『ロード・オブ・ザ・リング』、キャスティングにまつわるトリビア12連発！

全シリーズに使われた馬は、計300頭！エキストラには撮影スタッフも投入されたんだって。ちなみに、全作に監督がカメオ出演しているよ。

ファンタジー映画の名作といえば 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ！ 第1作の公開から、20年以上が経ちました。

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2作目『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』が2002年、3作目『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』が2003年に公開されています。

今でも世界中にファンがおり、根強い人気を誇っている同シリーズ。超大作だからこそ、キャスティングにまつわる裏話もたくさんあるんです。

1. ジェイク・ギレンホールがフロド役のオーディションを受けていた

Nbc / NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images, New Line Cinema / ©New Line Cinema/Courtesy Everett Collection

『ナイトクローラー』や『ゾディアック』など、数々の映画に出演しているジェイクは、この時のオーディションを「最悪のオーディション」だと語っています。

「イギリス英語のアクセントで話すって知らずにロード・オブ・ザ・リングのオーディションに行ってしまった。監督のピーター・ジャクソンに『これ、イギリスアクセントでやるってわかってるよね？』と言われたのは今でも忘れられない。結果は、過去最悪のオーディションに」

2. ニコラス・ケイジとダニエル・デイ＝ルイスはアラゴルン役を断った

Michael Kovac / Getty Images for NEON, Jason Merritt / Getty Images

ニコラスは、家族との関係を考え、数年間ニュージーランドに移住するのは無理だという決断で出演を拒否。

ダニエルは、数回に渡るオファーをすべて拒否しました。

3. アラゴルン役はスチュアート・タウンゼントだった

20thcentfox / ©20thCentFox/Courtesy Everett Collection, Warner Bros / ©Warner Bros/Courtesy Everett Collection

シャーリーズ・セロンの元パートナーとしても有名なスチュアート（左）。

アラゴン役が決まり2カ月ほど準備とリハーサルをしていましたが、撮影開始の直前にいきなり役を下ろされることに。

スチュアートはこれについて「この件の関係者をよく思ってはいません。監督が採用しておいて、急に他にもっといい人が見つかったからなんて…。しかも、僕とはまったく違う20歳以上も年上の俳優がいいって言うんですからね」と語っている。

アラゴルン役を務めたのはヴィゴ・モーテンセン（右）。

4. ショーン・コネリーはガンダルフ役を拒否

Michael Loccisano / Getty Images

OKしなかった理由は、脚本が理解できなかったからだそう。

ちなみに、提示された出演契約の内容は、映画の総合興行収入の最大15％。出演していれば400億ドルが手に入っていた計算に…。

5. サルマン役のクリストファー・リーは原作の大ファン

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原作の熱狂的ファンで、映画キャストメンバーで唯一、作者のJ・R・R・トールキンに会ったことがあるそう。

90年代から作品のファンで、映画化されたらぜひ出演したいと考えており、魔法使い役のオーディションを多く受けるなど計画的にキャリアを積んでいた。

『新ロビンフッドの大冒険』では、実際に魔法使いを演じている。

のちにクリストファーは「あの役をやったのは、魔法使い役ができるということをアピールするため。ロード・オブ・ザ・リングのキャストとして理想的だと印象付けておくためだった」と語っている。

また、ロード・オブ・ザ・リングのキャスティングが始まったとき、ピーター・ジャクソン監督に魔法使いの衣装を着た写真も送っていた。

ジョークだったと言いつつ、キャスティングで忘れられないようにするためのアピールだったと認めている。

6. ゴラム役のアンディは、声のみ出演の予定だった

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ゴラムを演じたアンディ・サーキスは、当初、声のみの出演予定だった（キャラクターは完全CG）。

しかし、オーディションで彼をみたピーター・ジャクソン監督がその演技に驚き、モーションキャプチャ技術を利用することでアンディはセットに立つことになった。

7. ローハンの乗り手たち、実は女性

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『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』に登場したローハンの騎士たちは、付け髭をした女性エキストラ。

アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンいわく、ニュージーランドには素晴らしい女性騎手が多く、エキストラとして参加してもらわない手はなかったそう。

8. エキストラにスタッフ

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武器を作るシーンのオーク役に、実はVFX製作を手がけたWETAデジタルのスタッフがエキストラとして参加していた。

小道具も担当するスタッフたちで、中にはリアル鍛冶職人もいた。

9. ピーター・ジャクソン監督を探せ！

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1作につき1シーン、実は監督がカメオ出演している。この画像からどのシーンかわかるかな？

10. カラオケ上手のビリー・ボイド

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『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』で、ビリー演じるピピンが歌うシーンがある。

これは、ビリーがカラオケクラブで披露した歌唱力に感銘を受け、プロデューサーのフラン・ウォルシュとフィリッパ・ボウエンのリクエストで追加されたもの。

ちなみに、作曲もビリーが行った。

11. 全シリーズで使用された馬300頭はみんな元気！

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シリーズで使用された馬は300頭に、撮影中の怪我はいっさいなかった。

12. 撮影終わりに馬をお買い上げ

New Line Cinema / ©New Line Cinema/Courtesy Everett Collection

リヴ・タイラー演じるアルウェンのスタント担当者が、乗っていた馬をとても気に入ったことから、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンは撮影終わりにその馬を彼女にプレゼントした。

ヴィゴ自身も、撮影で一緒になった馬を2頭購入した。

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳：soko ／ 編集：BuzzFeed Japan