ファンタジー映画の名作『ロード・オブ・ザ・リング』のトリビア18連発

1作目『ロード・オブ・ザ・リング』が公開されてから、20年以上が経ちました。数々の名シーンの裏で、実はこんなことが？！

ファンタジー冒険映画の定番 『ロード・オブ・ザ・リング』。

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第1作目『ロード・オブ・ザ・リング』が2001年に公開。

その後、2作目となる『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』が2002年、3作目の『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』が2003年に公開されました。

シリーズ1作目の公開から20年強が経つ今も、まったく色褪せない作品です。

世界中にファンがおり、中にはかなりのマニアも少なくないと思いますが、これ、知ってました？

ということで、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの撮影舞台裏、トリビアエピソードを集めてみました！

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1. 実は約60年前、ビートルズが映画化しようとしていた

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60年代後半、あのビートルズが『ロード・オブ・ザ・リング』を映画化しようとしていた。が、作者のJ・R・R・トールキンに一笑に付され断念したという。

ピーター・ジャクソン監督いわく「トールキンはポップグループがこの話をやるというのが気に入らなかったようで、権利が得られずビートルズは断念。1968年にこれを本気で映画化しようとしていたことはすごい」。

ビートルズによる『ロード・オブ・ザ・リング』、実現したらどうなっていたんだろう…？

2. イアン・マッケラン（ガンダルフ）とイライジャ・ウッド（フロド）は一度も一緒に撮影しなかった

Warner Bros / ©Warner Bros/Courtesy Everett Collection

ガンダルフを演じたイアンは、役の身長差の関係から、フロド役のイライジャと一緒に撮影したシーンはなかったと語っている。

「イライジャ・ウッドと現場が一緒になったことは一度もない。彼はロード・オブ・ザ・リングの主役だが、私（ガンダルフ）と比べるととても小さいので、撮影は別々だった」

『ロード・オブ・ザ・リング』では遠近法でガンダルフを大きく映していたんだそう。

3. ガンダルフの頭ゴンはマジ

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アドリブも多いと言われる『ロード・オブ・ザ・リング』だが、ガンダルフがビルボの家で頭をぶつけたシーンは完全なるアドリブ。

というか、狭いスペースに慣れていなかったイアン・マッケランが頭を梁にぶつけた純粋なアクシデント。

ピーター・ジャクソン監督がこれを気に入り、そのまま本編に組み込まれた。

4. アラゴルンがナイフを打ち返したのも、編集なしのガチ

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もともとは、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンに当たらぬように、逆方向にナイフ（本物！）を投げ、編集で木に当たったように見せる予定だった。

しかし、ラーツの甲ちゅう衣装があまりに重く、体が反転し、真逆の方向にナイフを飛ばしてしまった。

これをヴィゴが剣で打ちかえすという奇跡のファインプレー！ 編集、小道具いっさいなし、偶然撮れたガチシーンです。

5. ドラマチックに飛んでいく旗は、偶然の産物

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エドラスの都を風で飛んでいく旗、それを見つめるエオウィン役のミランダ・オットー。

実は、旗が外れて飛んでいったのはまったくの偶然で、旗を見つめるミランダとヴィゴ・モーテンセンの演技もアドリブだった。

6. アドリブ演技で怪我をしたヴィゴ・モーテンセン

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ヴィゴ演じるアラゴルンがオークのヘルメットを蹴り飛ばしたのも完全アドリブ。

しかも、この蹴りでヴィゴは足の指を負傷…。

もともと印象的なシーンではなかったが、アドリブで怪我をしたという裏話がでてから、ファンの間では有名な人気シーンになった。

7. ヴィゴ・モーテンセン、歯も欠けていた

New Line Cinema / ©New Line Cinema/Courtesy Everett Collection

シリーズ撮影中、数件の事故があった。アラゴルン役のヴィゴの歯が欠けたのもその1つ。

戦いのシーンで剣が顔に当たり歯が欠けるも、昼休み中に歯医者を受診して、午後にはセットに復帰したという。

8. オーランド・ブルームは肋骨骨折

New Line Cinema / ©New Line Cinema/Courtesy Everett Collection

レゴラスを演じたオーランドは、撮影中に落馬。さらに、ギムリ役のスタントマンがオーランドの上に落ちてきて肋骨を骨折。

メインキャストで初の怪我！とオーランド自身は誇りに思っているとか。

9. ショーン・アスティンはヘリで病院へ

New Line Cinema / ©New Line Cinema/Courtesy Everett Collection

サム役のショーンは、1作目のクライマックスシーンの撮影中、フロドを追って水にはいるシーンで巨大なガラスの破片を踏み負傷。

ホビットの衣装を貫通して足に刺さり、その場で破片は取れたものの、出血が止まらずヘリで病院に搬送された。

10. 飛行機が怖いショーン・ビーン

New Line Cinema / ©New Line Cinema/Courtesy Everett Collection

ボロミア役のショーンはヘリを嫌がり、撮影場所の山頂まで他のキャストがヘリで向かう中、衣装を着たままハイキングすることを選択。

登頂まで2時間かかった。

11. 撮影期間3カ月半

New Line Cinema / ©New Line Cinema/Courtesy Everett Collection

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』でのヘルム峡谷の戦いシーンの撮影には、3カ月半を要した。

撮影は雨の夜に行われ、月の明るさを軽減させるためブルーのバックライトを使用した。

12. アンディ専用「ゴラムジュース」

New Line Cinema / ©New Line Cinema/Courtesy Everett Collection

ゴラムを演じたアンディ・サーキスは、ゴラムの独特の声を出すためノドのケアに気を使っており、蜂蜜、レモン、生姜を混ぜた、通称ゴラムジュースを常備して撮影に臨んだ。

アンディいわく、ゴラムの声は「猫が毛玉を吐き出そうとする鳴き声」みたいだそう。

13. エルロンドの会議シーン、落ち葉に注目

Warner Bros / ©Warner Bros/Courtesy Everett Collection

世界観を作り出すためのこだわりは細部まで。

エルロンドの会議シーンでは、スタッフ6人が上から落ち葉を降らせて秋を演出した。

このために事前に落ち葉を集め、一部の落ち葉には色付けまでする念の入れようだった。

14. 目に映る光まで演出

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ケイト・ブランシェット演じるガラドリエルのクロースアップシーンでは、瞳に星が映るようにクリスマス用のライトを使って演出した。

15. ビルボの袋小路屋敷の床には、磁石の仕込みがある

Warner Bros / ©Warner Bros/Courtesy Everett Collection

指輪の重厚感を出すため、指輪を落とした時に跳ね返らないよう、床の裏に磁石が仕込まれた。

16. ヘルム峡谷＝ミナス・ティリス

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『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』のヘルム峡谷、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』のミナス・ティリスは、同じ場所に作られたセット。

ヘルム峡谷の撮影後、その上からミナス・ティリスを製作した。

17. ガラドリエルのオープニングシーンは長すぎる？

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ケイト・ブランシェットが演じたガラドリエルの語りのオープニングは、制作会社から「長すぎるからカットして2分以内におさめろ」という要望があったが、制作チームがいかに重要なシーンであるかを説明してなんとかキープされた。

結果、本編では7分半に。

18. シリーズ最後の撮影は3作目公開の後？！

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ロード・オブ・ザ・リングシリーズの撮影最終日は、なんと『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』公開日の後。 

劇場版公開後も、オスカー受賞後も、エクステンデッド版のために撮影は継続されていた。

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳：soko ／ 編集：BuzzFeed Japan