都心から約1200キロ南に浮かぶ小笠原諸島の硫黄島。その沖合に10月下旬に誕生した新島の活発な火山活動の様子を、海上保安庁の無人航空機「シーガーディアン」が撮影しました。
同庁が27日にX(旧Twitter)の公式アカウントに動画を投稿。噴火で新しい島が生まれる姿が「美しさと偉大さを感じました!」などと話題になっています。
最初は白い噴煙が少し上がっている程度でしたが…
突如として大噴火
もうもうと噴煙がたちのぼりました
この動画は11月23日に撮影されました。海上保安庁の発表によると、これは硫黄島南岸の翁浜(おきなはま)約1キロ沖に誕生した新島。南北約450メートル、東西約 200メートルの大きさにまで成長しました。
新島の南端中央付近の火砕丘で、噴石や噴煙を出しているのが確認され、新島の周辺で変色水も見つかったそうです。
同庁では付近を航行する船舶に注意を呼びかけています。
この動画投稿に対して「もっともっと大きくなぁーれ」と新島誕生を喜ぶ声のほか、「これが映画じゃなくて現実に起きてるのがすげー!」などと映像に驚く声が出ていました。
その一方で「領土が増えるとか、みんなわりと嬉しげに反応してるけど、硫黄島の自衛隊の皆さん、避難しなくて大丈夫なんだろか。 心配」など、噴火の被害を心配する声もありました。
火山活動を経て、島が誕生する様子には地球の神秘を感じますね。被害が少ないことを祈りつつ、今後どうなるか注目していきたいですね。