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ヘイトコメントも問題視されるヤフコメ、拡散が可能に。その理由とは?

Yahoo!ニュースのコメントをSNSにシェアできる機能をリリース。Twitterではなぜ記事をシェアするボタンではなく、コメントをシェアするボタンをリリースしたのかといった疑問の声も上がっている。

Yahoo!ニュースに配信された記事に投稿されたコメント、通称ヤフコメをSNSにシェアできる機能が12月11日、リリースされた。

【お知らせ📢】 Yahoo!ニュースのコメント欄において、投稿されたコメントをSNSにシェアできる機能をリリースしました。詳しくはこちら。 https://t.co/8e2STRJjk3

この機能の背景にはどのような意図があるのか。

BuzzFeed Newsの取材に対しYahoo! JAPANの広報担当者は、新機能をリリースした背景をこう説明した。

「コメント欄により、他の人の意見や感想に触れることで、より深く、多角的にニュースを理解するきっかけを提供したいと考えています。そのため、今回のシェア機能も、そのきっかけを増やすことを目的として提供を開始しました」

今回のリリースを受け、Twitte上ではコメントのシェアボタンではなく記事のシェアボタンを作ってほしいと言う声も上がった。

記事そのものよりも、コメントをシェアする機能をリリースしたのはなぜか。

「以前は記事自体のシェア機能がありましたが、URLのコピーや下部のアクションアイコンからのコピーなど一般的な手段が提供されているため、無くすことになりました」

記事との関連性の低いコメントへの対応も。

時事通信

同社はこの日、2020年1月下旬にコメント欄の並び順の呼称を「共感順」から「おすすめ順」に変更することもあわせて発表した。

呼称だけではなく、記事との関連性の低いコメントへの対策として、スパコンを用いた仕組みも導入する。

同社の発表によると、「多様な意見や考え、感想を含む良質なコメントを機械学習によって優先的に表示する仕組み」として、改善を重ねていくという。

新しい「おすすめ順」の仕組みでは、どのような基準からより優先的に表示すべきコメントの重みを付けていくのだろうか。

この点について、担当者は「これからも最先端の自然言語処理などの技術を活用した対応を行っていきたい」と回答するに止めた。

「ヘイトコメント」など過激な意見が拡散されることへの見解は?

Yuto Chiba / BuzzFeed

ヤフコメをめぐっては、韓国や中国に関する記事につく「ヘイトコメント」などがかねてから問題視されている。

同社はこれまでも機械学習による解析・検知による対策を導入。

さらにコメント欄を24時間365日パトロールし、利用規約やコメントポリシーに違反する投稿を削除する専門部隊の設置など、「コメント欄の健全化」に向けた対応を進めてきたという。

また、2019年3月にはコメント欄の新ポリシーを公開。

特定の個人に対する人権侵害、誹謗・中傷に該当しうるコメントや特定の民族や国に対する差別やヘイトスピーチにあたるコメントなどが「明示的」に禁止された。

担当者はこう強調する。

「過去の具体的な対策として、コメント投稿時に警告を表示したりマルチポスト対策を強化するなど様々な対策を行っており、コメント欄が安心安全にご利用いただけるように日々改善を重ねています」

一方、コメントを拡散できるようになる新機能が「ヘイトなど過激な意見を拡散することにつながる」という懸念に対しても見解を尋ねたが、回答は得られなかった。