これは何かって?隙間にハマった太ったヒキガエルのカワイイお尻だよ

    無事救出され、飛び跳ねて去っていったとさ。

    これは、イギリス東部の街・ノリッチであった話。ある日、自宅のデッキを歩いていた住人が、奇妙な光景に出くわした。隙間にハマって動けなくなったヒキガエルだ。

    ヒキガエルを発見した住人は、動物福祉を推進する英国動物虐待防止協会 (RSPCA) に電話。連絡を受けて現場に到着したジェイソン・フィンチ検査官は、ぴくぴく動く小さな脚を目にした。

    「この子を、できるだけ早く出してやらないといけないと思いました。きっと大変な思いをしていたはずですから」とフィンチはRSPCAの声明の中で述べた

    フィンチは「児童文学『たのしい川べ』に登場するヒキガエル同様、このヒキガエルも、ちょっとしたトラブルにハマってしまったようです」と何とも可愛らしい感想をつぶやいた。

    フィンチは当初、ヒキガエルの体を手で動かして出そうと試みた。しかし「非常に繊細で柔らかい体」を傷つけてしまうのではないか、と心配になった。しばらくして、ヒキガエルは自ら体をデッキから抜き出すことに成功。デッキの下に落下した。

    フィンチは住人からデッキの木を切る許可を得て、何とかヒキガエルを安全な場所にまで引き上げることができた。

    「私が今まで見てきた中で、彼は一番大きく、最もデブなヒキガエルでした!」とフィンチ。「美味そうな虫を追いかけて豪快なジャンプをし、隙間に頭を突っ込もうとしたとしか思えません」

    助かったヒキガエルは、庭の池の近くに放され、ヒキガエルとしてのいつも生活に戻るべく、ぴょんぴょんと飛び跳ねて去っていった。

    「家主の方には、ご連絡いただき、またヒキガエルを救出するために必要な措置を取らせていただき、大変感謝しています」とフィンチ。「野生動物を助けるために、いつでも全力を尽くせるというのは、本当に心温まることなのです」

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