平成生まれはびっくり? 1950年の保健の教科書に載っていた“性”の話

「自分の生まれたときのようすを、父や母にうかがってみよう」

なにが書かれていたのか。見ていきたい。

1.妊娠までの流れ

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種族をのこす方法は、植物と動物 動物と人間ではどうちがうか」の節で語られている。

「子ぼうに花粉がくっついて植物のできるように、卵子と精子とが一しょになると、これからしだいに細胞の数がふえ、やがて成長して親と同じものになり、親の生命をひきついでゆく」

このように、植物の受粉に絡めて説明している。「卵子と精子とが結びつけば、約10ヶ月間母のたい内で成長をつづけたのち生まれる」としており、妊娠までの詳しい流れの説明はない。そしてこう投げかける。

「母親が子供を生むことがどんなにたいへんで、どんなに喜ばしいことか、自分の生まれたときのようすを、父や母にうかがってみよう」

2.近親相姦はダメ

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遺伝学はどのようなこうけんをしたか」の節を読むと、近親の結婚を避けなければならない、として、こう解説している。

「からだにかくれている性質は、血すじのこい者どうしが結婚した場合、その子供に現れやすい。だからかくれている性質がよいものならば、このような結婚もよいが、もし、わるいものであった場合は、さけなければならない」

3.双子の語られ方

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なぜふた子が生まれるか」の節では、双子が当時は珍しかったのか、こう語られている。

「学校で、よく双子の生徒を見うけるが、ふた子がりっぱな人間になって、社会のためにつくしたという実例は、むかしもいまもたくさんある」

父兄へのメッセージ「子供たちと研究を」

この教科書の冒頭、「父兄のために」として、子どもたちを健康にするためには家庭での習慣が大事だとするメッセージがある。

「よい習慣は、ほとんど家庭でつくられ、また家庭でこわされるといっても過言ではありません。それゆえ、夕食後の少しのひまをみては、この教科書を子供たちとともに読み、ともに研究していただきたいと思います」

人生に関わる性の話。あなたは、学校でどう学びましたか?1950年から医学は発達し、今では多くの情報が入るようになりました。近年の教科書を手にとって、もう一度、性について考えてみるのもいいかもしれません。

BuzzFeedでは、4月17日から23日までの1週間を「性教育週間」(Sex Education Week)として、性にまつわる様々な記事を配信します。誰にとっても他人事ではないけれど、どこか話しづらい「性」。私たちの記事が対話のきっかけになることを願っています。

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バズフィード・ジャパン ニュース記者

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