現在、アメリカでは13の州で人工妊娠中絶が、事実上禁止されています。
NPRの報道によると、あるクリニックでは判決が覆された6月から7月にかけて、パイプカット手術を受けに来る患者の数がほぼ倍増したといいます。
11年間連れ添うパートナーが最近パイプカット手術を受けたという、カリーナ・トンプソンさんもその一人です。
カリーナさんはTikTokに動画を投稿し、自作のお菓子セットを紹介。動画は40万回以上再生されています。
元看護師のカリーナさんはBuzzFeedの取材に対して、こう語りました。
「夫と私は、3人目の子どもを作ろうと計画していたときに、手術について話し合いました」
「私はもう1人子どもが欲しかったので『あと1人、その後にパイプカット』ということで、お互い合意しました」
夫の手術後、カリーナさんはTikTokで他の人たちが冗談のメモが付いたお菓子セットを作っているのを見て、自分も作りたくなったと話します。
他にもこんな冗談が…。
ギリギリなダジャレと共に、お菓子セットを作ったカリーナさん。動画には、さまざまなコメントが寄せられています。
「これは本当に可愛らしくて、思いやりがある」
「私の時もこのようなサポートがあればよかったのに」
「私がもらえたのは、冷凍えんどう豆袋と枕だけだった」
「夫のために、動画を保存しておく」
「IUDのお見舞いセットなんてもらえなかったよ」
カリーナさんの夫は、期待していたほど喜んではいなかったそうですが、手術を終えたばかりであることを考えれば、とカリーナさんは納得したようです。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:大久保 拓哉