「なぜ子どもたちの学力が低下しているのか?」
幼稚園の先生として働いていた経験のあるオディオンさんが、TikTokに投稿した動画が話題を呼んでいます。
投稿された動画で、オディオンさんは2013年、幼稚園の先生として働いていたときの保護者会でのできごとを振り返っています。
動画には、約300万の「いいね」がつきました。
※アメリカの幼稚園は、5歳から6歳の子どもが通います。
「まず、ほとんどの親が保護者会に来ませんでした」
「ある保護者会に、当時担任を受け持っていた園児のティアちゃんとお父さんが現れました。ティアちゃんは、すごくかわいらしい子でした」
「当時、私が働いていた幼稚園では、大文字と小文字あるアルファベットのうち、大体80パーセントくらいは理解できるように教育していました」
「しかし、ティアちゃんは10文字ほどしか理解できませんでした。お父さんにその事実を伝えると、お父さんは信じられない様子でした」
「そこで、お父さんの目の前で、アルファベットが書かれたフラッシュカードを、ティアちゃんに見せました。『この文字は何でしょう?』と尋ねると、ティアちゃんは間違った答えを言いました」
「違う文字で試しましたが、文字がわからないので答えられませんでした。その後、お父さんは『ティアのお兄ちゃん(息子)が、教えていると思っていた』といい始めたんです」
「ティアちゃんのお兄ちゃんは当時、まだ小学6年生だったんですよ!!妹に勉強を教える責任は、お兄ちゃんにありません」
最後に、オディオンさんは力強いメッセージを残しました。
「お母さん、お父さんたち、自分の子どもの教育を野放しにしてはいけません」
「家でも勉強させなければいけません。子どもが家に帰ってきて携帯やiPadを使う、問題ありません。YouTubeで、学習動画を観させてください」
「子どもに本を読んであげる時間は、たった10分で十分です」
「なぜ私がこう言っているのかというと、最終的に困るのはあなたの子どもだからです」
「読み書きができない大人、文章が読めてもその意味がわからない大人になってしまいます」
コメント欄には、オディオンさんのメッセージに賛同する声が寄せられました。
💬「小学1年生のとき、両親の決断で留年しました」
「あのとき両親が、きちんと勉強をする時間を与えてくれたおかげで、私はいま、先生をやっています」
💬「母に5年生をやり直させられました」
「当時は母親に怒りの気持ちでいっぱいでしたが、長い目で見て、あのとき留年してよかったと思います」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:久保舞菜美