過去に購読していた人も多いであろう学習雑誌『小学二年生』が、2016年12月26日発売の2・3月合併号をもって休刊。1925年の創刊以来、91年間の歴史に幕を閉じました。
その代わりに、なんだかすごそうな名前の雑誌が2月15日に発売されます。
その名も『小学8年生』。
小学二年生の「2017年3月号増刊」という形ですが、「小学生なら何年生でも大かんげい」とうたう、小学校全学年に対応した雑誌のようです。
8年生ってどういうこと!?
『小学8年生』という謎の誌名がTwitterで話題となり、「なぜ8年生なの?」と疑問の声があがっています。
BuzzFeed Newsは、発行元の小学館、『小学8年生』の齋藤慎編集長に聞きました。
——『小学8年生』という誌名ですが、なぜ「8年生」なのでしょうか?
「学年別学習雑誌」を継いでいる、という意味を含めて、小学◯年生という名前を残したいと思い、この名前にたどり着きました。
デジタル数字の「8」は、0〜9のどの数字にも変身します。
デジタル数字を使いながらアナログな感じになりますが、自分の学年の数字をそこに塗って、楽しんでいただこうと思っています。
——2016年7月にも『小学8年生』が発売されていました。今回はその2号目?
私たちの業界では「0号」という言い方をするのですが、トライアルとして出したものでした。それが好評だったため、今回の1号を出すことになりました。
——2016年10月のプレスリリースで、「『小学一年生』を卒業した小学二年生〜四年生をメインターゲットとした、まったく新しい学習増刊シリーズを来春に立ち上げ」と説明されていました。『小学8年生』はその内の1つになるのでしょうか?
はい。そう考えていただければと思います。
——小学校全学年に対応した雑誌ということですが、すでに1年生向けの『小学一年生』もあります。
勝手ながら、この「8」は、「1」と「0」には変身しないことにしております(笑)。1年生は引き続き『小学一年生』をお楽しみください。
——2月以降も継続して発売する予定はありますか?
あります。2号目を5月、3号目を7月に発売する予定です。現状ではこの3冊が決まっています。
BuzzFeed Newsの取材中、齋藤編集長は、「『小学8年生』を発表したのは昨年ですが、なぜこのタイミングで話題になっているのか」と不思議そうに笑っていました。
2月15日発売の『小学8年生』には、「科学や身のまわりのこと」を写真でわかりやすく伝える記事などを掲載。付録は、自分好みの形と色が粘土で作れる「手作りチョーク」と「黒板ノート」だそうです。