セックスをする時、相手の「合意」を得るとはどういう意味なのか、理解できてない人が多いですね。
セックスをするときは、相手があなたとセックスしたいと思っているか確かめないといけない。当たり前のことだけど、この単純なことをちゃんと理解できていない人は本当に多いんです。
セックスしたくなったら、相手も自分と同じ気持ちかきちんと確かめる。それだけ。そんなに難しくないはずです。
めっちゃくちゃ簡単なたとえ話をしましょう。セックスではなく、お茶を一緒に飲もうと勧めるときのことを考えてみてください。
相手に「お茶飲みたい?」と聞いたとする。相手は「もちろん!すごくお茶が飲みたかった。ありがと!」というかもしれません。
この場合、あなたは相手も自分と同じようにお茶が飲みたいと思っていることを確かめることができたわけです。
お茶、めっちゃ飲みたい!飲もう!というわけです。
もし、「お茶飲む?」と聞いた相手が「うーん、飲みたいかわからない……」と言う場合もあるでしょう。
その人はお茶を飲まないかもしれない。ここがとても重要です。もしそうなら、お茶を無理やり飲ませてはいけません。普通、そんなことしませんよね?
自分がお茶をいれたからといって、いれてあげた相手がお茶を飲みたがっているとは限りません。
相手がお茶を飲まなかったら、そのことを受け入れなければいけません。お茶をいれてあげたからといって、相手がお茶を飲む姿を眺める権利が、あなたにあるわけではないのです。
「お茶を飲みたくない」と言われたなら、その人にお茶をいれないでください。お茶を飲みたがらない相手にイライラしないで。その人はお茶が飲みたくなかった。それだけのことです。
お茶飲みたくない、という人にイライラするなんて馬鹿げてますよね?
こんなこともあるでしょう。
「ご親切に。お茶をいれてくれてありがとう」と相手に言われた。でも、お茶を出してみたら、相手が飲みたくなくなっている場合です。
せっかく、お茶をいれた。飲みたくなくなった相手にイラッとするかもしれない。でも、その人に、お茶を飲む義務はありません。お茶を飲みたいと思っていたけれど、今はもう飲みたくない。よくあることですよね。
お湯を沸かして、お茶っぱをポットにいれ、ミルクを注いでいる間に気が変わる人はいます。何の問題もない。繰り返しですが、あなたがお茶をいれたからって、相手がお茶を飲む姿を見る権利があなたにあるわけではないのです。
もう一つ。相手が意識を失っている場合は、その人にお茶をいれないでください。意識のない人は「お茶を飲む?」という問いかけに答えられません。意識がないんですから。
意識を失っている人に、お茶をいれないで!
お茶を飲みたいか、あなたが聞いた時には意識があって、「飲みたい」と答えたとしましょう。
お湯を沸かして、お茶っぱをいれて、ミルクを注いでいる間に、相手が意識を失った。そんな時は、お茶の入ったポットは置いて、その人が無事かどうか確かめてください。あたり前ですよね。
そして、ここがとても重要な点ですが、相手にお茶を無理やり飲ませないでください。意識のある時にお茶を飲みたいと言っていた人も、意識を失ったら、もうお茶を飲みたいとは思っていません。
お茶を飲みたいと言って飲み始めた人が、飲み終わる前に意識を失った場合も、相手の喉に無理やりお茶を流し込もうとしないでください。
お茶の入ったカップは置いて、相手の無事を確かめてください。意識がない人はお茶を飲みたいと思っていません。これは確実です。
先週の土曜日にお茶を飲みたいと言った人でも、毎日お茶が飲みたいわけではありません。
いつ何時もあなたにお茶をいれてもらい、飲ませてもらいたいわけではありません。「先週お茶を飲みたいと言った」とか「昨晩お茶を飲みたいと言った」。そんな理由で、相手の喉にお茶を流し込まないで。
昨日の夜はお茶を飲みたいと言ったじゃないか!なんて、無茶なこと言いませんよね?
バカバカしいたとえ話だと思いましたか?
こんなこと、当たり前です。先週お茶を飲みたいと言った相手に、きょう、無理やりお茶を飲ませる人はいないですよね?
5分前にお茶を飲みたいと言った人が、意識をなくしたら、その人にお茶を無理やり飲ませたりしませんよね?
お茶を飲みたくない人に無理やりお茶を飲ませようとすることのバカバカしさを理解できるなら、セックスしたくない人にセックスを強要することのバカバカしさもわかりますよね?
お茶でもセックスでも、相手の合意を得ること。それがすべてです。
エメリンのブログ記事を元に作られた動画はこちら。
この記事は英語から翻訳・編集されました。