被災しても情報だけは絶やさない。東北の新聞社がデジタル新聞を無料公開した理由

    東日本大震災が発生した際にも情報を届けることにこだわった河北新報社。今回の台風被害を受け、デジタル紙面を被害が収まるまで無料公開することを決めた。

    台風19号で大きな被害を受けた東北地方。

    大規模な浸水被害を受けた宮城県丸森町では、被害の全容把握もままならない状態だ。収束のめどは立っていない。

    仙台市に本社を置き、宮城県をはじめ東北6県で販売されている河北新報は期限を決めず、被害が収まるまで今後もデジタル紙面を無料公開することを決めた。

    同社がデジタル版の配信を開始したのは2014年3月。こういった形でデジタル紙面を数日連続で無料公開するのはこれが初めてだ。

    当初は1日だけの予定だったが……