「私たち日本人にとって非常に重要かつ特別な意味を持つ」映画『オッペンハイマー』日本公開に踏み切った配給会社が声明

    日本での公開が慎重視されていましたが、2024年に公開されると発表されました。

    映画配給会社ビターズ・エンドは12月7日、Facebook公式アカウントを更新。2024年、「原爆の父」を描く映画『オッペンハイマー』を日本で公開すると告知しました。

    『オッペンハイマー』は第二次大戦中に原爆開発を主導したアメリカの物理学者、ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた作品です。アメリカでは7月に公開されて大ヒット。世界各地でも上映されていましたが、日本では未公開でした。

    『TENET』『インターステラー』『ダークナイト』などを手掛けたクリストファー・ノーラン監督の最新作ということもあり注目が集まっていましたが、広島・長崎に投下された原爆によって大きな被害を受けた日本では映画の公開に否定的な意見も多くありました。

    ビターズ・エンドはプレスリリースの中で、「本作が扱う題材が、私たち日本人にとって非常に重要かつ特別な意味を持つものであるため、さまざまな議論と検討の末、日本公開を決定いたしました」とコメント。

    「日本公開の際には観客の皆様ご自身の目で本作を御覧くださいますと幸いです」と綴っています。

    同作は2024年に公開予定です。

    ビターズ・エンドのコメント全文

    弊社ビターズ・エンドは、クリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』を2024年、日本公開いたします。

    本作が扱う題材が、私たち日本人にとって非常に重要かつ特別な意味を持つものであるため、さまざまな議論と検討の末、日本公開を決定いたしました。

    作品を観た上で、クリストファー・ノーラン監督の手による、伝統的な作劇手法を超越した唯一無二の映画体験には、大スクリーンでの鑑賞が相応しいと考えております。

    日本公開の際には観客の皆様ご自身の目で本作を御覧いただけますと幸いです。  

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