「3人」で付き合う人たちの恋愛を聞いてみた。2人のカップルと同じ？違う？

2人が付き合うのが、当たり前ですか？ 3人で付き合う「スループル（トリプル）」という関係を築く人たちもいます。

3人で付き合う恋愛の形を、「スループル」と呼びます。

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Three（3人）とcouple（カップル）の合成語で、3人での恋愛関係を築くことを指します。「トリプル」と言うこともあります。

性別に関わらず、オープンな状態で複数の人と平等に恋愛関係を築く「ポリアモリー（Polyamory）」とも共通点があります。

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1対1のみの関係を重視するモノガミー（一夫一妻制）ではなく、パートナーを独占せず、また自分も1人のパートナーだけにとらわれずに、複数人と親密な関係を結ぶ考え方です。

BuzzFeed読者に「3人カップルの恋愛体験談やアドバイス」を聞いたところ、多くの回答が集まりました。

別の記事でも取り上げましたが、今回はこちらに入りきらなかった回答をご紹介します！

1. 「複数のパートナーを持つことは可能だと確信しました」

HBO Max

「40年間連れ添った夫は、ゲイでした。私はそのゲイの男性と結婚した、ストレートの妻です」

「最初は、取引的な結婚でした。でもその後、愛のある仲間になりました」

「私たちの結婚は、彼が軍でキャリアを積むための、いわば隠れみのでした。その見返りとして、夫は私に快適な生活と子どもをくれました」

「結婚して40年、私は夫を親友であり、ソウルメイトだと思っています」

「子どもたちが成長し、家庭を築き、夫が長い軍隊生活から引退した後、私たちのもとにバイセクシュアルの男性を迎えることにしました」

「数年間探して、20代の若いバイセクシュアル男性を見つけました。私も夫も、すぐに恋に落ちました」

「5年間一緒に住んでいますが、私たちの子どもや孫とも仲良くしてくれています」

「私たち3人は、誓いの言葉を交わすことを考えました。ほとんど儀式的で、法的には全く意味合いがないものです」

「（こうした体験から）私たち夫婦は、一生のうちに複数のパートナーを持つことは可能だと信じています」

—匿名希望

2. 「もともと近い関係の人とは、絶対にダメ」

ITV

「私はバイセクシュアルの女性です」

「妻が3人関係に興味を持っていました。なぜかその時は、人生にとって新たなスパイスになるかも、もっと親密な関係になれるかもと思い、妻の提案を受け入れました」

「私たちは、私と近い関係にある人を選ぶことにしました。最初は、最高の関係だったのですが、そのうち妻とその人が私から離れて、2人だけで親密な関係を築いていました」

「妻には、その相手と関係を持ち続けたいなら、私も私で別の人を探してつながるから、と伝えました」

「しかし、彼らには体の関係以上のつながりがありました。感情面でも深く繋がり、私が知らない秘密の話も共有していたのです」

「彼女たちは、私を結婚生活から追い出そうとしていました」

「結局、妻は気が変わったみたいで、よりを戻しました。2年半前に起こったことですが、まだ心の傷は癒えていません」

「またオープンな関係を望むでしょうけど、近い人を招き入れることは絶対にないと思います。最悪なことになりますので」

—匿名希望

3. 「関係は終わったけど、いまでは私だけ…」

iHeartRadio

「1人目の彼女とは、オープン・リレーションシップ（交際中であっても、互いの合意の上で他の人と関係を持つこと）に合意の上で、数年間交際してきました」

「そのうち、2人目の彼女ができました。3人ともとても仲の良い関係でした」

「2人目の彼女と付き合い始めてから約1年、私は辛い思いをしていました」

「少しでも元気になってもらおうと、2人の彼女は"共謀"して、3人の性行為を持ちかけ、驚かせてくれました」

「その後、ストレートだと自認していた1人目の彼女が、2人目の彼女に惹かれ、彼女らも個別に関係を持ち始めました」

「3人で付き合い始めて約半年が経った頃、2人目の彼女は、別に気になる人ができたのか、別れました」

「その恋がうまくいかなかったのか、私は2人目の彼女と交際を再開しました。でも、1人目の彼女と2人目の彼女は、復縁しませんでした」

「その後1年以内に、1人目の彼女が私を捨て、2人目の彼女とも2年後に別れました」

「2人の彼女たちはまだ近しい関係にあるそうですが、どちらも私には話しかけてきません」

—匿名希望

4. 「一夫一妻性では学べないことがある」

HBO Max

「私たちはカリフォルニア州南部に、3人の子どもと住んでいる夫婦です」

「あるとき、一夫一婦制でない関係に興味を持ち始めました。もちろん私たちはお互いを愛していて、結婚して16年になります」

「それでも、一夫一婦制とは違う関係性も、人生の成長として必要だと思いました」

「私たちは、遠くからきたカップルと会うことになりました。彼らは、わざわざカリフォルニアに飛んできてくれました」

「何カ月か一緒に行動したあと、カップルの妻は、もう幸せな結婚生活ではないと、私たちの関係に加わりたいと言ってきました」

「私の妻も、バイセクシュアルだと気づいて、ついにトリプルの関係になったのです」

「私たちは素晴らしい時間を過ごし、やがてカップルの妻は、子どもたちと一緒にカリフォルニアに引っ越す計画を立てました」

「近所の人には、たくさんの子どもがいる私たちの家庭の実情なんて、理解できるはずもないでしょう」

「だが残念なことに、しばらくして、彼女の引っ越しを真剣に話し合った結果、私たちはうまくいかないと判断して、3人の関係は終わりました」

「今は、他のカップルと付き合い、以前よりももっと楽しめています」

 「しかし、今でもトリプルの時代を懐かしく、また多くのことを学んだと改めて思います」

「結婚生活には困難なこともありましたが、一夫一婦制でないゆえに、結婚生活や人生観がより豊かなものになりました」

—匿名希望

5. 「互いの欲求とニーズを話しあったほうがいい」

Netflix

「妻とは20年近くの関係になります。その中で2度、複数人での関係を持ったことがあります」

「1度目は、3人目の人がもともと私たち2人と非常に近い関係で、みんなで恋愛をしました」

「2度目は、オープン・リレーションシップのカップルと友達になり、体の関係を持ちました」

「彼らは私たちの近い関係に嫉妬していたみたいで、私たちにストレスをかけて別れさせようとしていました」

「彼らが考える複数人の恋愛関係は、私たちが想像するものとは別物だったみたい。欲求とニーズについて話していなかったのが問題でした」

「そのカップルは、無料のベビーシッターと家事ができる人を探していたみたいです」

「この経験で、もうポリアモリーは止めようと思いました。他の人のベビーシッターをする体力なんてありませんから」

「妻は他の人と自由に関係を持っていますが、私は恋愛感情抜きの性行為しかしていません」

—匿名希望

6. 「一夫一妻性と変わらない。共通の趣味を見つけること」

ABC

「複数の恋愛関係を結ぶトリプルです。だから3人とも、互いに等しい関係で接します」

「1人が中心となって（または1人を介して）3人が関係を持つような状態ではありません」

「ポリアモリーの関係を成功させるただ一つの『コツ』は、モノガミー（一夫一妻制）とたいして変わりません」

「相手を信じること、コミュニケーションをとること、境界線を決めることが大切です」

「恋愛でもなんでもそうですが、共通の興味関心や趣味を持つことがいちばんです」

—匿名希望

コメントは、一部読みやすさのために編集してあります。

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳：髙島海人