中国民主化運動の象徴 劉暁波氏が死去

    末期がんで、海外での治療を希望していた

    ノーベル平和賞を受賞した作家で、中国民主化運動の象徴でもあった劉暁波氏が7月13日、亡くなった。61歳だった。

    AP通信は、死因が多臓器不全だったと伝えている。

    2008年、民主化の必要性を訴え、中国共産党の一党支配を批判した「08憲章」を起草。国家政権転覆扇動の罪で、懲役11年の判決を受けた。

    服役中の2010年、「基本的人権のために、非暴力の戦いを一貫して続けてきた」として、ノーベル平和賞を受賞した。しかし、中国政府は授賞式への出席を許さなかった。

    末期がんと診断された後に仮釈放され、先月からは中国東北部の瀋陽市の病院で治療を続けていた。

    海外へ移送して治療すべきだという批判もあったが、中国政府側は、劉氏の病状が深刻で、国外への移送に耐えられない、と主張していた。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。