうすると死に至る。感染力も強いため、そのまん延を防ぐには、この寄生虫に感染した幼虫やチョウを安楽死させるしかない。

ロミーさんのフェイスブックに投稿されたこのチョウの写真をシェアした友人のひとりが、チョウの羽をなおす方法についてのある動画をロミーさんに教えた。

すると、コスチュームデザイナー魂が燃え上がったのだ。「いつも仕事でスタジオにこもって、とても細い針や糸、デリケートな生地などを使って刺繍やビーズを衣装にあしらっているので、この作業にも自信はありました」と語る。「任せて!といった感じ」

「チョウに新しい羽を取りつける作業は、オートクチュールの服をつくっているみたいでした」とロミーさん。

興奮したロミーさんは、手術の成功をFacebookに投稿。その反応はものすごかった。

Facebook: romy.mccloskey

「投稿の翌日、目を覚ますとメッセージやメール、返信、続報を望むリクエストが何百件と寄せられていました」とロミーさんは語る。「あっという間に広がっていきました。圧倒されました」

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「殺虫剤や除草剤とともに、あまりにも多くの寄生虫や病気のせいで、オオカバマダラが自然界で健康な成虫になれる見込みはほとんどなくなっています」と語るロミーさん。

「チョウがいくつもの段階を経て成虫になる様子を見守り、元気な状態で自然に帰してあげるのは、最高の気分です」

この記事は英語から翻訳されました。翻訳:阪本博希/ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan