齋藤編集長はBuzzFeed Newsの取材に「完売は、やはりうれしいです。出版社の完売というのは、発行部数の90%くらい売れることを指します。なので、現在でも売っているお店はあります。ほしい方は、探せばまだあります!高値で買ったりしないでくださいね」と笑う。
そんな同誌の第2号が、4月27日頃に発売されることになった。
第2号にもマンガが掲載される。トランプ大統領の次は、黒船来航でおなじみ「ペリー」。作者は前回と同じ藤波俊彦氏だ。
『小学8年生』はどこに向かうのか。やりたいことはたくさんある、という齋藤編集長に展望を聞いた。
——第1号で特に反響があった企画は?
学校特集はやはり反響がありました。「備品の値段がこんなに高いんだ!」「校長先生って、なるのが大変なんだな」などなど。
しかし、一番は「まんがで読む人物伝 ドナルド・トランプ」ですかね。ぶっとんだ内容と絵柄で、子どもだけでなく、大人にも人気がありました。
アンケートはがきには「子供がニュースに反応するようになった」などの意見も寄せられています。やはり、“ぶっ飛び系マンガ”で興味を持ってもらうことも大事かなと、改めて認識しました。
——ペリーのマンガも“ぶっ飛び系”のようですが、小学8年生といえばこの路線、という戦略なのでしょうか。
戦略というと、そうなのかもしれませんが……(笑)。
正直にお話をすれば「トランプで人気があったから、やはり、藤波先生は外せないでしょ。何を描いてもらおうか?」というところからのスタートです。
先生ともお話しして、お忙しい中で引き受けてくださいました。
今回の「ペリー来航」も、ほかの歴史漫画とは違って「ペリー側の目線」から描かれているので面白いと思いますよ。
かたい部分と柔らかい部分をおりまぜて、楽しく読んでもらえるようにしていくというのが戦略ですね。