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常連さんが今日で定年退職。キオスク店員さんの心遣いに泣けてくる

勤続42年…定年退職を迎えたその日の帰り道、キオスクで働く青年にさとされたのは終わりではなくスタートだっていうこと。

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「定年退職」というマンガが話題になっています。

この漫画を投稿したツイートには13万件以上のいいねが集まり「心にグッときた!」「勇気もらいました」など、多くのコメントが寄せられました。

マンガ制作の背景について、作者のまるいがんもさんにお話を伺いました。

――作品について多くの感想がありましたが、どのように感じていますか?

本当にありがたいことです。そしてコメントもたくさんいただきましてとても嬉しかったです。ありがたさしかないです。

――このテーマで漫画を描こうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

特にはっきりとしたきっかけはないんです。お風呂に入っている時に何かしら漫画のネタをぼんやり考えたりするんですが、そのときにサラリーマンの話、定年後の話とか色々浮かんで定年退職って別にゴールなわけじゃないんだよな……ってところから自然にこの漫画の話ができた感じです。

――この物語は、まるいさんの実体験から着想を得たものなんでしょうか。

まったく実体験ではないんです。

ただ、たまに見聞きしていた話で、現役時代はバリバリやってた人が定年後に何もすることがなくなってしまったなんて話がどこかで引っかかっていて、そういうものなのかな…?なんてのはよく思っていました。

僕はまだ全然その歳になってないので分からないのですが……

――定年退職を迎えた男性が、若い世代の青年に背中を押される描写。ここにはどのような想いが込められていますか。

最初はこの青年はかなり振り切ったビジュアル(モヒカンなど)にしようかと思っていました。単純にギャップがある方がいいと思ったので。

でも冷静に考えるとそこまでのビジュアルの人ってキオスクにはいないよなと思ってわりと普通の青年になりました。

あんまり何を考えているか分からない青年ですが、見る人は静かにでも見てくれている、そして本人では思っていなかった視点から見ると物事の捉え方が変わるということを表したかったんです。

――最後のシーンで、主人公が階段をのぼっていくのが印象的でした。最後をこのシーンで締めくくったのにはどのような意図があったのでしょうか。

僕自身ホームから改札階に上がる時にその時の気持ちで階段を使うかエスカレーターに乗るか迷う時があります。

気持ちが元気な時って階段を選ぶんですが、このマンガもキオスクのお兄さんのおかげで元気とかやる気が湧いてきて乗ってるだけで運んでくれるエスカレーターではなく、自分の足で階段を登っていくという気持ちを表したかったんです。

――この主人公のように「なにかを終えて、新しいスタートを切る」という方々へメッセージをお願いします

じゃあ、キオスクの青年のセリフで……

「終わりじゃないっすよ、スタートじゃないすか。これからなんでもできるんすよ。だから精をつけないと」

まるいがんもさんのTwitterには、今回の漫画がアップされています。気になった方はチェックしてみてくださいね!

また、「まんが あなたもできる! 公民連携のまちづくり」ではまるいさんがイラストを担当しています。

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